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『sisters』@シアタードラマシティー

2008-09-01 | ステージれびゅー
もう9月ですが、8月の3本目は『sisters』を23日に鑑賞してました。

松たか子主演の舞台が関西で観れるというところに食いついて予約してみたら、作/演出はこの正月に『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』で二大怪女優の共演を楽しませてくれた長塚圭史。
加えて、昨年から気づいたら出演作を4本も既に観てしまって、今回で5本目となるとまるでプチ追っかけと思われそうな吉田鋼太郎も出演しているじゃないですか。

これは楽しみ!と思ったのは、実は鑑賞の2週前に『道元の冒険』を観終わってから、「次はなんだっけ?」とスケジュールを見直して、サイトを内容をチェックした時から。
なんだろう、この乱れ撃ち的にチケットを買ってしまうのはそろそろ抑えた方が良いのかも。
結果、オイシイ舞台は全部チェック出来てるから良いけど、映画鑑賞と観劇しまくりに加えて朝まで飲んでしまう週末が続いていてはそろそろお金がもちません。

などと反省をしつつ、今回は千秋楽を中央寄りの14列目、コンタクトレンズでの鑑賞。
松たか子って表情の女優だと今回改めて気づいたわけで、眼鏡にしとけば良かったなぁ…。

松たか子の、なんだかうわの空なしゃべり方に「こんなに下手だっけ?松たか子よりも鈴木杏の方が断然凄いやん(実際鈴木杏は凄い)」と違和感を感じながらの鑑賞でしたが、全て意図した演出。
よそよそしい態度から次第に見えてくる真実の彼女の姿、子供の頃に受けた性的虐待による狂気。
他の人物達も偽りの姿が崩れはじめ、ステージ上が水浸しになっていく様子は、まるで天井から刃物の雨が降ってきているかのような感覚で、鳥肌ものの怪作でした。

それにしても吉田鋼太郎。
心に仮面を被せて強がる演技と、悩みすぎて壊れながら嘆く場面がこれ程似合う役者って他に居ないのかも。

カーテンコールで長塚圭史が出てきたけど、めんどくさそうに挨拶してはりました。
芝居は面白かったのに、なんだかなぁ。


次回の観劇は、8月に観すぎたので9月はお休み。
10月は『黒部の太陽』、『キーン』。
11月は『ベントラー・ベントラー・ベントラー』、『から騒ぎ』のチケットを購入済み。
12月は待望の大人計画関西公演『七人は僕の恋人』の発売を狙い中で、1月の『RENT』は田中ロウマの回が押さえられなかった為、目下画策していますw

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