住職の独り言

~ご縁に触れて~

がれき問題に思う

2012年03月30日 | Weblog

震災のがれき問題では、

自分達の都合ばかり考え

受け入れをがスムーズに進んでいない、

「絆」もちょっと色あせたかな…

人間一人で生きている訳ではなく、

お互いつながりあって縁起の中で生きている。

この度の震災を「共業」(ぐうごう)と受け止め、

社会全体、人類全体でがれき問題の苦難を共有したいものだ。

【共業】(中村元著 仏教辞典)
万人に共通な、万人に一様に現われる業。万人が共通してつくる善悪の業。その結果として、苦楽の果報を感ずることがまた共通である。山河など自然の環境世界をいう。(倶舎論)

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