長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

やればできるボンクラ息子の大冒険 ~映画『シンドバッド黄金の航海』~

2017年07月21日 23時37分14秒 | 特撮あたり
映画『シンドバッド黄金の航海』(The Golden Voyage of Sinbad 1973年12月公開 105分 アメリカ)

 『シンドバッド黄金の航海』は1973年のアメリカ合衆国の特撮冒険映画。1958年の『シンバッド七回目の航海』から始まる「シンドバッド3部作」の15年ぶりとなる第2作である。製作費約98万ドル。
 シリーズ3部作に登場する「シンドバッド」と、『千夜一夜物語』に登場する「船乗りシンドバッド」には直接の関係がない。また、シリーズ中においても「イスラム帝国の皇子」や「船乗り」など身分が異なり、相互の関連はない。ただし「数々の冒険を成し遂げ、国の要人にも面会できる有名な英雄」という設定は不明確ながら引き継がれている。
 レイ=ハリーハウゼンの円熟したダイナメーション技術により、ホムンクルス、動き出す船首像、ケンタウロス、グリフィンなど数々のクリーチャーが登場する。中でも、陰母神カーリは傑作とされ人気が高い。

あらすじ
 航海中のシンドバッドの帆船に、奇妙な鳥(ホムンクルス)が黄金の刻印を落としていった。マラビア王国に着いたシンドバッドは、魔術師クーラとその手下に黄金の刻印を奪われそうになるが難を逃れ、王国の宰相ビジエルに拝謁する。ビジエルは世継を定めず亡くなったマラビア国王により国政を任され摂政をしていたが、クーラの陰謀により顔に大火傷を負っており、黄金の仮面を付けていた。ビジエルもまた黄金の刻印を所持しており、シンドバッドと2つの刻印を合わせると未知の孤島を示す海図らしきものとなった。ビジエルはシンドバッドに「刻印は3つで一組のものであり、全て揃えばクーラの野望を排し、マラビアを危機から救えるのだ。」と語る。宰相ビジエル、シンドバッドの夢に現われた女奴隷マリアンナ、そしてその自堕落さを叩き直してくれと父親の大商人から頼まれた若者ハロウンを船に乗せて、船乗りシンドバッドの大冒険が始まった。


主なスタッフ
監督 …… ゴードン=ハッセル(48歳)
脚本 …… ブライアン=クレメンス(42歳)
製作 …… チャールズ=H=シュニア(53歳)、レイ=ハリーハウゼン(53歳)
撮影 …… テッド=ムーア(59歳)
特撮 …… レイ=ハリーハウゼン
音楽 …… ミクロス=ロージャ(66歳)
配給 …… コロムビア映画

主なキャスティング
船乗りシンドバッド   …… ジョン・フィリップ=ロー(36歳)
女奴隷マリアンナ    …… キャロライン=マンロー(23歳)
魔術師クーラ      …… トム=ベイカー(39歳)
宰相ビジエル      …… ダグラス=ウィルマー(53歳)
神殿の精霊       …… ロバート=ショウ(46歳)
放蕩息子ハロウン    …… カート=クリスチャン(23歳)
クーラの腹心アクメッド …… タキス=エマニュエル(40歳)
ハロウンの父ハキム   …… グレゴワール=アスラン(65歳)

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