穴にハマったアリスたち

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「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」を全話見た日

2020年06月05日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
今日、こどもと第47話「黒い招待状」を見ました。とうとうこの日が来たか…。

「黒い招待状」といえばぴっちファンには言わずもがな。盛大なる放送事故回のひとつ。
冒頭の約30秒がテスト放送画像に置き換わったアレです。「噂のふたり」と並ぶ、「ぴっち」の華々しい1ページ。

「放送事故回こそが正式本編」と信じ、かれこれ約15年、正常版は見てきませんでした。
「完成したら終わりが始まる」の精神にしたがい、あえて見なかったのもある。「まだ見ぬ『ぴっち』がある」ことは、密かに心の支えになってきた。

ですが本日ついに。子供が視聴するのとあわせて、正常版を視聴してみた。
そうか、るちあさんはこんなラブラブで魚脳全開なことをのたまっていらっしゃったのか。

「噂のふたり」も視聴してしまったし、これで未視聴はなくなりました。(厳密にはテレビ版とDVD版の微妙な違いとかあるけど)
同じ理由で温存してきた「るちあソロver MOTHER SYMPHONY」も先日のライブの前に聴いた。ぴっちに出会って早15年、完走してしまった。
改めて、ありがとう人魚さん。全部見終わってしまったので、次は新作が作成される日を執念深く待つことにします。

【時代を超える人魚さん】

子供がぴっちを見るきっかけはGraffArtさんのアクリルキーホルダーだった。
当時全くぴっちを知らなかったのに気に入ってくれて、とりあえず全部盗られた。
やっぱり「人魚」のビジュアルインパクトは強い。シルエットだけでも他と一線を画します。

その流れで本編も見てみた。子供が指定したのは「藍色がでるおはなし」。放送終了から15年もたった今、ノエル推しを選択。いばらの道だ…。

ノエル初登場回といえば第4話。反射的にそこは思い出したのだけど、なぜか「第4話=冷たいキス」と誤認し、何かおかしいと思いながら第5話を視聴。
(リナ姐さんが水槽見ながら回想するシーンでごっちゃになったと思われる)
結局ノエルは出てこないのだけど、分かりやすいアイドル回だったからか気に入ってくれ、そこから視聴を続けてくれた。

はじけて飛び散る何かに慄き、「ああうたわれてしまった…」と嘆き、ガイト様にちゃんと怯え…。
コミックス版も全巻読破しました。人魚さんのおかげで、読書能力が高まってしまった。
押入れで眠っていた「ハートのかけら」やら、ぬいぐるみも引っ張り出してきた。そして「なぜ全種類そろえていないのか」と大層なじられた。

正直なところ、「ぴっち」は(特に品行方正な「プリキュア」さんと比べて)ろくでもないアニメなので、余計な知識を得られてしまうのではと若干不安もあったのだけど、純粋に楽しんでいるようで見ているこちらもとても幸せな気持ちに。15年たって現役幼児と再視聴できるとか、本当に幸せなことだ。

惜しむらくは、1年前の記念ライブには間に合わなかったこと(偶然にもちょうど1年前!)。
もし今だったら、多分連れて行ったと思う。そして無言で感涙する親の姿にビビらせよう。

何度も書いているけど「ぴっち」には本当に救われました。
本放送当時、休みもなく働いていて土曜朝にも家にいることは滅多になかった。
そんな折、泊まり込み先でついていた深夜のカウントダウン系の番組で、たまたま「ぴっち」のお歌が流れた。たぶんPoMだったと思う。
その瞬間に、何か猛烈に癒された。同時に疲労を急に自覚でき、「ぴっちをリアルタイムで見られないような生活はおかしい」と気づき、待遇の改善に動いた。
もしあの時「ぴっち」がなかったら、おそらくズルズルと働き、最悪死んでてもおかしくはなかった。今の生活がある強いきっかけの一つは、間違いなくあの時の「ぴっち」のお歌だ。
蘭花の名言「歌を忘れた生き物は滅びる運命なのよ」はまさにそう思います。「母なる海」や「種族レベルの孤独や愛」等々、「ぴっち」は大事なことを思い出せてくれる。

今改めて見ているけれど、素晴らしく面白いです。
子供が小さなちょうど今のこの時期にまた縁があり、こうして再視聴できる巡り合わせに感謝したい。
社会情勢的には色々とある暗いこの頃ですけど、「2020年上期」といえば私にとっては「子供とぴっちを見た時」として思い出されると思う。

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