☆「DRAGONBALL EVOLUTION(ドラゴンボール エボリューション)」
(原題:DRAGONBALL EVOLUTION)
監督:ジェームズ・ウォン
出演:ジャスティン・チャットウィン、エミー・ロッサム、ジェームズ・マースターズ、ジェイミー・チャン、田村英里子、パク・ジュンヒョン、チョウ・ユンファ、ランダル・ダク・キム、アーニー・ハドソン
日本武道館にて行われたワールドプレミア観てきました☆
上映前には、ゲストが多数登場するレッドカーペット、そして出演者たちの舞台挨拶が。
生のエミー・ロッサム、めちゃめちゃ可愛いかった~(>_<)♪
すみません、今回もかなりネタバレなんで、注意。
本作を楽しみにしている方は読まない方が良いかと(^-^;
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/91/7bc26415cf067d74eaf97c015df5a04d.jpg)
鳥山明の人気コミック「ドラゴンボール」をハリウッドが実写映画化。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/8a/780361b59b8fe6459c081b7d58a0a2d4.jpg)
監督は「ファイナル・デスティネーション」、「ザ・ワン」のジェームズ・ウォン。
あんた原作読んでないでしょう( ̄□ ̄;???
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/f5/3c38238b97476fec808ae87d86dc009c.jpg)
孫悟空を演じるのは「テイキング・ライブス」、「宇宙戦争」のジャスティン・チャットウィン。
主役を演じるにしては全く華がないです(´Д`)
悟空は野生児ではなく、真面目な高校生で、孫悟空というよりは、高校生時の孫悟飯。
尻尾も無く、おまけに満月見ても大猿に変身しません(´Д`)
如意棒も筋斗雲も出てこない(´Д`)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/35/32b10161c95d17269cf182a42cc1654b.jpg)
ブルマには「ミスティック・リバー」、「オペラ座の怪人」のエミー・ロッサム。
いや~、可愛い~(>_<)♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/a6/4125793fe9cd7de86419d9cdb2e01a1b.jpg)
彼女がブルマを演じたのが、本作で唯一の救いかも(^-^;(笑)
本作のヒロインなのかと思っていたら、チチにその座を奪われちゃった(>_<)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/fd/2f705e3ff7a7286a18d3666d09416ebd.jpg)
武天老師(亀仙人)にはチョウ・ユンファ。
完全にミスキャスト。
髪はフサフサ、亀の甲羅も杖もヒゲもサングラスもナシ(´Д`)
スクリーンの中には、ただただ普通~~~のチョウ・ユンファ(´Д`)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/bb/3ebb8ceaeabb30aabf1b47f35b173f13.jpg)
ピッコロ大魔王にはTVドラマ「バフィー~恋する十字架~ 」のジェームズ・マースターズ。
ピッコロ大魔王はタマゴを産まず、血で部下を作り出すものの、原作のタンバリンやシンバルと違い、これが弱くてただのザコ(´Д`)
しかも登場は一瞬なんでデザインが全くわからない(´Д`)
チチにはTVドラマ「CSI:ニューヨーク4」のジェイミー・チャン。
原作と違い、本作では悟空の同級生。
金持ちのお嬢様で、趣味で武術を学んでいるという、どちらかというとビーデルの様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ce/64054c4dabe24682e7f24e8037494a37.jpg)
ピッコロ大魔王の部下マイには田村英里子。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/83/c96b12d616fcd079245f95a4ceaf1d5a.jpg)
コミックやアニメの実写化というのは、とても難しく、そのほとんどは散々な出来でがっかりすることが多い。
本作は、僕の大好きなマンガのひとつである「ドラゴンボール」の実写映画。
でも、ネットや予告を観る限り、あまりに原作とかけ離れたキャストや内容に不安だけが増すばかり。
しかし先日鑑賞した「ヤッターマン」は出来がよく、作品に愛情を感じ実に面白かったので、「もしかしたら・・・?」と淡い期待を持ちつつ鑑賞。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/13/72fc89fdfdf4b2c3c7090117d886b38f.jpg)
こんなのドラゴンボールじゃない(T-T)
いや~、酷い(´Д`)
イヤな予感はしていたけれど、ここまで原作を無視した作品になろうとは・・・(´Д`)
今年のワースト1決定~!!!!!
キャッチコピーでは『今まで見たことのない「ドラゴンボール」が待っている! 』とありますが、そりゃ見たことないでしょ、こんなの酷いの(´Д`)(苦笑)
ストーリーはかなり稚拙でお粗末(´Д`)
中途半端にシリアスで進み、お色気もギャグもなし、勿論“ぱふぱふ”もございません(T-T)
原作に対する愛情もリスペクトも全く感じない。
多分、監督や脚本家、製作スタッフは「ドラゴンボール」嫌いなのか、それとも読んだことないのか・・・。
7つのドラゴンボールとキャラクターの名前で辛うじて「ドラゴンボール」を保っているという感じ(´Д`)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/95/f358304500359dd318c71c78e2c9b92e.jpg)
時間の関係上、ウーロン、クリリンなどお馴染みのキャラクターは登場せず、唯一登場するヤムチャ(上の画像手前)は、ただのチンピラに(´Д`)
目玉のひとつとされているホイポイカプセルの登場はたった2回のみ(´Д`)
しかも、出てくるのは格好悪い普通の四輪バギー(´Д`)
オープニング、ピッコロ大魔王は最初からナメック星人として語られ、悟空(大猿)はサイヤ人ではなくピッコロ大魔王の手下となっています。
この時点で場内からざわめきが(笑)
地球を滅ぼすはずの“大猿”は・・・小っちゃ( ̄□ ̄;!?(笑)
“大猿”とは名ばかりで、ほとんど人間と変わらない大きさ(´Д`)(笑)
予算の関係???
途中で制作費が無くなったのかな(^-^;(苦笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/38/9033ade0e0154be91689e4818bec7464.jpg)
一番致命的なのは、悟空も武天老師も、そしてピッコロ大魔王も皆弱いこと(T-T)
そのため、ラストの悟空VSピッコロ大魔王の対決は、悟空ピンチに陥ることなく数分で決着、全く盛り上がらず(´Д`)
エンドロールで浜崎あゆみのテーマソング「Rule」が流れた後、オマケが。
これが意外とシュールで、またも場内から苦笑が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/17/675bfbf5adc546c5b34d0627b86deee7.jpg)
実写版「北斗の拳」の悪夢再び。
「シティーハンター」もそうだけど、ジャンプのコミックを海外で実写化すると、どうしてこうも酷い出来になるのでしょう(^-^;?
集英社や日本側のスタッフや関係者は、製作過程で何も言わないのだろうか???
製作にチャウ・シンチー、製作総指揮に鳥山明が名を連ねていますが、多分名前だけで実際は関わっていないのでしょうね。
完全な駄作。
映画館でお金払って観てたら、金返せ!だなぁ。
DVDはおろか、TV放映での鑑賞で十分。
これなら、以前紹介したパチもんの台湾産「ドラゴンボール」や韓国産「ドラゴンボール」の方が、まだマシかも(^-^;
87分という短い上映時間が苦痛に感じてしまった(>_<)
本編よりも司会の次長課長の方が面白かった、そんな試写会でした(´Д`)