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セレブの見栄の張り合いがおかしな方向へ加速した第86回アカデミー賞

2014-03-04 | 映画+
今年も斜め目線での感想。

WOWOWの中継では、レッドカーペット・レポートでセレブとの親和性から俺的に大好評だった冨永愛の姿が消え、へちゃむくれのおっさんが居残り3年目(4年目?)。
だいぶレポートも上手くなって来たけど、相変わらずセレブと対等に話せてないのと、話せてますアピールの煩さ。
折角和服で目立てるはずの竹本美織がスルーされて役に立ってなかったのも気になった。
なんで毎年WOWOWはここにお金かけないのか?


直前のソチ五輪の開会式に続いてサムスンのスマホのロゴが意図的なカメラアングルで映って、必死なPRがうざい。
ショー自体は昨年にも増して面白く戻ってきているのにね。
ソチ五輪の時と同じく、違う会社のスマホが映る度にしてやったりと思ってしまったり。
でもスポンサーがお金ばらまいてくれない時のアカデミー賞はショーに力が入ってなくて華やかさが無いので、お金出してくれる会社の悪口は言えないか。

ついったーの演出でサプライズ集合写真はちょい感動。
笑顔の達人セレブ達の集合写真がオーラ半端ない。
メリル・ストリープが「私ついーとするの初めて」って言ってたけど、ついーとしたのは司会のエレン・デジェネレスだけどなんて突っ込みながら、結局スマホ前面な演出の恩恵受けまくった今回を楽しんでしまった。
このブログって、一応映画だけでなくケータイもテーマに入ってるので、この辺にもっと焦点を絞った記事書いても良かったかも。
(ケータイ全般からiPhone中心の記事になって最近更新すらしてないけど)


日曜にiTunesでリリースされた新譜買ったばっかのファレル・ウィリアムスの先行シングルで映画の主題歌だった「HAPPY」が最高にHOTで楽しい曲なのに乗っかった演出で、セレブも踊り出すサプライズの構成でアガりまくり。
そしてカレン・Oのしっとりした曲を挟んで、贅沢にもU2のライブ!
今年すげー!と思ってたらトリビュートのショーでは雄々しいP!NKが「Over The Rainbow」を雄々しくしっとり歌い上げて楽しませ、そして追悼の場面ではベッド・ミドラーが「Wind Beneath My Wings」を聴かせて今年は歌が久々最高に良いわぁと思った後が大トリの『アナと雪の女王』の歌曲。
大絶賛の映画に期待が膨らむイディナ・メンデルは、熱唱前も熱唱中もぶっさいくで声もキンキン声で笑かしてくれた。
スタンディングオベーション浴びてたけど、みんな本心からなんやろか?
あの顔を思い出すと、映画自体がちょっと楽しめなくなりそうな予感。


今年のアカデミー賞は、オープニングで司会のエレン・デジェネレスがチラッと言ったように、大作揃いで票が割れる中、レイシストのレッテルを避けたであろう票が結局アカデミー会員好みの映画に集まってしまった。
『ゼログラビティ』は技術票で救われたものの、『アメリカン・ハッスル』と『ウルフ・オブ・ウォールストリート』はとても残念な結果に。
票の入り方と客席を映す演出に乗っかる様子を総じて、今回はハリウッドセレブの「私は庶民の味方」「私は気さくでナイスガイ」って感じを前面に出そうとする見栄の張り合戦みたいなショーだった気がする。
そんな中で、主演男優のプレゼンターをやってたジェニファー・ローレンスが(恐らくはステージでこけないか笑われていたのか)客席に向かって本気でイラッとしてたのが面白かった。


そうそう、作品賞の監督さんが勢い余ってブラピと口同士でぶちゅっとやってたように見えたけど、この監督舞台に上る前にも他の人とやってたり、口を避けられたりしてたから事故じゃないっぽい。


※トップ画像は建築予定のハリウッド博物館。
なんじゃこのセンスの欠片も感じないデザインは。

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