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『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』を観てきました。
★★★
ひたすら映像が綺麗。だけど、振り返ってみると綺麗なだけでストーリーは3分で語れるほど単純。
上映時間3時間と長尺ですが、最近は大作映画で3時間あってもあっという間だったなぁと言う映画が多い中、今作に関して言えば、いつまでこのひたすら綺麗な映像を見させられてるのかと言う感覚と、明らかに監督の主張、反捕鯨と自然保護に対する強いメッセージ性を見せつけられている感覚とで疲れた。
個人的には海の生物が好きなので、ファンタジックな水中映像シーンについては環境映像作品として嫌いでは無いのだけど、2回観たいかと聞かれたら「もう良いです」と答えます。
ネタバレ
侵略者に対する原住民目線で、家族を守るためであれば地球人を虐殺してもOK。
しかも元地球人のジェイクを筆頭に殺戮行為を行なう。憎しみの連鎖を助長してハッピーエンドなんてちょっと趣味が悪く無いかと言う感覚を強く持ってしまった。
最後の最後でスパイダーが父親を守った場面に関しては、生き残った父親が次回作以降でどんなふうにこのスパイダーと接していくのか、この辺りの展開を中心に描くのだろう。
残虐性むき出しのナビー一家は、スパイダーの行為を知った時どんな風にスパイダーに当たるのか、きっと父親を殺されて敵対関係になるのでは?なんて想像するだけでもう痛ましくて仕方がない。
終盤はそんなことばかり考えて観てたので、感情移入する余地の無い疲れるばかりの映画でした。