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神童

2007-04-23 | 劇場映画れびゅー
『のだめカンタービレ』『ピアノの森』など、近頃やたらとピアノの上手い主人公が出てくる漫画が話題になってクラッシックが流行り、映画やドラマにもなって広がりをみせているのは誰もが知るところ。
そんな漫画の先駆けとも言われている漫画『神童』(未読)が、おいしい俳優松山ケンイチの主演(?)で映画化されたので早速観てきました。
★★★★

おいしい。
やっぱり松山ケンイチはおいしい俳優だった。
先日から始まったテレビドラマ『セクシーボイスアンドロボ』の1回目ではキャラクターが固まってなくてどうなるかと思ったけど、2回目ではスッポリと役にハマっていた彼。
この映画ではピアノを愛する微妙にズレた凡人キャラクターを“軽く”熱演していた。

弾けなかったはずのピアノも、手元の撮影が有るからという事で相当練習したらしく(だいぶ吹き替えの音とズレてたけど、半端な練習じゃゼロからあそこまでできるようにはならんと幼少の頃の挫折経験者は語る)平行しての役作りは大変だったんじゃないかなぁ。
『のだめカンタービレ』でテキトーに指揮棒振ってた偽千秋君にも見習って欲しい(それを差し引いても『のだめ…』は最高に面白いドラマだったからDVDボックス予約しちゃったけどw)

ピアノのハードルがそもそも高すぎるんよね、この映画。
現役の本当のピアニスト三浦友理枝の演奏が途中に有って、彼女の全身込みで手元がバリバリに映しだされていたし。
神童“うた”役の成海璃子(14歳)については、彼女自身小さい頃にピアノの経験が有ったらしいけど、演奏会で弾いている場面の吹き替えは本物の神童和久井冬麦(12歳)だったりするし、監督ハードル上げ過ぎ、役者いじめすぎw

って12歳(驚)
吹き替えとは言え、劇場の大音量で本物の神童の演奏を聞いたら自然と肩に力が入ってて、ゾクゾクきましたよ。

そんなこんなで松山ケンイチ凄いばっかり書いてきましたが、実は成海璃子の方が上を行ってた。
14歳の子役とも女優ともはっきり分けにくい年頃の子が、芸暦10年も有ればあんな憂いた表情できるの?
特に図書館でのシークエンスではドキッとしましたよ、30代前半のお兄さんが、マジで(おじさんじゃありませんから、さりげなく年バレ)。
日本にも居たのか、こんな女の子役。

どうでも良い話ですが、エンドロールでピアニスターHIROSHIという怪しい名前が気になって気になって、帰ってググってみたら不思議な人が出てきてびっくりしましたw

全然ストーリーに触れてませんが、大体ご想像通りです。
ただ、女子中学生に向かって簡単に手を上げたワオはどうかと…。



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2 コメント

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うわー! (あかん隊)
2007-04-24 01:52:53
うっかりしました! もう公開なんでした。(泣)
この週末、なんかあったはず…と。
月刊「シナリオ」で台本は読んでしまったけど、読んだら読んだで、ますます観たくなっている映画です。
ケンイチくんも出ているし、成海ちゃんも筆頭株主…じゃなくて、とっても期待している人だし。時間、つくらなくちゃ! ちなみに、テレビドラマの方は、2回目も見逃しデス。(号泣) 携帯のアラーム、鳴らそうかな…。(苦肉)
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松ケンフィーバー (そーれ)
2007-04-26 14:10:13
>あかん隊さん
今年は去年にも増して松山ケンイチがたくさん観れますね。
シナリオ本も未読ですが、原作漫画も面白そうなのでチェックしてみたいです。
『セクシーボイスアンドロボ』、どんどんキャラクターに馴染んで面白くなっていってますよ。
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