幼くして父を亡くした方がおられます。
父の顔さえ分からず
思い出もありません
父を懐かしくむ気持ちもない
まさに父は忘れられた存在。
父の思いになって考えてみると
幼い子を残していかねばならない
親心
父親からすれば
片時も忘れることなく
子の健やかな成長を
願い続けておられることでしょう。
阿弥陀さまが私を案じて下さるとのと一緒です。
【教行信証:行巻】
「慈眼をもつて衆生を視そなはすこと、
平等にして一子のごとし。
ゆゑにわれ極大慈悲母を帰命し礼したてまつる。」
(意訳)
仏は慈悲の眼で衆生を平等に、
またただ一人の子供のようにご覧になる。
だからわたしは、
広く大いなる慈悲の心を持つ母である
阿弥陀仏を信じ礼拝したてまつる。