あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

昔の事

2020年07月22日 | 感じたままに

大阪市内で大きくなった私です。

小学校は繁華街難波にほど近いところにありました。

低学年の同級生の中には、漢字一文字の姓の人たちが多数いました。

長ずるにつれ、一文字の漢字の姓は、台湾の人の姓だと知りました。

《華僑》と言う言葉も知りました。

 

お父さんが台湾の人でお母さんが日本の人が多かったようです。

その人たちの家は、裕福で大きな家に住んでいました。

みんな優しくて、その家によく遊びに行かせてもらいました、

部屋数が多いのでかくれんぼもできて、遊んでいてもすごく楽しいのです。

 

『次郎物語』という本を貸してもらい、

感銘を受けて本の世界に入り込む体験をし、

『本の』楽しみを知ったのも、小学生の高学年でした。

 

そのおうちに、ロッキングチェアーに座ったお婆さんがいました。

独特の服を着て、その足の小ささにびっくりしました。

何かしゃべってくれているのですが、

言葉がわからず返事もできぬまま、その場を離れました。

 

今から思えば、何と失礼な事をしたのでしょう。

「こんにちは」ぐらい言える知恵も無いなんて。

 

ずいぶん昔の事でした。

 

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