りんたろうのきときと日記

好きな事だけ只々綴る

DVD「マンダレイ」観ました♪

2006年10月28日 02時41分03秒 | 映画(DVD)
☆「マンダレイ」
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ブライス・ダラス・ハワード、イザック・ド・バンコレ、ダニー・グローヴァー、ウィレム・デフォー、ジェレミー・デイヴィス、ローレン・バコール


「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアーがアメリカをテーマにした三部作の第2弾。
前作同様広いスタジオの地面に線を引き、道路や建物を現し、最小限のベッドやテーブル、最小限の照明の中で役者たちは無対象で芝居をします。
初めて観た時は内容もさることながらこの手法衝撃的でした。
それはまるで舞台を観ているよう。

前作「ドッグヴィル」で町を1つ消してしまった女グレースがまたやってくれます(笑)
「ドッグヴィル」でニコール・キッドマンが演じたグレースを、今作は「ヴィレッジ」、「レディ・イン・ザ・ウォーター」のブライス・ダラス・ハワードが。

ショートヘアーで時折少年のように見える精悍な顔立ちは「レディ・イン・ザ・ウォーター」の時と全然雰囲気違いますね。
僕はこっちの方が好きだなぁ(^-^)
このグレースが純粋で真っ直ぐな人間、純真無垢というか、幼いというか(^-^;
現実でもそうですが、この純真というのは時として恐ろしい結果を引き起こしてしまうのですが・・・
純真な分、信じている者に裏切られた時の反動はすごいです。
前作では住民皆殺し、町を消しましたが、さて今回はどうでしょう(^-^;(笑)
主人公は偶然立ち寄った農場で、支配者である白人から支配される黒人たちを武力で開放し、自由と解放を説き理想の村を作ろうとします。
それが正しい事だと信じて。
それはまさに正義の名のもとに他国に介入する軍事大国アメリカのよう・・・
「ドッグヴィル」ほどではないですが、この作品も観終わった後嫌~な気分になります(でも僕は「ドッグヴィル」の身勝手な町の住民が裁かれるラストはある意味スッキリしたのですが)。
そもそもこの監督の作品は好き嫌いがハッキリわかれると思うのですが、僕は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」、そして「マンダレイ」好きです(^-^)♪
で、第3部「ワシントン」へと続くそうです。
こちらも楽しみ♪♪♪