村人が集まって、話をしておりました。
「坊さんは、仏さんは仏さん仏さんと言うけれど、仏さんなんかどこにもいないよな…」
「そうだよな…」
「あれは坊さんが売りものにして言っているだけの話で、仏さまなんかどこにもいないのさ…」
「そんなことはない。お経によると、阿弥陀さんは西方浄土の極楽世界にいらっしゃるはずだ。」
「そんなことはない。お経によると、阿弥陀さんは西方浄土の極楽世界にいらっしゃるはずだ。」
「それなら極楽に行って阿弥陀さんが本当においでになるかどうか確かめてみようでないか」…
こういう話をしていた所に、一休さんがやって来ました。
「何とたわけたことを話しているんだ…。極楽浄土へ行っても阿弥陀さんはお留守やぞ、如来さまはおらんぞ!」
「じゃ、どこにおいですか?」
「阿弥陀さまはずっとお前を救わんといつもここにおられる、おまえ会わなんだか」
阿弥陀さまを如来と申します。
「阿弥陀さまはずっとお前を救わんといつもここにおられる、おまえ会わなんだか」
阿弥陀さまを如来と申します。
如来とは「如」(真理の世界)より、私を救おうとはたらいて下さっているが故に阿弥陀如来と申します。