ユリの花
2024年09月21日 | 本
まだまだ暑い9月半ば過ぎ、
大阪市内まで出かけるのは、「気合い」が必要です。
気合を入れてバスと電車に乗って、講座を聴きに行きました。
「ユリの花のつぼみが持つ高密閉性と短時間開花のひみつ」
生物規範工学・・・バイオミメティックス
生物の形態などを参考に考えた工学らしいです。
例えば
*カワセミのくちばしからヒントを得て、
新幹線500系の先頭車両形
*フクロウ類の風切羽からの、パンタグラフの支柱・・等々
ユリの花の蕾は、高度な内部保護とスムーズな開花・展開という
二つの一見相反する役割をこなしている。
ユリの蕾の能力の秘密を明らかにすべく、
工学的に実験した結果を丁寧に説明して下さった。
難しい工学の講義をカラフルなシラバスが和らげてくれます。
ユリの花を見るたびに、きょうの講義を思い出すかもしれない。
ユリの花が開花した時、6枚の花弁だと思っていたけど
実際は、3枚の萼片(外側)
3枚の花弁(内側)
このことを知ったことも意義がありました。