日曜日は、朝から晴天。今週は雪の予報が出ているので普通ならタイヤ交換をするのが無難です。
ですが、こんないい日に家にいてはもったいないと、近くで行われた森の自然観察会に行ってきました。
森はすっかり葉が落ちていました。
カツラやハリギリ、ハルニレ、シナノキ、ミズナラなどの大木が目立ちます。
大きな木々に巻き付いたツルアジサイが最後の黄葉を見せていました。
木陰からもれる日射しが暖かく、木々の間にはシジュウガラやハシブトガラ、そしてエゾアカゲラなどの
野鳥の姿が垣間見えます。
薄く透明な黄色い葉はコシアブラ。青空が気持ちいいです。
今回は贅沢にもガイドさんがついてくれ、道端の植物を紹介してくれました。
林床は、クマザサなどに覆われていますが、多いのがフッキソウです。
なかなか実がついたものが無かったのですが、一つだけありました。
白い実がつくのですね~。
他にもクルマバソウがあちこちに見られます。葉が車のようなので非常に見付けやすいです。
大きな倒木は苔が付いたり、きのこが生えていつしか土に還ります。
この苔は立派ですね。こういうものを先日種まきした紅花ヤマシャクヤクの表土に使えばよかったのかあ~
倒木という倒木には色々なきのこがいっぱいです。
これは猿の腰掛
これは食用だそうです。
袋がちょっとつぶれてしまっていますが、軽くたたくと煙がでてくるきのこです^^
モクモク~
青いつやつやの実はルイヨウショウマ。立ち枯れた姿もいいですね。
エゾユズリハ。葉をつけた状態で冬を越し、春になって新しい葉が出るときに古い葉が落ちるのだそうです。
だから譲り葉という名前が付いたのだそうです。
正月のおせちの仕切りによさそうだなと思っていたら、やはり縁起がいい植物なのでよく使われるそうです。
こんな変わった葉も~。なんの姿に見えますか~
コウモリが羽を広げているように見えることから、名前が・・・・ええ~と・・
すみません、忘れてしまいました^^;
分かる方がいらしたら是非教えて下さい。
そして、この木ですが、小さな実がいっぱい・・・・でも何か変だと思いませんか?
これは、虫が中に入っている虫こぶなんだそうです。
よく葉に粒々のものが時々ありますが、それも虫こぶなんだそうですよ。
既に虫は中から出てしまっているようでしたが、まるで実のように見えますね。
赤い実が沢山ついた木がありました。
でも、正確にはツルが巻きついています。
この赤い実はチョウセンゴミシ(朝鮮五味子)というもので、
その実は漢方や茶などに用いられ、
甘味、酸味、辛み、苦味、鹹(塩味)の5つの味を持つそうです。
どんな味なのか、ちょっと食べてみたかったです。
こちらはツルウメモドキの実。オジンジの実が割れて、赤い種が見えてかわいいです。
4kmほどのなだらかな散策ルートを2時間かけてゆっくりと楽しんできました。