そーれりぽーと

映画、旅行、植物など気の向くまま

新作映画の満足度は最高★5つで表示

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

2008-05-19 | 劇場映画れびゅー
5.17「奇跡」が起きる!
たったひとりで世界を変えた、本当にウソみたいな話。
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』を観てきました。
★★★

またまた、的のハズれたコピーにムカムカしながらエンドロールを観ていた。
考えた人、頭おかしいんちゃうか。

ジュリア・ロバーツのメイクシーンは、ずっと眺めてたい気分でした。

ネタバレ
アフガニスタンの民を旧ソ連から守りたい。
そう思って始めた小さな極秘政策が、やがて国家全体を巻き込む規模にまで発展して“プロジェクト”としては大成功を収める。
結果として、冷戦の終結にも寄与した。
この部分だけを取って観れば、コピーの通りだろう。

でも、描きたかった本質的なところは、エンドロールの前に語られる「しくじった」という点。

ソ連の脅威から守る事は出来たけど、戦後に残されたものは…。
荒廃しきった国土は放置され、貧困の中、彼らに残された財産は与えられた武器や戦う為の知恵。
無政府地帯には過激派たちが流入し、平和が訪れるどころか、後に内戦が勃発。
ターリバーンの台頭に、北部同盟、アルカーイダ、そして9.11の後は切欠を作った合衆国自身による侵攻…。

「しくじった」
この言葉にどれだけの思いが込められているのか。
戦う術を知らなかった人々にそれを与えたのは、この国を変えてしまったのは…。

例のコピーを考えた人は、表彰されるチャーリー・ウィルソンの表情から何も汲み取れなかったの?



ユナイテッド93

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

このアイテムの詳細を見る

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 光州5・18 | トップ | ナルニア国物語 第二章:カス... »