そーれりぽーと

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L.A. ギャング ストーリー

2013-05-04 | 劇場映画れびゅー
ギャングを制するにルールは要らない。
L.A. ギャング ストーリー』を観てきました。
★★★

これほどのLAの黒歴史も、ミッキー・コーエンの名前すらも全く聞いたことも無かった。
観終わってからwikiでチラッと調べてみて、この映画の話自体が米国人なら誰でも知ってるようなまるっきり実話なのかと言うとそうでも無さそうな事は分かったけど、それにしても恐ろしい時代も有ったもんだ。

こんな時代を経た後LAは栄えている訳で、本当に全て浄化されたのかどうか。
今のアメリカの後ろにはこの黒い人脈と意思が未だ息づいているじゃないかなんて訝しがってしまいながらの鑑賞。
映画の中のセリフにもチラッと出てきますが、いくらミッキー・コーエンが後日アルカトラズで酷い目に遭っていたとしてもその後に座った者がずっと影響力を持っていてもおかしくないなんて妄想。
と妄想はそのくらいにして、映画の中身。

あまりにアウトローな警察秘密部隊の大胆な行動の連続と、全然襲撃者の尻尾を掴めずにイライラしているミッキー・コーエンをわかり易く描いているんだけど、これだけギャングが街を完全に牛耳ってる街なわりにアホばっかりなのか情報力がなさ過ぎて観ていてなんか物足りない。
ギャング側のスケールを生かした応戦やら、死と背中合わせなハラハラ感、警察側は警察側で組織のリアルな感じが欲しかったのと、もしも全部実話だったら申し訳ないけど仲間の死ぬタイミングやら死に際の描写、家族が襲われる時の描写等が「ここでこうやれば観客にウケる」のセオリー通りで陳腐。
いつの時代に作られた映画なのか、脚本のセンスが古臭すぎる。

見どころは役者の演技力のみ。
しかし、そこだけでも観る価値は有る。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画通 (iina)
2013-05-27 08:45:42
映画を観る方は、勝手に批評できるので、いいたい放題できます。

「映画の感想など気の向くまま」ブログに綴る「そーれりぽーと」さんは、映画通 故 納得させられるところがありますね。

いつもブログを巡回して思うところですが、ほとんどがトラックバックのみにとどまって、コメントにまで及ばないことが多いです。
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