住職の独り言

~ご縁に触れて~

親の思い

2016年06月08日 | 独り言

幼くして父を亡くした方がおられます。

父の顔さえ分からず

思い出もありません

父を懐かしくむ気持ちもない

まさに父は忘れられた存在。

父の思いになって考えてみると

幼い子を残していかねばならない

親心

父親からすれば

片時も忘れることなく

子の健やかな成長を

願い続けておられることでしょう。

阿弥陀さまが私を案じて下さるとのと一緒です。

 

【教行信証:行巻】

「慈眼をもつて衆生を視そなはすこと、

平等にして一子のごとし。

ゆゑにわれ極大慈悲母を帰命し礼したてまつる。」

(意訳)

仏は慈悲の眼で衆生を平等に、

またただ一人の子供のようにご覧になる。

だからわたしは、

広く大いなる慈悲の心を持つ母である

阿弥陀仏を信じ礼拝したてまつる。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする