のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

百合ヶ原 イングリッシュローズ -1-

2014-01-19 | イングリッシュ(ER)



グラハム・トーマス(Austin,U.K.,1983)
seedling × (Charles Austin × Iceberg seedling)



咲き始めはこんなに濃いだいだいのような色。



近所でこの花を植えている方がいらして、
秋に見たことがありますが、とても澄んだ黄色で爽やかな気分になったのを覚えています。



きっとアイスバークの血が入っているからでしょうね。








ゴールデン・セレブレーション(Golden Celebration,Austin,U.K.,1992)
Charles Austin × Abraham Darby

こちらもチャールズ・オースチン交配ですが、
片方がアブラハム・ダービー(ピンク)だけあって、
グラハム・トーマスより、だいだい色が濃い印象です。



蕾にもほんのりピンクの筋が入っています。
温かい地方だと大型化しやすいようですが、百合ヶ原の株はどちらかというと小ぶりです。
あともうちょっと咲いて欲しい・・という程度でとどめるのが
実はちょうどよいのかも知れません。

すっきり系の黄色と温かみのある黄色。
どちらのバラもいいですね^^


粉粧楼とアビゲイル・アダムズ・ローズ

2014-01-16 | ティー(T)・チャイナ(Ch)・シュラブ



すっかり真冬日の毎日で、痛いほどの寒さにも慣れてきた気がします。
庭の植物達も厚い雪の布団を被って、ぐっすり寝ていることでしょう。
写真のムシロ巻きははジュード・ジ・オブスキュア
これで寒風から守ってくれます。
今朝は久々に朝から晴天。白い雪と青い空との対比がきれいです。



蕾だった粉粧楼が開いてきました。
おはよう~




一番花より白いです。
近づいて香りを嗅ぐととても甘い匂い~^^




隣にあるアビゲイル・アダムズ・ローズの蕾も開いてきました!
こちらはとても小さい花です。




キッチンカウンターに移動しました!



室内でも花びらの数はやっぱり多かった~
こんなに重なり合ってます。






いや~いいですね。真冬のバラ!!
来年も絶対やってみよう~
やめられなくなりそうです^^




今日の食卓は華やかだわ。


百合ヶ原 ハイブリッドルゴサ

2014-01-15 | ルゴサ・ハイブリッドルゴサ


リンダ・キャンベル(Linda Campbell,US.Moore,1991)
Anytime × Rugosa Magnifica

あまりにもの花数にちょっと遠くからしか撮影できません^^;



とにかく、蕾の数がすごいです。
この日は雨だったので、花もみんな下を向いていますが、
存在感はぴか一。





遠くからみても、赤い色に緑の葉のコントラストがきれいです。
ローズウォークの中でも一番目だっているバラでした。




遠くの左側の紫ピンクの枝垂れているバラはセブンシスターズです。




レディ・カーソン(Lady Curzon,Charles Turner,イギリス,1901) 
R.macrantha x R.rugosa rubra



ピンクの一重咲きのHルゴサです。
マクランサとの交配なのですね。かわいいはずです。



背が高くて、上向きに花が咲くので、高い所に咲いているのが全然見えません。
う~ん、強めに剪定してもっと花が見られるようにしてほしいです。



マクランサに似て遅咲きの品種なのですが、毎回行くたびに
枝葉がきれいだな~と感じる素敵なバラです。

百合ヶ原 ハイブリッド・コルデジー

2014-01-13 | ティー(T)・チャイナ(Ch)・シュラブ



ここ数日寒い日が続いています。
日中は-7℃、夕方になると-10℃近くなり、
最低気温は-12℃程。

今日の夕方の庭の様子です。雪がハラハラと夕日を浴びながら降っていました。
こんもりとした雪の下にはバラの種ポットが並んでいるはず・・・

こちらは、どちらかというと低気圧通過前後で雪が降る地域で、
ここ数日の強い冬型の気圧配置では雪の方はそれほどでもありません。
このまま、静かに過ぎ去ってもらいたいですが、
冬型で降る地域は連日の大雪で大変なようですね。


さて、今日は夏の百合ヶ原のハイブリッド・コルデジーのバラです。
聞き慣れないバラの系統で、こちらに来て初めて知りました。



ジョン・デイビス(John Davis,Svejda,Canada,1977)
Rosa kordesii H. Wulff × Seedling

百合ヶ原には、コルデジーという系統のバラがいくつか植えられています。
このバラの系統はドイツの育種家コルデスによって作られたものでシュラブに属します。



コルデス社の作ったバラには、アイスバークやアンジェラなど
とても有名なものが多いそうですよ。



さらにカナダの農業研究所がR.rugosaやR.Kordesiiを親あるいは祖先として
耐寒、耐病性の高い品種を開発し、エクスプローラー・シリーズ・コレクションとして
世に送り出しました。

エクスプローラー・シリーズ・コレクションとは、探検家、冒険家の名前を冠する
強耐寒性のバラのシリーズです。

ジョンデイビスは、北極海および極東の探検家のようです。



探検家というと強いイメージがありますが、
ピンクで優しい雰囲気を持つバラは女性的な雰囲気がありますね。
花数がとても多く、見事に咲いている様は、やはり気候に合っているのでしょうね~
それにしてもすごい花数。ただただ、圧倒されました^^;




キャプテン・サミュエル・ホランド
(Captain Samuel Holland,Ogilvie.Iam S,Canada, 1991)


同じくエクスプローラ・シリーズのバラです。
サミュエル・ホランドは測量家だそうです。



雨に打たれて花が下を向いています。
モスローズの後にみると、葉も枝もつぼみも、なんともつるつるとした雰囲気ですね。




ウィリアム・ブース
(William Booth,Agriculure and Agri-Food CA,Canada,1999)


こちらは、一重ですが、色合いや枝葉の様子はキャプテン・サミュエル・ホランドに
似ていますね。



ハイブリッド・コルデジーローズは、耐病性にすぐれていて、
黒点病やうどん粉などにもほとんどかからないと言われています。




でも、耐暑性はどうでしょうね?
やっぱり北国仕様のバラなのかな~?



ウィリアム・バッフィン(William Baffin,1983)

ウィリアム・バッフィンもイングランドの探検家・航海者です。



ウィリアム・ブースを八重咲きにしたような雰囲気です。





エクスプローラー・シリーズ・コレクションのバラ達は他にも・・・
デヴィッド・トンプソン、ヘンリー・ハドソン、マーチン・フロビシャー等、
名札がほとんど残っていないので今はもうわかりませんが、
きっと、百合ヶ原のルゴサコーナーにも沢山あるんだと思います。

イコロにもあるでしょうね。
今度よく見てみようと思います。

百合ヶ原 モスローズ -3-

2014-01-11 | ガリカ(G)・モス(M)




アルフレッド・ドゥ・ダルマ(Alfred de Dalmas,Portner,France,1855)
別名:ムスリーヌ

昔、バラにはまってしまった頃、品種毎に一つずつ集めたいと思い、
モスローズにはこのバラを駒場バラ園で購入しました。



モスの様子も控え目だったのですが、
このバラの良さはその奥ゆかしい感じなのかも知れませんね。



ブランシュ・モロー(Blanche Moreau,Robert, France,1880)

緑の苔の間から覗く白い花びらの蕾がとてもきれいです。
若い枝のトゲは赤みを帯びています。



花は~と思って、色々写真を調べたのですが、
こんなのしかありませんでした。
決して多花性ではない株で、花の大きさも小さめなバラです。




コムテス・ドゥ・ムリネ(Comtesse de Murinais,Vibert,France,1843)
別名:ホワイトモス
ダマスクローズ起源のモスローズで、別名ホワイトモスと言われるように
枝葉にまったく赤みがないようです。




ブランシュ・モロと比べてもすっきりと明るい印象でしょうか。




グロワール・ド・ムスー(Gloire des Mousseux,Robert, France,1852)

こちらは可愛らしいピンクのモス。
百合ヶ原だからでしょうかね?ふわっと咲いて可愛いこと^^






つぼみもふっくらとした感じですね。




サレ(Salet,Lacharme,France,1854)

こちらもピンクですが、グロワール・ド・ムスーに比べて、くっきりピンク。
非常に華やかな印象です。









百合ヶ原のネームプレートには、「サル」と書いてあります^^;



とっても素敵なバラなので、プレートを直してあげたいですね~^^




シャポー・ドゥ・ナポレオン
Discovered by Kirche / Kirsch (Switzerland, 1827).
Introduced in France by Jean-Pierre Vibert in circa 1828 as 'R. centifolia cristata'.

「ナポレオンの帽子」に似ている事から名づけられたバラ。
本当に帽子みたいに立派です!^^



モスローズとも、モスではなくケンティフォリアに分類されるとも言われています。
確かに、萼筒の部分にモスローズのような毛がありませんね。
遅咲き品種なのか、蕾だけしか写真に撮れませんでした。

モスローズは今日にて修了です。