東京家族

山田洋次監督50周年『東京家族』を観てきました。
★★★

始まって早々、夏川結衣の大根っぷりが目立つ目立つ、まるで小林稔侍のようと思ってたら途中小林稔侍自身も登場。
山田洋次はよっぽど小林稔侍が好きなようだけど、わたしゃ苦手。

それはそうと、映画の中身です。

東京に行ってしまった子供たちのもとを訪れる両親。
この映画を観ていると、子供たちは故郷を去った後、方言を捨て、両親を尋ねる事も滅多に無かったようだ。

せっかく数年ぶりに再開した親子で、両親の滞在期間もそう長いわけではないのに、それぞれの生活の忙しさも有ってか、言い訳をしながらどことなく邪険に扱う様子。

いつまでも　あると思うな　親と金

そんな言葉が頭のなかをグルグルと、自分にも言い聞かせつつ。
そしたら予告編に有ったとおりの展開になるわけですよ。

ホッコリした流れの中での急展開。

島での生活は、都会の常識では測れない地域の絆の強さ。
都会に出て行った子供たちは、生まれ育った環境すらもすっかり忘れてしまっていたようで、都会生まれ都会育ちな私には「もったいない」というのがこの映画の感想。

吉行和子、橋爪功、蒼井優、妻夫木聡の4人がこの順番で素晴らしく良かった。

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