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(第25話)トロピカル~ジュ!プリキュア「桜川先生パワーアップ大作戦!」感想

2021年08月22日 | トロピカル~ジュ!プリキュア
■(第25話)トロピカル~ジュ!プリキュア「桜川先生パワーアップ大作戦!」感想


(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第25話より)

トロピカる部顧問・桜川咲先生のパワーアップ回。但しパワーアップはしない。

先にどうでもよいことを書いてしまうと、この先生、SplashStarの美翔さんに似てる。ビジュアル的には目が。
性格や言動も意外にこんな感じな気がする。美翔さんは相棒が日向さんだったからか「しっかり者」かのように扱われていますが、「熱中すると周囲が見えなくなる」娘さんなので他チームなら「うっかり天然系」のポジションだったと思う。美翔さんの母もそんな感じでしたし。
下の名前が「咲」なところと合わせて、SplashStarのハイブリッドがモチーフだったり…は考えすぎか。

「子供の仕事ぶりをチェックし、連れ戻そうとする」のはよくある構成ですが、親には全くその気はなく、そもそも見学に来ること自体も「ついで」なのはとてもトロプリ的だと思います。
お父さんは趣味のアイドルを応援していただけ。それが結果的に、仕事の問題の解決にも繋がった。子供を連れ戻してやりくりするのではなく、外部からリソースを得ています。

「ついでに」見学に来たのも素敵な流れです。遠方にいる子の生活が気にはなっても、わざわざ出向くかというとそれはそれで抵抗があります。だから「ついで」。
たまたま近くに行く用事があったなら、見に行くのは自然な発想。アイドルの応援をしていたことが、子との繋がりにもなった。

トロピカる部の「やるべきことをやっていたら、期せずして将来の役に立った」そのもので、トロピカる肉体と精神を体現なされています。こういうのを見習っていきたい。

桜川先生の職場での様子にも通じることに思えます。直接の描写はないものの、彼女が紹介や手配をしてくれてるイベントの数々は、同僚から渡されたものじゃないかしら。
邪推するなら「面倒くさそうなイベントを押し付けただけ」なのかもしれませんが、それも含めて彼女の普段の言動が結果的に活きている。

一方で「あとまわし」の方々の描写はちょっと気になります。
定番でいえば対比構造になっていて、あとまわし側は何か失敗をしていそうなのに、今回の話はそうは見えません。
夏休みボケのエルダのフォローとしてヌメリーが付き添い、過剰に口出しするでもなく見守り、失敗はしたものの頑張りは上に報告すると言ってくれています。問題を感じない。むしろ良い職場に見える。

強いて違いを挙げるなら、「エルダの世話を主目的としていたヌメリー」と「先生の見学はあくまでついでだったお父さん」でしょうか。そういえば女王様もローラを放置気味に育てています。もし狙っての演出なら、トロプリさんは意外に厳しい。「計画に縛られるな」と同様に「教える・教えてもらう」にも否定的なのかしら。

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