長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

えーかげんにせんかい!! 先月のモーニング娘。&Berryz工房 日本武道館2デイズまとめ  その1

2013年12月11日 23時16分02秒 | すきなひとたち
 コーヒーがおいしい季節にな……うげっ、やっぱにが~い!! どうもこんばんは、そうだいでございます。みなさま、今日も一日お疲れさまでした!

 みなさん、お仕事がんばってますか。私はいちおう、全身全霊をこめてがんばっております。修行中だけどね。アルバイト待遇だけどね……
 そのつもりなのに、毎日のようにミスをしでかしてしまうことがあって、毎晩毎晩肩を落として家路につくことばっかりなんですが、先日も、私のとんでもない自分への過信から、たいへんな大失態をおかしてしまいました。
 ところが、ご迷惑をかけてしまった相手の方が、これがもう本当に菩薩様のように聖なる清い心を持ったお人だったために、それで多少負ってしまった私のケガを気づかって必死に弁護してくださり……なんだかその方の身に降りかかった災難を、私が身を挺してはらいのけた、みたいな雰囲気になって落着してしまったんですね。
 いや、その災難の原因こそが他ならぬ私なんで、その方に感謝される資格はまるで存在しないんですが……本当に申し訳ないことです。なにが情けないって、そのお方の厚意に対して「いや、違うの! オレが100% わりいの!!」と叫べずに、そういう空気におさまった事実をありがたがって「いや、まぁ……当然ですから。」みたいな、ジンベエザメみたいなフガフガした歯切れの答えしかできなくなっている、弱小立場の我が身なのよね。

 そりゃ確かに私もケガをしたけど、その方だってケガをしてるんですよ!? 自分のケガだって痛いはずなのに、それをさておいて私のケガを気にかけて泣いてまでくれるとは……

「友達のために泣くんだ。それができるような人が、このなかに何人いると思う?」(辻村深月『ロードムービー』より)

 ほんとうに、ほんとうにありがたいことです。私と彼女が負っているケガはそのうち治るわけですが、今回のこの思わぬ顛末を招いてくれた彼女の美しい心と私のバカさ加減は絶対に忘れず、穴のあいてしまった作業着は絶対に捨てないことにしようと思います。ほんと、忘れんなよ!?

 実際問題、私の今いる職場は毎日が戦場で、一秒後になにが起こるか、本当にわかったもんじゃありません。それこそ、明日から出勤できなくなるような致命的なミスの引きがねもそこらじゅうにゴロゴロしているわけで……現場が危険ということではありません。そういう危険を誘発する「自分の心」と出会いやすい、ということです。

 まぁ、いろいろ言いたいことをまとめれば……大した能力もないのに毎日出勤できてる、私のパワーの源になっているハロー!プロジェクト、万々歳!! ってことなんですよ、マジで! この趣味に出会ってなかったら、とっくにやめとるわァア!!


 と、いうことでありまして、先月28・29日の日本武道館2デイズの感想をボソボソと。

 あぁ~、そういえば最近、「モーニング娘。の名前がどーたらこーたら」とかいうニュースがありましたねぇ。
 いやいや、そんなもん公式発表だったとしても、我が『長岡京エイリアン』では余裕でガン無視して、「モーニング娘。」オンリーで応援していきますよ! 「いつのどのチーム編成での曲だったかをおぼえやすくするため」? お気遣い無用。っていうか、そこを手助けなしで記憶するのがファンの楽しみなわけじゃないっすかぁ!!
 要するにあれだ、『ドリフ大爆笑‘83』みたいなもんなんだろ? そんなもん、「変わった」って言わねーって! いちいちそんなせせっこましい発表しないで、堂々と続けていけばいいんですよ。王道なんですからねぇ。
 『志村X天国』だって『志村流』だって、「夜中にやってる志村けんのやつ」っていう内容に変わりはないわけでしょ!? なにごとも続けたもん勝ち。リタイアしないもん勝ち。かの朝倉宗滴教景も言ってたじゃないっすか、

「武者は犬ともいへ、畜生ともいへ、勝つことが本にて候。」

 って! 名前とかレッテルなんて、ど~でもいいのよね~だ。


 さてさて、前置きはこのくらいにしておきまして、そろそろ本題をば。
 ほんとは2日間それぞれでちゃんと別の記事にしてもいいくらいの充実度だったわけですが、なかなか比較しても非常におもしろい両者になっていたので、全体的に駆け足ではありますが、ごくごく個人的な視点からの総まとめみたいなものをちゃっちゃとやってしまいたいと思います。

 まずは、初日!


2013年11月28日『モーニング娘。コンサートツアー2013秋 CHANCE! 日本武道館ファイナル』

1、奇跡ふたたび! 真裏ながらもメンバーの一部が至近距離に!!

 いや~、これはもう、言わんかたなく嬉しかったですね!

 我が『長岡京エイリアン』では、こうして毎回毎回ことあるごとに「ハロプロ! ハロプロぉお!!」と連呼しておるわけなのですが、今のところ私自身は、ハロー!プロジェクトのオフィシャルファンクラブに入会する予定は考えておらず、単なる「いちミーハー客」として、日本武道館で開場直前に販売される当日券を購入するパターンを繰り返しています。
 
 その理由はまぁいろいろあるんですが、やっぱり感覚として、グループだけでなくファンの方々の「オイ! オイ!」とかいった会場の盛り上がりの全体をひっくるめて、遠くから眺める楽しみとか、「今日ちゃんと当日券出るんだろうか? むっちゃくちゃ遠い座席になったらヤだなぁ。」といったハラハラ感とかに完全にハマってしまったことが大きいです。
 もちろん、開場直前までチケットを入手していないという状態は、心身に過酷なストレスを課すものだし、実際のところ当日券で「まともな座席」に座ることはまずあきらめなければならない部分があるので、しんどくなってそのうちファンクラブに入会するかもしれないのですが、今のところは午前中に武道館に到着してドキドキしながら当日券についての発表を待つという楽しみに味を占めてるわけ。

 そうなんですが、実はここのところは、想定内だとはいえステージからかなり遠い座席になることが多くなってきており、今年9月の℃-ute日本武道館初コンサートにいたって、ついに「2階席X列」というまごうことなき最後尾をゲットするはこびとなってしまっていました。いや、萩原さん(だったかな?)は「いちばん後ろまで顔が見えるよー!」とかっておっしゃってたけど、さぁ……

 そんなもんなので、「また2階席かな……」と多少げっそりしつつ当日券販売を待ったのですが、同時に、今回のモーニング娘。コンサートは、特に誰かメンバーが卒業するというビッグイベントこそないものの、「オリコンチャート3作連続首位」という近年まれに見る話題性をひっさげての武道館になっていたので、実際チケットの残り状況がどうなっているのか、まったく予想がつかないまま私は当日をむかえることとなりました。まま、まさか、マジックペン書きの貼り紙で「当日券の販売はございません。物見遊山はとっととお帰りください。」って出てたりして……

 実際、今回、そして翌29日の武道館コンサートは、2011年9月の第6代リーダー・高橋愛さんの卒業コンサートから武道館に参集するようになった私の記憶する限りでは初めて「当日券販売が開場1時間前(16時30分)から」というスケジュールになっており、確かに当日券の残り枚数は今まで以上に少ないんだろうな、と感じさせるものがありました。開場1時間前なんて、ふつうの舞台公演とかの世界では当たり前なのかもしれませんが、私がこれまで参加した過去のコンサートでは販売は15時とか15時30分とか、もっと早くから始まってましたからね。
 だったもんで、14時台から当日券待ちの列に並んだ私は、まだ列ができかけのタイミングで入ることができたので、幸運なことに最初から4~5番目という早さでチケットをゲットすることとなったのでした。やった!

 そして、そうやって入手した座席こそが!! 「1階北西スタンド最前列」ッシャァァアアアア!! おぴょ~。

 今を去ること1年前! 私は2012年5月の第7代リーダー・新垣理沙さんと第7期メンバー・光井愛佳さんのダブル卒業コンサートで当日券ながらもこの座席をゲットし、まともにステージ上のパフォーマンスを楽しめる角度ではなかったものの、メンバーとの至近距離最短2メートル弱、プロのアイドルの背中ごしにサイリュウムひしめく1万5千の軍勢を目の当たりにするという最高の体験を味わっていたのでした。そして、コンサートの DVDにチラッチラ見きれちった。

 まぁそら、前にいるお客さんのためにつくられたステージを楽しむことができないというマイナスはありますし、特に今回の2日間は舞台が単なる横長の長方形ではなく、そこから前に出る花道があってまた小さな舞台があるという「張り出し形式」になっていたため、曲が盛り上がってメンバーが総出で前に出て行くたびにこっちはちょっぴり置いてかれるというアンビレパンツ(内田春菊)はあったわけです。

 でも、でもだ!! 私はとにっかく、このポジションが大好き。
 舞台の裏手であるがゆえに、開演する前は音響ブースのスタッフのおじさんの仕事が見えるなぁ、程度だったのですが、いざ始まるとオープニングアクトのJuice=Juiceのみなさんを皮切りに、メンバーが至近距離を出入りする、出入りする!! 正確にはモーニング娘。全メンバーのうちの、「下手(しもて)側」から登壇する5名くらい、ということになるのですが、さすがプロフェッショナルというべきか、もう私がいるようなすみっこの座席から見える視界に入った時点から、メンバーのみなさんのパフォーマンスは始まってるわけなのよね! ステージセットの書き割りの真裏、真っ暗な狭い空間にスタンバっている段階から、声こそ出さないものの、満面の笑みでこっちに手を振ったり、ガッツポーズをとったりしてるワケなのよ!
 そりゃあ緊張してるでしょう。自分の世界に入って集中力を高める時間がほしいでしょう。スポットライトに当たる直前まで、曲の順番とかダンスのこまごまとしたところまで確認したい気持ちだってあるでしょう。でも、そこらへんを気楽に捨てて、1人でも多くのお客さんに、しっぽの先まで楽しみきって帰ってほしいと笑顔で手を振る、そのサービス精神、度胸、心意気。

 先日、他ならぬこのモーニング娘。日本武道館コンサートに関して、どっかの安新聞の木っ端記者が「笑顔が貼り付いている感」があってなんちゃらかんちゃらとかほざいていたそうなのですが、そりゃあもう、「そんな見方しかできなくて残念さまでござぁーした。」と言ってさしあげるしかないですよね。
 申し訳ないですが、私は舞台裏とか後ろ向きではあったけど、メンバーのモノホンの笑顔を堪能しちゃったからね。そして、私みたいなヘンな座席じゃなくても、あのコンサートを心から楽しんだファンのみなさんだったら、もれなくメンバー全員の「本物の笑顔」を確かに見て、満足して帰ったはずですよ。笑顔が貼り付いているように見えるのは、あなたが「そう見ようとしたから」見えたか、そう見えちゃう体調だったんですよ、きっと。あわれね~。
 だいたい、「伝統校の野球部」の努力のどこがいけないんですかね? 女性ファンにウケてなにがいけないんですかね? 結局、あの文章からは「ボキの知ってるモーニング娘。じゃなくなっちゃった~。イヤだ~い。」っていうしみったれたおっさんのグチしか読み取れないのよね。なにが「 RONZA 」ですかね~。他に論ずることはあるんじゃないっすか? 大の大人がお給金もらって。バッカじゃないの?

 生田さんでしょ、工藤さんでしょ、道重リーダーでしょ……まぁ~いろんなみなさんと目があった「気がした」わけなのですが、舞台上でいつもながらの楽しいソロMC を展開していた道重リーダーそっちのけで、裏でノリノリで客席にアピールを続けていた工藤さんには完全にまいってしまいました。いや、リーダーの話に集中できないんですが……ありがとうございます!
 工藤さんといえば、中盤のJuice=Juiceとスマイレージの歌唱が入ってからの『ザ☆ピ~ス! updated 』のためのスタンバイのときにも、出番直前にもかかわらず曲にあわせてぐわんぐわん踊りまくっていましたね。いいね~、そういう「余裕のない局面で余裕をぶっこくキップのよさ」! 江戸っ娘っぽいんだよなぁ、工藤さんは。

 他にもいろんな方々と視線を交わした「気になった」至福の座席でしたが、『ザ☆ピ~ス! updated 』でいっぱい「う~っ」とためたあとで「ピース、ピース!」とコールする部分で、たまたま佐藤さんがこっちにマイクを向けるポジションになっていて、私(と、後ろのファンの皆さん)が思いっきり「ピース、ピース!」と絶叫したら、佐藤さんが深々と一礼してダンスに戻っていかれたのがものすんごく印象的でした。まーちゃん! まーちゃん!! なにその、人身掌握術!? グッとつかんでブチッともぎとって、その手で私のハツがまだドクドクと脈打っております。


2、フレッシュなゲスト陣! Juice=Juice とスマイレージがけっこう出演

 オープニングアクトは言うまでもなく、中盤では自分たちの新曲を披露したり、いろんなモーニング娘。の楽曲でハロプロ研修生に加勢してバックダンサーも務める大サービスもあったJuice=Juiceとスマイレージのみなさんだったのですが、Juice=Juiceは武道館でメンバー全員が元気に踊りまくるのが初めてだったということで、多分に緊張しつつも、「やっとこのときが来た!」というチャンスを逃がしたくない攻めの精神に満ちた充実のステージになっていたと感じました。その一方で、スマイレージも「いつか単独! 必ず単独!!」という野心を秘めた……いや、秘めようもないパワーでいい仕事をしていたのが、グループそれぞれの思いが交錯する日本武道館、といった感じでとっても興味深かったです。

 個人的にはね、やっぱ高木紗友希さんよ。
 今回、全ての段取りでJuice=Juiceが私の座席の側から入退場するという幸運があったため、2メートルくらいの至近距離で高木さんに声をかけるチャンスがあったので、逃がさずにロックオンして叫んだところ、しっかりこちらを見て手を振ってくれた、ということで……まことにもったいないことでございます。
 高木さんはね、いいよ。真横からしか見えなかったけど、ダンスうまかったよ、表情よかったよ……『イジワルしないで 抱きしめてよ』が、とにかくいい曲なんですよね! 28日の段階ではボンヤリとだったのですが、翌日にまた聴いて、自分なりにその良さの本質がわかったような気はしました。


3、すでに『 Updated 2』は始まっていた! プラチナ期の名曲の数々に大胆に切り込む選曲リスト

 いや、これは素晴らしかったですね。
 先日にやっと終わらせられた、ニューアルバム『 The Best! Updated モーニング娘。』のレビューで、私は「早く次のセルフカバーが聴きた~い!」と勝手なことをぬかしていたのですが、まぁ~わかってらっしゃること、わかってらっしゃること。今回のコンサートのセットリストはところどころで「そう! それが聴きたかった!」と狂喜乱舞してしまう名曲の数々が挙がっていたんですね。

 『しょうがない 夢追い人』はもちろんのこと、『 SONGS 』や『 Moonlight night 月夜の晩だよ』、しまいにゃ『 Take off is now!』まで……
 アルバムではついに本格的に勃発することがなかった、あの「プラチナ期」と「さゆルビー期」との全面対決が、こんなにも早く楽しめるとは! 堪能させていただきました。勝敗の行方は、まだこのコンサートだけで決まるもんじゃありません。まだだ! まだ終わらんよ!!


4、グイグイ前に出る小田、安定の「絵になる感」の鞘師! メンバー全員の驚くべき成長率の高さ

 当然、ただ単にセットリストに挙がった曲を順番に唄っていけばいいというわけではなく、ダンススキルを要求する『恋愛ハンター』以降の諸作もあれば、唄い手各人のムッチャクチャ高い歌唱力と「華」を必要とするプラチナ期の曲もあるということで、尋常でないレベルの難曲のつるべ打ちとなっていたのですが、やっぱり肝心ところで頼りになる小田さんと、なんだかんだ言っても真ん中にその赤があると安心するという鞘師さん、このお2人の存在感が、私が見た限りでは輝いていましたね。
 あと、今のメンバー構成だと、我が『長岡京エイリアン』における「生き神」であらせられる聖・亀井絵里さまのパートを担当するのは佐藤優樹さんなのよね! 確かに、高音パートはと考えればまーちゃんになるのが自然なのですが、ここまで堂々とやられるとは思わなかったので、意外と早い継承表明が新鮮でおもしろかったです。
 そういえば、こういう歌唱方面の話ではまったくなかったのですが、昔の記事で私も「2代目ぽけぽけぷうはまーちゃんじゃなかろうか。」なんてつぶやいてましたね。まさか、こういうド正当な形で実現化しようとは……時は流れ、人は成長するものだ。

 その他のメンバーについて言いますと、やっぱりアルバムでアップデートに大いに貢献した鈴木さんと工藤さんがもっと前面に出て唄いあげてもいいような気がしたのですが……日本武道館ファイナルのセットリストはどうしても、時間が足りなく感じるくらいの総力戦であっという間に終わっちゃいますからねぇ。ソロ曲なんかあったらよかったんですけどねぇ。


5、ロング MC、ダンス、そしてソロ歌唱! 史上最高の「道重パラダイス」、ここに現出

 まぁソロと言うのならば、道重リーダーのソロは曲も MCも、「え、これ、卒コン!?」と不謹慎な勘違いをしてしまいかねないほどに充実してましたよねぇ。
 あの、武道館いちめんのピンクの大海原……圧巻でございました。

 不謹慎ついでに言いますと、私はこのコンサートにおもむく前に、「もしかしたら、このコンサートで道重さんから何か『発表』があるやもしれん……」という根拠のない危惧をいだいていまして、無論のこと、それはまったくの杞憂に終わりました。道重リーダーは今回も現役バリバリで最前線に立ち、メンバーを鼓舞してファンを大いに楽しませてくれたわけです。

 そして、会場にはあふれんばかりの、道重リーダーへの絶大なる信頼と感謝の気持ち。まさしく「アイドルであり続けてくれて、ありがとう!!」という想いですね。

 ここが今回のコンサート、おそらくはツアー全体を通しての特色かと感じたのですが、この時期、もちろん表立ってはメンバーの誰かがグループを卒業するといった、さしあたって耳目を引くようなビッグニュースはありませんでした。それは当然ながら、いまだにもんのすごい速度で成長を続ける現「さゆルビー期」体制にとってはまったく幸せなことです。知らせがないのが良い知らせ!

 でも、道重リーダーも24歳になりました……世間一般の世界では、別にどうと言うこともない「素肌ピチピチ」(グループが違いますが)の24歳ではあるのですが、彼女が身を置いているのは、まごうことなき日本の女性アイドル界のトップシーン、やっかみとスキャンダル報道という銃弾飛び交う最前線!
 トップアイドルとして24歳。芸歴も10年をゆうに超えました。今年の10月で、モーニング娘。在籍期間も歴代メンバー最長の「約10年9ヶ月」となりました。そして、メンバー現役時代では歴代最年長となる初代リーダー中澤裕子の「27歳(2001年時点)」でさえもが、そう遠くない未来になりつつあるわけです。第6代リーダーの高橋愛さんの「25歳」なんか、もうすぐそこですよ。
 グループのリーダーとしての在任期間は「およそ1年半」ということで、歴代5位ですからまだまだ始まったばかりとも言えるのかもしれませんが、他の現役メンバーは全員未成年。

 つまり、正式な動きはまだないとしても、道重リーダーのことが好きになればなるほど、彼女の「その日」が確実に近づきつつあることを意識しないわけにはいかないという、非常に繊細な時期の中でのコンサートツアーだったわけなのです。

 この日のラスト近くの MCでは、リーダーからのねぎらいと感謝の言葉に後輩メンバーが涙するという感動的な場面がありましたが、こういうタイミングで、自分でなく他人への気遣いを言葉にして、メンバーだけでなく会場全体の魂をみごとにかっさらっていく「人間・道重さゆみ」の感嘆すべき度量と生きざま!!

 道重リーダー。まだまだ、モーニング娘。には必要なお方です。それがどれだけ過酷なことかは承知の上で言わせていただきますが、まだ辞めないでくださ~い!! まずは2014年いっぱい、がんばっていただきたいと! 頼みます、おがみます!!


 あっちょわ~!! 今回の記事だけでモーニング娘。とBerryz工房の日本武道館2日間の感想をまとめてつづるはずだったのに、ここまででとんでもねぇ字数になっちったよ!?
 まぁ、いいや! 2日目のBerryz工房さん関連はまた次回ってことにしちゃって、モーニング娘。さんに関する残りのトピックだけ、ちょい駆け足でいっちまおう!


6、恐怖! スマイレージ竹ちゃんの「殺人ふともも」
 前からすごいすごいとは思っていたが、まさか生で見るとこんなに危険なものだったとは! もはや兵器!!

 いや~、これはえがった。ステージの真後ろの座席でほんとによかった!

 要するに、スマイレージとハロプロ研修生オール出撃バックダンサーをひっさげての、後半戦の最初をいろどった『ザ☆ピ~ス! updated 』の迫力がとてつもなかったわけなのですが、このやけにカッチョええダンスを、私の目の前で披露していたお方がスマイレージの竹内朱莉さんだったんです。
 竹ちゃ~ん! そのふともものむっちむち感で、キレッキレのダンスをやりますか!? んも~最高じゃないの!!

 ダンスが上達すれば、自然に脚はしまって細くなるか、ゴツくなります。逆に、むちむちの魅力を持ったままの脚は、往々にしてダンスの技術が未熟になりがち。

 それなのに! 竹ちゃんという稀有な才能は、これらの奇跡的両立をものの見事に会得してしまっている!! むちむちなのにダンスがキレる!

 これは勝手な私の推測ですが、おそらくこの竹ちゃんのむちむち感は、大人になっていくにつれて失われていくことでしょう。いつかは洗練されて落ちていく「ありあまる若さ」こそが、このむちむちの正体じゃないかと思えるからです。
 そして、それが無くなったあとの竹ちゃんに残るものこそが、スマイレージとハロー!プロジェクトの未来をうらなう真のカギになるはずなのですが、今はとにかく、神がもたらしたこの「竹ちゃんのむちむち」の豊穣のひとときを享受することにいたしましょう。竹っちゃ~ん!!


7、真横から見るダンスフォーメーションは、ものすごくおもしろい!
 特に『ワクテカ Take a chance 』の生田さんに大感動! 列のはじっこはむっちゃくちゃ移動距離が長いんだなぁ!!

 まぁ、これは言うまでもないことなんですけど、あのダンスのためにメンバー全員がどんだけ苦労しているのか、ってことが、真横とか真後ろから見るからこそはっきりわかるというか。

 歌割りパートが少ないからラクしてるとか、そういうことじゃないのよね……少ないメンバーこそが、あのダンスフォーメーションをいちばん外側から支援してるんですね。も~ぐるぐる回りっぱなし、走りっぱなし!

 生田さんよ、その努力は必ずむくわれるぞ! その無私無言のまなざしが、歌やダンスと同じか、あるいはそれ以上に人を感動させるエネルギーをはなつのだ。

 しかし、こういう姿を見ているとホンットに痛感するんですが、特に生田さんなんか、アイドルやってなくて一般人だったら、別に何の苦労もせずに、ただそこにいるだけで男どもにちやほやされる資格を余裕で有している超美人ですよ。
 それがどうして、あんなに汗水流して努力をして、それなのに、そんなこと言われる筋合いもない赤の他人からファッキンどーでもいい誹謗中傷を浴びることもある職業に身を置いているのだろうか。そんな過酷な世界に自ら身を投じているのだろうか。

 おそらく、それが世界一のアイドルを目指す彼女が「彼女であること」そのものだし、「トップアイドル」という言葉が持っている魔力なんでしょうね。

 嗚呼、奇々怪々たる美少女の心理! 四の五の言わずに応援していくことにしましょう。


8、ハロプロは舞台裏も表舞台! 視界に入る限りファンへのサービスを忘れない態度にも感動しました。
 気がつけば、裏手に他のメンバーがまわってくるたびに、背筋をピンと伸ばしてしまう自分がいた

 これは、さっき書いたからいいや。
 ま、とにかく工藤さんのサービス精神がきわだって印象に残ったステージ下手側座席でした。こんなの、たぶんコンサート DVDにも記録されないようなひとこまじゃないですか。そこに全力そそぐからね! やっぱプロは違うわ。


9、ハロプロはスタッフ作業もおもしろい! 黒ジャンパーのみなさん、本当に御苦労様です
 脱いだ衣装をかたづける、暗闇でメンバーを誘導する、舞台裏に飲み物を運ぶ……休むいとまもないプログラムの中に現代の「忍び」を見た

 いや~、今回の私の座席のなにが良かったって、実はメンバーとの距離が近いってのと同じくらいに、これが見られたのが良かったんですよね。

 コンサートが始まった当初から、ステージの袖ちかくで頭だけがチラッチラ見切れる茶髪に黒服の若い女の方がいて(当然、客席正面からは見切れないギリギリの位置です)、最初はゲストなのかな?と思っていたのですが、それが出演者の出入りを介助するスタッフさんだとわかったのは中盤ごろ。
 彼女がスッとひっこんで、今度はステージセットの真裏をネコのような静けさで歩いていくと思ったら、その手には、何人か分の紙コップの載ったお盆を持ってるわけ! これがまぁ~、高級ホテルの給仕さんもかくやという、しなやかで無駄のない身のこなし。無論のこと、激しいダンス曲の応酬が終わったメンバーの何名かは、彼女のスタンバッている箇所に一瞬だけ引っ込んで、またあっという間にステージに戻っていくわけです。

 そうかと思ったら、彼女はまたステージ袖に待機して、次の曲にいくためにメンバーが羽織っていたジャケットとかの衣装を脱いで投げた瞬間にスッと出てきて、ライトの当たっていない暗闇の中を、海底のシャコもびっくりのスピードで衣装をもらさず回収しつつ、またさがっていくんですよ。

 ワーキャー言っている熱狂空間から、セットの書き割りという「板1枚」しかはさんでいない静寂の闇の中を、ひとり忍んでゆく孤高の女性。

 感動だ……プロのステージは、スタッフだってプロ! 当たり前のことですが、そこがいいんですよね。
 NHK の Eテレとかで早朝に5分番組とかでやってくんないかなぁ、『日本の匠・第3362回 ハロプロコンサートの黒ジャケットスタッフ』みたいな!


10、卒業もない、重大発表もない、初武道館でもない……だが、そこがいい!!
 純粋な歌とダンスとトークのみのエンタテインメント、あっという間の2時間半。モーニング娘。である以上に何がいる!?

 ほんとに、しみじみそう思います。

 重大発表なんかいらない! つんく♂さんも出てこなくていい!! あと、個人的にはソチ・オリンピック関連もいらない。
 モーニング娘。がそこにいて、唄って踊ってくれる。それだけでいいんですって。楽曲の売り上げとか報道のされ方だってどうだっていいんです。会場を埋めるお客さんの真剣な姿勢と熱狂があるんですから。

 たぶん、彼女たちがいちばんわかりやすく「がんばる糧」にできるもののひとつに、目の前に広がるサイリュウムの海という光景があるんだと思います。少なくとも私はそう願いたいです。少しでもお返ししたくなりますよね、あんなにがんばられちゃったら。


 そして、今回またしても、アイドルの目線に近い場所から「アイドルがコンサートで対峙する圧倒的な風景」を楽しむことができたこと。この上もない幸せでした。それでメンバーとも目があった気になれるんですからね。至れり尽くせりよ……

 『モーニング娘。コンサートツアー2013秋 CHANCE! 日本武道館ファイナル』、ごちそうさまでした~!!


 また DVD買おうっと。「メンバーごしの奥にオレ」という惨劇、ふたたびか!? これを「怖いもの見たさ」と言わずしてなんと言おうか。

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