全く期待せず、とりあえず映像だけでも楽しめそうなんて思いながら『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』をIMAX3Dで観てきました。
★★★★★
ごめんなさい。
映画としてサイコーに面白かったです。
何年も心に残る映画になりそう。
冒頭、信仰についての話が始まった辺りから宗教臭くてかったるい話なのかなぁと、『ツリー・オブ・ライフ』等の期待に反して綺麗なだけで全く共感出来なかったがふと頭をよぎった。
しかしこれは信念と、生への希望、そして贖罪と祝福の話。
ネタバレ
神は彼にとって生きる希望を象徴した存在であり、贖罪を求める対象であり、生かされた自分、生かされた理由、どうしてこんな目に会い、何故生きながらえる、生き延びる事が出来たのかとうい自分自身への問い、その最後の答えは彼の場合信仰の中にあった。
どんな人が観ても、この少年が味わった恐怖、経験した本当の物語は彼の語った後者なんだろうと想像が付くんでしょうけれど、それを人にどう伝えれば良いのか。
生き残ってしまったこと、生還出来た喜び、その入り混じった思いを相手がどう捉えてくれるのか、相手に答えを委ねるために語られた希望の物語。
最後に彼が「どっちが好きですか」と問うところでゾッとする感覚と、悲しみが湧き上がり始める。
観終わって映画館を出た後にこみ上げてくるものが、これまでどんな映画を観た後にも味わった事が無い余韻の深さで、時間が経つにつれさらに彼の思いを考えさせられ、こうやってレビューしている中でさらにまた余韻に浸れる。
悲しみと生の喜び、祝福。
特に信仰心の強い自分では無いけれど、奇跡をただ単に奇跡と捉えて運が良かったと、起きたこと全てを自分で受け止め、全てを正直に相手に伝えることが、時にはベストな方法では無いんだと考えさせられる。
想像を絶する驚異的な旅の中に希望を見出して行ったパイ。想像を絶する旅の裏には、もっとさらに想像を絶する真実が有り、そこには希望なんて無かった。
★★★★★
ごめんなさい。
映画としてサイコーに面白かったです。
何年も心に残る映画になりそう。
冒頭、信仰についての話が始まった辺りから宗教臭くてかったるい話なのかなぁと、『ツリー・オブ・ライフ』等の期待に反して綺麗なだけで全く共感出来なかったがふと頭をよぎった。
しかしこれは信念と、生への希望、そして贖罪と祝福の話。
ネタバレ
神は彼にとって生きる希望を象徴した存在であり、贖罪を求める対象であり、生かされた自分、生かされた理由、どうしてこんな目に会い、何故生きながらえる、生き延びる事が出来たのかとうい自分自身への問い、その最後の答えは彼の場合信仰の中にあった。
どんな人が観ても、この少年が味わった恐怖、経験した本当の物語は彼の語った後者なんだろうと想像が付くんでしょうけれど、それを人にどう伝えれば良いのか。
生き残ってしまったこと、生還出来た喜び、その入り混じった思いを相手がどう捉えてくれるのか、相手に答えを委ねるために語られた希望の物語。
最後に彼が「どっちが好きですか」と問うところでゾッとする感覚と、悲しみが湧き上がり始める。
観終わって映画館を出た後にこみ上げてくるものが、これまでどんな映画を観た後にも味わった事が無い余韻の深さで、時間が経つにつれさらに彼の思いを考えさせられ、こうやってレビューしている中でさらにまた余韻に浸れる。
悲しみと生の喜び、祝福。
特に信仰心の強い自分では無いけれど、奇跡をただ単に奇跡と捉えて運が良かったと、起きたこと全てを自分で受け止め、全てを正直に相手に伝えることが、時にはベストな方法では無いんだと考えさせられる。
想像を絶する驚異的な旅の中に希望を見出して行ったパイ。想像を絶する旅の裏には、もっとさらに想像を絶する真実が有り、そこには希望なんて無かった。
バロン [Blu-ray] | |
クリエーター情報なし | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
好きな方を選び、そちらの方が良い物語だといったとします。
神についても同じことがいえます。
神がいるかどうかは誰にも証明できないけど、神を信じるかどうかはあなたが選ぶことだと問うているのかも知れません。
・・・どこかのブログにていました・・・