加瀬亮主演のホン・サンス監督作韓国映画、『自由が丘で』を観てきました。
★★★★
今のこんな世の中だからこそ、こういう映画の存在は大切。
スクリーンの中では今も日韓友好ですが、一歩映画館から出たら、入ってくるニュースは酷い話ばかりですよね。
民間で日韓友好で有れば良いじゃないかと思いやりのある人は言うし、俺が好きで何度か旅行に行ってた数年前までは実際にこの映画の中のような世の中だったように懐かしく感じる。
教育で相手国を恨ませるなんて事を政府がしている中で、こういう映画を作るのは凄く勇気の要る事だと思う。
物語は、主人公の日本人男性が思いを寄せる韓国人女性に対して送った長文の手紙を読み進める事で回り始めるのですが、女性が手を滑らせて手紙をばら撒いてしまった事から、時系列がかなり前後してしまっていて、どこがどう言う風に繋がっているのかを考えながら観られるように作られています。
時間の流れ前後する演出が絶妙で、手紙を読んでいる現在と、手紙の中身の過去の時差がさっぱり読めないところと、手紙を一方的に読むばかりの女性の性格が全くわからないまま物語が進むのとで、結末を予測させてくれない作りになっている。
限りなく自然な加瀬亮が加瀬亮らしく演じているのは、観ているだけで癒されます。
主人公が所持している時間がテーマとなっている本が物語のスパイスになっているのですが、実際に加瀬亮が自分のチョイスで日本から持ってきた私物だと後で知って驚きました。
★★★★
今のこんな世の中だからこそ、こういう映画の存在は大切。
スクリーンの中では今も日韓友好ですが、一歩映画館から出たら、入ってくるニュースは酷い話ばかりですよね。
民間で日韓友好で有れば良いじゃないかと思いやりのある人は言うし、俺が好きで何度か旅行に行ってた数年前までは実際にこの映画の中のような世の中だったように懐かしく感じる。
教育で相手国を恨ませるなんて事を政府がしている中で、こういう映画を作るのは凄く勇気の要る事だと思う。
物語は、主人公の日本人男性が思いを寄せる韓国人女性に対して送った長文の手紙を読み進める事で回り始めるのですが、女性が手を滑らせて手紙をばら撒いてしまった事から、時系列がかなり前後してしまっていて、どこがどう言う風に繋がっているのかを考えながら観られるように作られています。
時間の流れ前後する演出が絶妙で、手紙を読んでいる現在と、手紙の中身の過去の時差がさっぱり読めないところと、手紙を一方的に読むばかりの女性の性格が全くわからないまま物語が進むのとで、結末を予測させてくれない作りになっている。
限りなく自然な加瀬亮が加瀬亮らしく演じているのは、観ているだけで癒されます。
主人公が所持している時間がテーマとなっている本が物語のスパイスになっているのですが、実際に加瀬亮が自分のチョイスで日本から持ってきた私物だと後で知って驚きました。
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