住職の独り言

~ご縁に触れて~

極大慈悲母

2013年10月18日 | Weblog

~朝の詩~

「先生」

皆の机の上を渡り歩き

ガラス戸に手をかけ

二階の窓から

身を乗り出した男子を

先生は縄飛びの

太い網でしばり上げ

「今な、お母さんは

お前が叱られている事

何も知らずに一生懸命

働いているんだぞ」

女子は皆泣き出した

その子も泣いた

男子達は真剣な

まなこで見つめていた

(長野県飯田市 榊原 明子 85)

 

私を生かすために

眼に見えないところで

大きな働きがあり

今、こうして生きているんですね。

阿弥陀さまのお慈悲も同様です…

 

〈教行信証:行巻〉

「慈眼をもつて衆生を視そなはすこと、

平等にして一子のごとし。

ゆゑにわれ極大慈悲母を帰命し礼したてまつる。」

(意訳)

仏は慈悲の眼で衆生を平等に、

またただ一人の子供のようにご覧になる。

だからわたしは、

広く大いなる慈悲の心を持つ母である阿弥陀仏を信じ礼拝したてまつる。

 

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