泉北高速鉄道にラピートが乗り入れることは、
ニュースで知っていたけど、
目の当たりにしたのは、今日がはじめてです。
なんばから関空まで走行しているのは周知のことですが、
泉北高速鉄道にて走行するって、うれしいです。
なぜ?
って聞かれても訳なくうれしいのです。
カッコいいよね!
別料金がいるので、私は乗りませんが・・・・(涙)
関空ができた時、試乗会で2回乗ったことがあるので、
今は乗りません(涙)
今は我慢。
勉強会に出席しました。
《夏目漱石を読む》 2回目
「虞美人草」を要所・要所を細かく解説していただきます。
角川文庫の裏表紙には、藤尾という女性についての解説記述があります。
以下参照文
美しく聡明だが、我が強く、徳義心に欠ける藤尾には、
亡き父が決めた許嫁・宗近(むねちか)がいた。
しかし、藤尾は宗近ではなく、俊才で詩人の小野に心を寄せていた。
京都の恩師の娘で清楚な小夜子という許嫁がありながら、藤尾に惹かれる小野。
藤尾の異母兄・甲野を思う宗近の妹・糸子。
複雑に絡む六人の思いが錯綜するなか、小野が出した答えとは・・・・・・。
漱石文学の転換点となる初の悲劇作品です。
私は昔に、「虞美人草」を読んだときは、藤尾のことはわがままな女性だなぁ・・・
ぐらいしか思わなかったが、もっともっと深読みすれば
感じ方も違ったかもしれない。
感じ方も自分の年代によって、違った解釈ができるのだろう。
ここで面白いことがあります。
ここも解説していただきました。
夏目漱石が小宮豊隆に宛てた書簡がすごいのです。
明治40年7月19日の書簡です。
藤尾という女にそんなに同情をもってはいけない。
あれは嫌な女だ。
詩的であるが大人しくない。
徳義心が欠乏した女である。
あいつを仕舞に殺すのが一篇の趣意である。
うまく殺せなければ助けてやる。
然し助かれば猶々藤尾なるものは駄目な人間になる。
最後に哲学をつける。
此の哲学は一つのセオリーである。
僕は此のセオリーを説明するために全篇をかいているのである。
だから決してあんな女をいいと思っちゃいけない。
小夜子という女の方がいくら可憐だか分かりやしない。
ーーー『虞美人草』はこれで御しまい。
緑色の文字は、漱石が出した書簡の内容ですが、
作家だからいかようにも、生かすも殺すも思うままですが・・・
令和の時代なら、藤尾も堂々と生きていけるのにと思います。
キャリアウーマンとして、バリバリ仕事をこなしているはずです。
文学っていいね。
文学って楽しいですね。