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『パレード』@シアタードラマシティー

2012-02-10 | ステージれびゅー
観ない観ないと言いながら、なんだかんだで今年2本目の観劇。

パレード』舞台版の千秋楽。
映画版はノーチェックだったので、観に行く前にレンタルで観てから観に行きました。

公演4日前にほぼ売り切れの中なんとかぴあで席を押さえることが出来たんですが、これがなんと追加になったばかりのサイド席で2列目。
角度的にも殆どハズレ感のない位置で、ちょうど目の前にバルコニーのセットがあったのでド真ん前での芝居も観られてほんと良かった。

ここ数年、やたら前の方の席にあたる事が多いんですけど、そろそろポックリ逝かないか恐い。

どっちかっつーと福士誠治の生芝居が目当てで行ったというのが正解なんですけれど、意外と山本裕典が舞台映えしてて凄く良かった。
顔が派手だからテレビよりも舞台向きな子やね。

映画版と比べると、より歪な共同生活像が鮮明になっていて、よりもう一度観直してみたくなる作り。
なのに舞台なのでそう簡単にはいかないとこが逆にイイねw

世界観が部屋の中だけな分、気になってた脚本の変わり具合は必要なところを全部盛り込んで世界観の広がりはシャープにカット、その上で人間関係の歪なところが誇張されているので、映画を観てた人にも違った楽しみ方が出来る。
ちょっとだけ延長戦のラストの展開は、より感慨深い。

クライマックスで勢い余って山本裕典がバルコニーの窓枠をぶっ壊してしまってハラハラしましたが、もうその後の展開では使わなかったのでぎりぎりセーフw

4回続いたカーテンコールでは、なんと行定勲と原作者の吉田修一も舞台へ!
原作全く読んでないんだけどせっかくなので買って読もうかな。

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