住職の独り言

~ご縁に触れて~

京都 (4)

2023年08月05日 | 独り言

比叡山延暦寺付近は樹齢800年規模の木は多々ありますが、登る途中の古道の樹木は植樹された木ばかりで親鸞聖人当時の面影は全くありませんでしたが、石は800年という時間の中で、摩耗すれど当時の石がそのままあり、親鸞聖人も踏みしめられた石かも…などと思いをはせたりした。

などと自分勝手に考えたり822年という時間を越えて親鸞聖人にお会いしたり、

比叡山で生死出べき道に出遇えず、
六角堂への参籠
法然聖人との出会いを通じ念仏一行との出遇い。
最初は「念仏一つで救われる」と聞き
「半分は阿弥陀さまの願力・半分は自分が念仏申す」と半自力の世界から
自分の申す念仏ではなく、すべて願力不思議による救いであり、
ただただ阿弥陀さまのご苦労に感謝する
報謝の念仏の世界へと目覚められて行ったんだろうなぁ…と
私一人で空想しなが思いをはせた。

この度の、ただひたすら歩いた道は誠に考え深い道中でありました。
「愚禿釈の鸞、建仁辛酉の暦(建仁元年1201)、雑行を棄てて本願に帰す」
(親鸞聖人)




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