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ゴースト・ハウス

2007-07-21 | 劇場映画れびゅー
『呪怨』を連想するテレビコマーシャルに、製作サム・ライミの文字。
ひょっとしたら面白いかもと思い、『ブギーマン』を観てしまった失敗にも懲りず、『ゴースト・ハウス』を観てきました。


劇場のポスターを見て、『the EYE』のパン兄弟監督作だと初めて気づいた俺。
なんとw
サム・ライミがアジア人監督を起用するのは『ハリウッド版呪怨』の清水崇監督に続く二人目じゃないですか。

『the EYE』と言えば、ジャパン・ホラーの影響をムチャクチャ受けた香港映画、アジアンホラー。
『ハリウッド版呪怨』の出来が非常に監督任せで好印象だったし、今度はどんな風にやらせてあげたのか、上映直前に期待が急上昇。
しかし…。

なんだろう。
まず、怖くないのが致命的。
パン兄弟の映画は『the EYE』しか観た事がありませんが、今回は怖さを助長していた空気が全く無い。
ジャパンホラーのゴーストを、いかにもなハリウッドホラー映画に登場させて、パン兄弟の作風を足したような、なんとも中途半端な仕上がり。

そもそも、のどかなヒマワリ畑と、背筋も凍る恐怖が全く結びつかなくて、そんなヒマワリ畑の横に建ってる幽霊屋敷も、カラスの群れも浮いてしまっていた。
なんで設定をヒマワリにしたんだ…。

こんな映画の邦題にレーベル名を付けられてしまったサム・ライミ監督。
気の毒というか、自業自得というか。
8月公開の『呪怨 パンデミック』(ハリウッド版呪怨2)で、払拭できるのでしょうか。

ネタバレ
後半まで引っ張る一家の秘密は、別にそこまで引っ張る必要ないだろうと思うような内容で、引っ張った効果も全く感じない。
「え?子供が喋らないのは単に幼いからじゃなかったのねw」程度。
もっとシンプルに最初から言ってれば良かったのに、無駄な謎を作ってしまったせいで集中できなかった。

クライマックスでジョンがカラスに襲われ、突然記憶がフラッシュバックしておかしくなるところなんか失笑するしかないし、ムチャクチャなプロットもいいとこ。
あいつは何がしたくてあの家に居着いたんだ?

不動産屋のおっさんも全く無駄…。



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