朝晴れエッセー より
「マンダラチャート高齢者版」
65歳になり、3月末で職場の再任用 も終了となった。情けないことに、い ざそうなると勤め人の宿命なのか今後 どう過ごすべきか戸惑ってしまった。
そんなとき、高校生時代の大谷翔平 選手が作成したマンダラチャートを思 い出し、私も挑戦することにした。
大谷選手の究極目標が「ドラフト1 位で8球団指名」なのに比べ、私は 「充実した65歳」と実にさえない。大 谷選手は8つの行動目標に「スピード 160㌔」など驚異的な目標を設定し ているが、「体づくり」など私と同じ項 目があり少し安心した。
ただ、その具体的手法は、「食事 夜7杯、朝3杯」 に対して私は「ウオーキング」。レベル が違うが、致し方ない。
最後は大谷選手のチャートにはない 行動目標として「いきがい」を設けた。 具体目標としては、趣味の旅行や博物館巡りなどと並んで、考え抜いた末に「エキストラ出演」を設定した。
かつて一度だけ、ある連続ドラマで 「駅伝シーンでの400人の大群衆の 砂粒のような1人」として無報酬で出演した経験が忘れられないのだ。
次は 大出世して、刑事ドラマの「捜査本部 会議に出席するセリフのない警察署長役」を究極の目標に据えてがんばろうと、完成したマンダラチャートを眺めながら独りニヤニヤしている。
(埼玉県久喜市 吉田正55)
(私感)高齢者に゙とっては実感する話ですね。
でも、人生の終着点(後生の一大事)が決着してないですよ!
マンダラチャートの第一に後生の一大事を解決してほしいな…
と、言いつつも自身の我欲の満足に始終してしまう私がいる。
南無阿弥陀仏