そーれりぽーと

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300/スリーハンドレッド

2007-06-03 | 劇場映画れびゅー
なんだか北米ではスマッシュヒットを飛ばしていたらしい『300』が先行上映されていたので、何も考えずに観てきました。
★★★

腹筋バキバキのマッチョな男達がパンツにマント姿でわんさか登場。
華も洒落も無いけれど、ゲイムービーにも観えてしまうくらいに、腹筋の動きが強調されまくり。

汗臭さよりも血の臭いが匂ってくる残虐な演出の連続。
血しぶきだけじゃなくて、腕やら足やら、首も捥げて飛び交うんだけど、『キル・ビル』の時に感じたような戦慄はもう無い。
慣れというのは怖いね。

最近のハリウッド映画じゃ、あえて血の色を黒く表現したものが多いんだけど、今回のように赤くても色に関しての恐怖なんて、もう既に麻痺しちゃってるわけで、黒くても赤くても変わらなかったのかも。
全体的に黒が強調された映画なので、血を赤く描く事で強調していた感じ。
黒い血どころか、血しぶき自体がほとんど出ない『パイレーツ・オブ…』や、『ロード・オブ…』みたいな映画だって、ひょっとしたら血さえ出てればこの映画並に臨場感UPしたのかもしれない。

単に“筋肉”と“血”が生々しく強調されていて、類を見ないむさ苦しさでキャラクターの濃い王の存在がこの映画の特徴なのか。

観始めた頃に感じるコントラスト比強め&黒と赤が中心な映像の美しさ、スピードの有る殺陣をあえてスローで滑らかに映し出し臨場感を高める手法は、最後まで延々と続くので途中からかったるく感じた。
でも、あんなに綺麗な殺陣はどうやったら撮れるんだ?

世界史が好きな人にはスパルタの戦士教育、戦略、戦術を実写で観れるというこの上ない資料として良いのかも。



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