■(第22話)ひろがるスカイ!プリキュア「バッタモンダー最後の秘策! 」感想
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第22話より)
偶然なのか何なのか、新アイキャッチでも本編でも「プリキュアごっこ」遊びをされています。
無邪気にプリキュアに憧れた幼かったあの日。月日は流れプリキュアになった今、現実の壁を知る…。
ソラさんが憧れたシャララ隊長は、瀕死の重傷を負ったところをランボーグにされていました。
浄化すれば元には戻せる。だけど重症なので、そのまま力尽きてしまう。詰んだ。
…わけではない。
あげはさんが即時提案したように、浄化した後にすぐに回復を試みればよい。
バッタモンダーを捕縛し、凄惨なる拷問の末に打開策を導く道もあるかもしれない。
いっそこのままランボーグとして第二の生を歩んでもらう…のはダメかもしれませんが、まぁ他にも何かはありそう。
だけどソラさんは完全に戦意を喪失。ちょっと異質なまでに心が折れてしまった。
ソラさんにとって隊長は「ヒーロー」の象徴そのもの。かなり強調して描かれた「背中をおって彷徨う」からも、ソラさんにとっては理想のロールモデルだったと伝わってきます。
そして隊長が選んだ「自分が囮になり敵を倒す」は、ソラさんが頻繁にやろうとしていたこと。
結果はどうか。
確かに勝利のための犠牲は「美しい」。物語であれば感動して涙するところかもしれない。
でも現実の世界はその戦いの後も続いていく。
彼女が憧れた「ヒーロー」の行く末はこれです。全くもってハッピーエンドには程遠い。
隊長の身を案じるのはもちろんとして、ソラさんが思い描いてきた「ヒーロー」像の欠陥を自ら思い知らされてしまった。
次回、どういう解決をするのか読めません。
本編中で否定した「浄化→回復」をやってみたら上手く行きました…では肩透かし。単純に新技に目覚めて解決…も何か違う。
隊長が自我を取り戻し、「私のようにはなるな」と言い残して自害…は解決になってるんだろうか。
それよりは「気にせず撃て」と諭されて、ソラさんが覚悟を決めて浄化技を打つ方がありそう?
記憶違いでなければ、シャララ隊長には同僚・部下はいても、心配してくれる友人や家族の描写はなかったように思えます。
いわば、ましろさんに出会えなかった「バッドエンド」ルートのソラさん。
隊長は格好よくて憧れの対象そのものなだけに、この現実とのギャップが辛い。
無理に新社会人に例えると、尊敬していた先輩が過労や鬱で体を壊し、それでも無理に働いているようなものかしら。
仕事を取り上げれば休むかもしれないけれど、多分そのまま自殺しかねない。そんな状況。
仕事一筋の姿に憧れていた新社会人としては、ロールモデルの崩壊に、思わず親しい人に「どうしよう」「助けて」と泣きつきたくもなるかもしれない。
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第22話より)
偶然なのか何なのか、新アイキャッチでも本編でも「プリキュアごっこ」遊びをされています。
無邪気にプリキュアに憧れた幼かったあの日。月日は流れプリキュアになった今、現実の壁を知る…。
ソラさんが憧れたシャララ隊長は、瀕死の重傷を負ったところをランボーグにされていました。
浄化すれば元には戻せる。だけど重症なので、そのまま力尽きてしまう。詰んだ。
…わけではない。
あげはさんが即時提案したように、浄化した後にすぐに回復を試みればよい。
バッタモンダーを捕縛し、凄惨なる拷問の末に打開策を導く道もあるかもしれない。
いっそこのままランボーグとして第二の生を歩んでもらう…のはダメかもしれませんが、まぁ他にも何かはありそう。
だけどソラさんは完全に戦意を喪失。ちょっと異質なまでに心が折れてしまった。
ソラさんにとって隊長は「ヒーロー」の象徴そのもの。かなり強調して描かれた「背中をおって彷徨う」からも、ソラさんにとっては理想のロールモデルだったと伝わってきます。
そして隊長が選んだ「自分が囮になり敵を倒す」は、ソラさんが頻繁にやろうとしていたこと。
結果はどうか。
確かに勝利のための犠牲は「美しい」。物語であれば感動して涙するところかもしれない。
でも現実の世界はその戦いの後も続いていく。
彼女が憧れた「ヒーロー」の行く末はこれです。全くもってハッピーエンドには程遠い。
隊長の身を案じるのはもちろんとして、ソラさんが思い描いてきた「ヒーロー」像の欠陥を自ら思い知らされてしまった。
次回、どういう解決をするのか読めません。
本編中で否定した「浄化→回復」をやってみたら上手く行きました…では肩透かし。単純に新技に目覚めて解決…も何か違う。
隊長が自我を取り戻し、「私のようにはなるな」と言い残して自害…は解決になってるんだろうか。
それよりは「気にせず撃て」と諭されて、ソラさんが覚悟を決めて浄化技を打つ方がありそう?
記憶違いでなければ、シャララ隊長には同僚・部下はいても、心配してくれる友人や家族の描写はなかったように思えます。
いわば、ましろさんに出会えなかった「バッドエンド」ルートのソラさん。
隊長は格好よくて憧れの対象そのものなだけに、この現実とのギャップが辛い。
無理に新社会人に例えると、尊敬していた先輩が過労や鬱で体を壊し、それでも無理に働いているようなものかしら。
仕事を取り上げれば休むかもしれないけれど、多分そのまま自殺しかねない。そんな状況。
仕事一筋の姿に憧れていた新社会人としては、ロールモデルの崩壊に、思わず親しい人に「どうしよう」「助けて」と泣きつきたくもなるかもしれない。