近鉄の西大寺から電車に乗りましたが、
観光客で混雑しています。
ドア付近のつり革につかまりながら態勢を整えました。
真前の外国の人が、私を見て微笑みながら席をスッと立ち上がりました。
席を譲って下さる様子なのです。
せっかくのご厚意にあまえ、
その人の目を見て「ありがとうございます」
と言いながら着席しました。
次の駅でたくさん乗客が乗り込みました。
高齢の男性が「ここは、優先座席じゃないのか?」
「私は89歳だ」
「優先座席ではないのやな」
大きな声で、皆に聞こえよがしに言いました。
たしかに優先座敷ではありません。
幼い子供を抱っこしたお母さん
高校生二人
若い女性
男性たちがそれぞれに疲れて席に座っていました。
私はいたたまれなくなり、席を譲ってくれた男性の目を見て
合図を送りながら席を立ちました。
私の意向を察してくれて、微笑みながらうなずいてくれました。
せっかく席を譲って下さった好意を無駄にするのも悪いので、
同意が欲しいと思ったのです。
高齢男性も疲れていたのでしょう。
「悪いなぁ~」「ごめんなぁ~」と言いながら、
席に座ってくれて、すべてまるく収まりました。
それにしても、地下鉄谷町線や近鉄線の電車内で
外国の人に席を譲っていただいた事が重なりました。
立ち居振る舞いが、とてもスマートなのです。
見習わないといけないと思いました。
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