
こういうオドロオドロしいグリム童話の原作的な空気というか、ティム・バートン的に穢れ無き美しさとは対極にあるような事を強調してコントラストを楽しむ映画は好きな部類なので、早速期待していた「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」を観てきました。
なにかと「ハリー・ポッター」シリーズと比較されていますが、原作の日本語版が出る頃には映画化の話が進んでいたので、こちらは読んでおらず原作との違いや今後の展開は知りません。
★★★
セットや小道具、衣装が素晴らしく良かった。
19世紀後半から20世紀初頭にかけてのような服装と建築物、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「スリーピー・ホロウ」「ロスト・チルドレン」をミックスした風で、とてもダークなおとぎ話の雰囲気をかもし出しています。主人公達の境遇は「ジャイアント・ピーチ」を彷彿とさせます。
実際の時代設定は登場する物や会話から“現代”が舞台である事は間違いありませんが、暗黒パラレルワールドといった趣向かな?
俳優陣も面白く、英国人俳優しか出演が許されていない「ハリー・ポッター」に出たかったであろうハリウッド俳優達がこぞって出ているように感じました。エンドロールでわかる某氏は英国人なのでそのうち「ハリー・ポッター」シリーズにも出演しそうですが、別の某ノークレジット大物俳優は本作の続編で活躍するのだろうか?
ティモシー・スポールが「ハリー・ポッター」と被って出ている点は注目です。
悪役ジム・キャリーは久しぶりに七変化演技を披露していて、彼らしさが多少鼻に付くところはあるけれどとても面白かった。「マスク2」に出なかったのはこっちと演技が被るからだったのかもと勝手に納得。
初期の三作をまとめているのに「ハリー・ポッターと賢者の石」の映画版のように原作の内容を詰め込む為にショートストーリーの寄せ集め的になってしまったような違和感は一切無く、映画化としてはこちらの方がすんなり楽しめました。脚本の勝利でしょうか。
ストーリー的には幼い姉弟妹がそれぞれの能力を出し合ってハラハラドキドキの困難に立ち向かう様が面白いんですが、根底に「絶対幸せにはなれない」というルールが有るのでどうも応援しがいが無く消化不良感が残る。でもそれが味なので悪夢的な空気が楽しかったのですが。
エンドロールのアニメも凝っていて良かった。
ちょいバレ
サニー(赤ちゃん)役はハリウッドの恒例通り双子ちゃんなんですね、エンドロールを観て気付きました。苗字がホフマンとなっていますが、ひょっとしてダスティン・ホフマン(某ノークレジット大物俳優)の孫なのかな?ちなみに公式サイトにも二人の名前が出ています。
公式サイトといえば、ジュード・ロウ(某氏)は公式サイトで思いっきり配役バラされています…見ていなくて良かった。
追記:(2005-05-09)
2回目を観て来ました。
字幕やエンドロールの文字を余り気にせずに楽しむ事が出来たので、1回目よりも面白かった。
2回目は★×4個です。
セット、小道具、衣装について前回書きましたが、じっくり見れば見るほど細部にまでこだわった映像作りに隙が無く芸術的。
音楽もよく聞くと面白い。こういう映画の音楽は最近ダニー・エルフマンか、彼の作風に似せた音楽が定番化して飽きていたので、全く違うトマス・ニューマンのアップテンポなファンタジー音楽は新鮮です。もうダニー・エルフマンはティム・バートンだけにして欲しいですね。
噂のジュード・ロウですが、やっぱりあの影は本人でした。手のアップは…別人か特殊メイクか、ゴツゴツして毛むくじゃらでしたよ(笑)
エンドロールのペラペラアニメは2度目でも見入ってしまいました。
なにかと「ハリー・ポッター」シリーズと比較されていますが、原作の日本語版が出る頃には映画化の話が進んでいたので、こちらは読んでおらず原作との違いや今後の展開は知りません。
★★★
セットや小道具、衣装が素晴らしく良かった。
19世紀後半から20世紀初頭にかけてのような服装と建築物、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「スリーピー・ホロウ」「ロスト・チルドレン」をミックスした風で、とてもダークなおとぎ話の雰囲気をかもし出しています。主人公達の境遇は「ジャイアント・ピーチ」を彷彿とさせます。
実際の時代設定は登場する物や会話から“現代”が舞台である事は間違いありませんが、暗黒パラレルワールドといった趣向かな?
俳優陣も面白く、英国人俳優しか出演が許されていない「ハリー・ポッター」に出たかったであろうハリウッド俳優達がこぞって出ているように感じました。エンドロールでわかる某氏は英国人なのでそのうち「ハリー・ポッター」シリーズにも出演しそうですが、別の某ノークレジット大物俳優は本作の続編で活躍するのだろうか?
ティモシー・スポールが「ハリー・ポッター」と被って出ている点は注目です。
悪役ジム・キャリーは久しぶりに七変化演技を披露していて、彼らしさが多少鼻に付くところはあるけれどとても面白かった。「マスク2」に出なかったのはこっちと演技が被るからだったのかもと勝手に納得。
初期の三作をまとめているのに「ハリー・ポッターと賢者の石」の映画版のように原作の内容を詰め込む為にショートストーリーの寄せ集め的になってしまったような違和感は一切無く、映画化としてはこちらの方がすんなり楽しめました。脚本の勝利でしょうか。
ストーリー的には幼い姉弟妹がそれぞれの能力を出し合ってハラハラドキドキの困難に立ち向かう様が面白いんですが、根底に「絶対幸せにはなれない」というルールが有るのでどうも応援しがいが無く消化不良感が残る。でもそれが味なので悪夢的な空気が楽しかったのですが。
エンドロールのアニメも凝っていて良かった。
ちょいバレ
サニー(赤ちゃん)役はハリウッドの恒例通り双子ちゃんなんですね、エンドロールを観て気付きました。苗字がホフマンとなっていますが、ひょっとしてダスティン・ホフマン(某ノークレジット大物俳優)の孫なのかな?ちなみに公式サイトにも二人の名前が出ています。
公式サイトといえば、ジュード・ロウ(某氏)は公式サイトで思いっきり配役バラされています…見ていなくて良かった。
![]() | ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディションブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントこのアイテムの詳細を見る |
![]() | スリーピー・ホロウ<DTS EDITION>ポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |
![]() | ロスト・チルドレンジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
![]() | ジャイアント・ピーチブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントこのアイテムの詳細を見る |
![]() | 世にも不幸なできごと (1)(2)(3) 3巻 箱入りセット草思社このアイテムの詳細を見る |
追記:(2005-05-09)
2回目を観て来ました。
字幕やエンドロールの文字を余り気にせずに楽しむ事が出来たので、1回目よりも面白かった。
2回目は★×4個です。
セット、小道具、衣装について前回書きましたが、じっくり見れば見るほど細部にまでこだわった映像作りに隙が無く芸術的。
音楽もよく聞くと面白い。こういう映画の音楽は最近ダニー・エルフマンか、彼の作風に似せた音楽が定番化して飽きていたので、全く違うトマス・ニューマンのアップテンポなファンタジー音楽は新鮮です。もうダニー・エルフマンはティム・バートンだけにして欲しいですね。
噂のジュード・ロウですが、やっぱりあの影は本人でした。手のアップは…別人か特殊メイクか、ゴツゴツして毛むくじゃらでしたよ(笑)
エンドロールのペラペラアニメは2度目でも見入ってしまいました。
でも、もともと私のは「感想」だからなぁ。私自身のキャパを考えると解説なんて修行を積んでもムリです(笑)
毎回楽しみにしていますので、今後もよろしくお願いしますm(__)m
子どもたちの「NO!」を、ちゃんと聞かない大人たちにいらいらしました。結局最後も「陪審員を買収」しちゃったり、どう考えてもおかしいシチュエーションでも大人同士の話なら「見直しました」になっちゃったり、子どもたちには、大人の絡むことは、そもそも「不幸な物語」なのかもしれないな~。
嬉しい言葉ありがとうございます。
解説なんて大げさなつもりは(笑)
後で読んだ時にどんな映画だったか思い出せるようにメモしているつもりなので、知ってる情報とか持ってるDVDから知ったかぶりを独善的に書いてるだけですよ
文章力無いのを時間で補っているので、昨日朝、友人とUSJに行く約束をしていたんですが、この記事を書いていて3時間しか眠れず1時間寝坊しました(*´д`*)
こちらこそ、今後ともよろしくお願いしますね!
>あかん隊さん
ひょっとするとすれ違いでお互いTBしたのかもしれませんね
ジュードは一瞬だけ顔に光が当たる場面が有ったので今度また劇場でチェックしてきます!前売り買っていたのを忘れて当日券買ってロードショー見ちゃったので
(⊃д⊂)
>子どもたちの「NO!」を、ちゃんと聞かない大人たち
私はどっちかというと、もっとハッキリNOを主張せいと子供達にイライラしていた酷い大人です(笑)
そ、ジュード・ロウはナレのみ、ってありますが、なんだか
一瞬凄くね、やっぱちょいと現場に君きたのかい、って
思うシーン、僅かにあったですよね。
勘違いだろうな、と思っていたのですが、どーも不可思議。
数秒でも、出たんなら、クレジットあるでしょうが・・・。
わからないので頼みます!
手はね、絶対あんなブサイクな手じゃないデスね(苦笑)
明日あたり2回目観てジュード中心にチェックしてみます(笑)
報告しますねー
有難うございます。そうでしょう!絶対に全部とはいわないまでも、あの一回、あ、どこだっけ?これは本人だもん~と思うたですよ。
手は違う!です。わざとああした指の手を使ってますね。
でも本人、チラッと出ていると思える節が・・・。
代表!有難うございます。
も、仰る通りで、わたいたちは参りましょう!
そうしましょう。ぐははっはは~とちょっと興奮。
絶対あれはジュード・ロウ本人!ということで、
今後DVD特典で何が明かされようとかたくなに言い続けます
ロンチャニーの写真を持たせるようなちょっとしたくすぐりも楽しかったです。
ですね!
早くDVDでも細かいところをチェックしたいです