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「ジョニー・デップの新キャラ」とか言う、センスの無いキャッチコピーが付いた予告編に辟易しながら『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』を観てきました。
★★★
ちょいネタバレ気味です。
こんなにもいい加減なのに、妻に対する愛だけは本物で、言う事は聞かなくても浮気はしない一応元富豪で紳士な美術商のチャーリー・モルデガイに対して、バトラーのジョックは主人にへの忠誠心は絶対に揺るがないものの、下半身はゆるゆるでどこでも女の子を調達してSEXしてしまう。
モルデガイ夫人のジョアンナは、表向きはエレガントでキュートで人を惹きつける魅力を持つ女性だけれど、夫と家を守る為には手段を選ばない狡猾さを秘めている。
彼女に心を寄せるマートランドも二人と同じ大学出身の高学歴で現警部補ながら、どこか緩くてジョアンナの頼みは断れず空回り。
この4人の基本設定が完璧なので、後は物語を回すための登場人物達の設定なのですが、こちらもイギリスから見た今の世の中とお国柄をシニカルに皮肉ったものになっているところが面白い。
チャイナ・マフィアは勢いだけ。ロシア・マフィア(と言うかクレムリンが映っているので政府筋かも)は筋肉バカ&ゲイ扱い。アメリカ人は何も考えてないのと薄っぺらさ加減。
そして、イスラム原理主義のテロリストの妄信的で猪突猛進系なところと、知らない間に身近な人が取り込まれてしまっている恐怖、なんて辺りの設定の上手さが、後から考えると見事なんだけど…。
観ている間は、クイーンズ・イングリッシュがネイティブな役者さんに囲まれて、ジョニー・デップとグウィネス・パルトローがイギリス人ごっこをしている映画のように感じ、コメディーとしては前半空回り気味。
髭へのこだわりも、ユニークと言うよりは気持ちが悪い。
中盤からは笑える場面は多いし、実際俺はかなり笑って観ていたのですが、他のお客さんは誰一人笑い声を漏らしていなかったので、楽しんではったのか疑問に感じました。
昨年11月のハリウッド・フィルム・アワードの泥酔スピーチを弄っていますが、撮影時期から考えると、「あれってもしかして演技だったの?」なんて。プロモーション活動だったのかな。
★★★
ちょいネタバレ気味です。
こんなにもいい加減なのに、妻に対する愛だけは本物で、言う事は聞かなくても浮気はしない一応元富豪で紳士な美術商のチャーリー・モルデガイに対して、バトラーのジョックは主人にへの忠誠心は絶対に揺るがないものの、下半身はゆるゆるでどこでも女の子を調達してSEXしてしまう。
モルデガイ夫人のジョアンナは、表向きはエレガントでキュートで人を惹きつける魅力を持つ女性だけれど、夫と家を守る為には手段を選ばない狡猾さを秘めている。
彼女に心を寄せるマートランドも二人と同じ大学出身の高学歴で現警部補ながら、どこか緩くてジョアンナの頼みは断れず空回り。
この4人の基本設定が完璧なので、後は物語を回すための登場人物達の設定なのですが、こちらもイギリスから見た今の世の中とお国柄をシニカルに皮肉ったものになっているところが面白い。
チャイナ・マフィアは勢いだけ。ロシア・マフィア(と言うかクレムリンが映っているので政府筋かも)は筋肉バカ&ゲイ扱い。アメリカ人は何も考えてないのと薄っぺらさ加減。
そして、イスラム原理主義のテロリストの妄信的で猪突猛進系なところと、知らない間に身近な人が取り込まれてしまっている恐怖、なんて辺りの設定の上手さが、後から考えると見事なんだけど…。
観ている間は、クイーンズ・イングリッシュがネイティブな役者さんに囲まれて、ジョニー・デップとグウィネス・パルトローがイギリス人ごっこをしている映画のように感じ、コメディーとしては前半空回り気味。
髭へのこだわりも、ユニークと言うよりは気持ちが悪い。
中盤からは笑える場面は多いし、実際俺はかなり笑って観ていたのですが、他のお客さんは誰一人笑い声を漏らしていなかったので、楽しんではったのか疑問に感じました。
昨年11月のハリウッド・フィルム・アワードの泥酔スピーチを弄っていますが、撮影時期から考えると、「あれってもしかして演技だったの?」なんて。プロモーション活動だったのかな。
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ジョニー・デップ,フレディー・ハイモア,デヴィッド・ケリー,ヘレナ・ボナム=カーター,クリストファー・リー | |
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