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紆余曲折あって、最初の企画から14年経過。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』をIMAX3Dで観てきました。
★★★
バットマン役がコリン・ファレル、スーパーマン役はジュード・ロウなんて話から14年ですよ。
ムキムキなアメコミヒーロー達ばかりな今考えると、どちらも有り得ないキャスティングですが、何度も企画に挙がっては消え挙がっては消えしていたバットマンとスーパーマンの対決ものが、マーベルの『アベンジャーズ』的に、DCコミックのいろんなヒーロー達が終結する『ジャスティスリーグ』シリーズのスタートとして遂に完成。
いろいろと感慨深いものが有りますが、バットマンのベン・アフレックはちょっと違うやろうと思いながら、面白かった『マン・オブ・スティール』のスーパーマンのその後を描く映画でも有るので、さすがにわくわくしながら映画館に向かいました。
物語は『マン・オブ・スティール』マンハッタン決戦の場面から始まります…。
ネタバレ
『マン・オブ・スティール』の感想に、「こんなに壊して、スーパーマンが地球に来なければこんな災難そもそも地球に降りかかって来なかったかもしれないと思う被害者の方々手を上げて!→全員挙手というところが目に浮かぶ…彼は本当に今後カリスマスーパーヒーローに成れるのか疑問しか湧いてこないんですけど」と書いた予想が的中。
一応表面上は救世主扱いされていますが、実害を被った人々からは完全に恨みを買ってしまっていたようです。
バットマンのスーパーマンに対する憎悪が怖過ぎて、ヴィランかよと思ってしまうくらいに卑劣な手段で勝ちにいくところなんて、ヒーローとして全くイケてない。
それぞれの正義に対する方向性の違いがテーマのようですが、実際はバットマンの一方的な憎悪からスーパーマンの存在を含む全てを否定して喧嘩を売っているのに、“おかん”の名前が一緒と言うだけの理由から何かを悟って急に歩み寄ってしまうと言う謎展開もわけがわからない。
わけがわからなさ過ぎて、バットマンが心底怖い。レックス・ルーサーよりも全然怖い。
『アベンジャーズ』では、パワーバランスが明らかに違うキャラクターを同じ敵との共闘に巻き込まないことで、各キャラクターの特性を上手く面白く見せているのに対して、本作では無理やりバットマンにパワードスーツを着せて絶対適わないスーパーマンと戦わせたり、ラスボス戦なんてかわいそう過ぎる小物感を感じさせてしまう始末。
マーサ救出の場面で止めておけば良かったのに。
その上、あれだけ否定していたスーパーマンの大ファンになったバットマンは、スーパーマン並みに強いワンダーウーマンを差し置いて「仲間を集める」宣言をしてしまう。
なんと言うか、逆にベン・アフレックで良かった的なイッちゃってるキャラになってしまっていて、前三部作のバットマンとは完全に別物です。
などと、いろいろとバランスのおかしな映画ですが、ド派手なシーンだけを観ればワクワク感で心踊るので、何も考えずに観るのには適してるかも。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』をIMAX3Dで観てきました。
★★★
バットマン役がコリン・ファレル、スーパーマン役はジュード・ロウなんて話から14年ですよ。
ムキムキなアメコミヒーロー達ばかりな今考えると、どちらも有り得ないキャスティングですが、何度も企画に挙がっては消え挙がっては消えしていたバットマンとスーパーマンの対決ものが、マーベルの『アベンジャーズ』的に、DCコミックのいろんなヒーロー達が終結する『ジャスティスリーグ』シリーズのスタートとして遂に完成。
いろいろと感慨深いものが有りますが、バットマンのベン・アフレックはちょっと違うやろうと思いながら、面白かった『マン・オブ・スティール』のスーパーマンのその後を描く映画でも有るので、さすがにわくわくしながら映画館に向かいました。
物語は『マン・オブ・スティール』マンハッタン決戦の場面から始まります…。
ネタバレ
『マン・オブ・スティール』の感想に、「こんなに壊して、スーパーマンが地球に来なければこんな災難そもそも地球に降りかかって来なかったかもしれないと思う被害者の方々手を上げて!→全員挙手というところが目に浮かぶ…彼は本当に今後カリスマスーパーヒーローに成れるのか疑問しか湧いてこないんですけど」と書いた予想が的中。
一応表面上は救世主扱いされていますが、実害を被った人々からは完全に恨みを買ってしまっていたようです。
バットマンのスーパーマンに対する憎悪が怖過ぎて、ヴィランかよと思ってしまうくらいに卑劣な手段で勝ちにいくところなんて、ヒーローとして全くイケてない。
それぞれの正義に対する方向性の違いがテーマのようですが、実際はバットマンの一方的な憎悪からスーパーマンの存在を含む全てを否定して喧嘩を売っているのに、“おかん”の名前が一緒と言うだけの理由から何かを悟って急に歩み寄ってしまうと言う謎展開もわけがわからない。
わけがわからなさ過ぎて、バットマンが心底怖い。レックス・ルーサーよりも全然怖い。
『アベンジャーズ』では、パワーバランスが明らかに違うキャラクターを同じ敵との共闘に巻き込まないことで、各キャラクターの特性を上手く面白く見せているのに対して、本作では無理やりバットマンにパワードスーツを着せて絶対適わないスーパーマンと戦わせたり、ラスボス戦なんてかわいそう過ぎる小物感を感じさせてしまう始末。
マーサ救出の場面で止めておけば良かったのに。
その上、あれだけ否定していたスーパーマンの大ファンになったバットマンは、スーパーマン並みに強いワンダーウーマンを差し置いて「仲間を集める」宣言をしてしまう。
なんと言うか、逆にベン・アフレックで良かった的なイッちゃってるキャラになってしまっていて、前三部作のバットマンとは完全に別物です。
などと、いろいろとバランスのおかしな映画ですが、ド派手なシーンだけを観ればワクワク感で心踊るので、何も考えずに観るのには適してるかも。
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