住職の独り言

~ご縁に触れて~

今日は彼岸法要

2013年09月23日 | Weblog

「仏は常にいませども、現(うつつ)ならぬぞあわれなる、

人の音せぬ暁(あかつき)に、ほのかに夢に見えたもう。」

 ~梁塵秘抄(りょうじんひしょう)~

(意訳)

仏様は永遠におられる。そして救って下さるが、

お姿が見れないのが悲しい。しかし人が寝静まると、

少しだけ夢の中にそのお姿を見せてくださる。

(和讃)

子の母を  おもふが  ごとくにて

 衆生仏を  憶すれば
 

現前当来  とほからず

 如来を拝見  うたがはず


     
(現代語訳)

母親の愛情が注がれて子どもが母親を懐い慕うように、

如来の慈悲が受けいれられて衆生が

阿弥陀仏の本願を信ずる身になれば、

この世においても、あるいは将来浄土に生まれても、

如来は遠くかけ離れた存在ではなく、

さまざまな形となって拝見できることは疑う余地もありません。

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