Yahooさんのップページで紹介されてた「知恵袋」が気になったので書いてみる。
●(長文です)昨日、夫から離婚を切り出されました。関係修復に向けたアドバイスを...
[引用]
(長文です)昨日、夫から離婚を切り出されました。関係修復に向けたアドバイスをお願い致します。私(妻)36才、夫33才、子供はいません。社内結婚をして5年間、同じ会社(勤務地別)で共働きです。
[引用終]
この手の話のとき、「男性はプライドが高いから」で説明しようとされるのが、かなり納得できません。
男女の性別に由来する原因を作り上げなくても、もっとシンプルに説明がつくはず。
思うに、こういう問題事は、男女の性別を逆転させて考えるのが定石じゃなかろうか。
リンク先のお悩み相談だと、こんな感じ。
『昨日、妻から離婚を切り出されました』
『社内結婚をして5年間、同じ会社(勤務地別)で共働きです』
『結婚3年目。私が昇格し、出張、飲み会が増え、帰宅が深夜になることが増えた。それに伴い、食事の支度をしなくなった』
離婚に至っても特に不思議はないと思う。
元々の質問文には「掃除・洗濯・ゴミ出しは私が9割」とありますが、大勢に影響はないでしょう。
(何なら「土日は家族サービスをしていました」と置き換えてみてもいい)
そしてその場合に、「女性はプライドが高いから」といった性別に起因する理由づけは必要ないはず。
実際のところ、「男性はプライドが高いから」は説得のための枕詞であって、さしたる意味はないのだとは思います。
逆に「女性は嫉妬深いから」といった表現もありますし。
「プライド」と「嫉妬」は厳密には違うものの、こういった話題の際には実質的に同じ局面で使われます。
要は男女の差はないんですよね、これ。
「~~はこうだから」という説明は、説得する際には便利です。
特に相談者が自身に非を感じていない場合は。
(例:「子供だから仕方がない」や「あの親父は頑固だから気にするな」等々)
ただ、枕詞であることが意識から抜け落ちてしまうと、かえって問題をややこしくすると思うのです。
上記の質問でいえば「どうして女性が男性を立てないといけないのか。性差別だ」みたいな、変な方向に行きかねない。
実際には性差が発端の問題ではなく、相談者が男性だろうと女性だろうと、「それは確かに離婚もありえる」な状況なのに。
うちの会社でも「女性の働き方」論みたいなのが流行ってるけど、「それ男女の違い関係ない」と思う事が多々あって落ち着きません。例えば育休とか。
「女性の多様な働き方への理解が云々」とか妙なことを言わず、「男女の区別なく、また理由の如何を問わず、年単位の休暇をとれるような制度を整える」でいいと思うんだけどな。
年単位の休暇が欲しい事情なんて、男女の違いなく、また子供がいるいないに関わらず、いろんな人にあるのだから。
育児でも介護でも自分探しの旅でも趣味でも休養でもなんでもいいから、年単位で休んで、その後復帰できる環境を作れば、育休後の復帰の問題は消滅するはず。
逆に「そんなこと無理だよ」というなら、育休制度も破綻してる。
(男女に能力の違いがないとすれば、職場の半数は女性。
そして理屈の上では全員が同時期に育休を取得することがありうる。
職場の半数が、年単位で休暇を取ることを想定していないのなら、そもそも制度として破綻してます。
更に付け加えるなら、趣味の休暇と違い、時期の調整が困難ですし)
と、まぁそんな感じで、気になったので書いてみた。
●(長文です)昨日、夫から離婚を切り出されました。関係修復に向けたアドバイスを...
[引用]
(長文です)昨日、夫から離婚を切り出されました。関係修復に向けたアドバイスをお願い致します。私(妻)36才、夫33才、子供はいません。社内結婚をして5年間、同じ会社(勤務地別)で共働きです。
[引用終]
この手の話のとき、「男性はプライドが高いから」で説明しようとされるのが、かなり納得できません。
男女の性別に由来する原因を作り上げなくても、もっとシンプルに説明がつくはず。
思うに、こういう問題事は、男女の性別を逆転させて考えるのが定石じゃなかろうか。
リンク先のお悩み相談だと、こんな感じ。
『昨日、妻から離婚を切り出されました』
『社内結婚をして5年間、同じ会社(勤務地別)で共働きです』
『結婚3年目。私が昇格し、出張、飲み会が増え、帰宅が深夜になることが増えた。それに伴い、食事の支度をしなくなった』
離婚に至っても特に不思議はないと思う。
元々の質問文には「掃除・洗濯・ゴミ出しは私が9割」とありますが、大勢に影響はないでしょう。
(何なら「土日は家族サービスをしていました」と置き換えてみてもいい)
そしてその場合に、「女性はプライドが高いから」といった性別に起因する理由づけは必要ないはず。
実際のところ、「男性はプライドが高いから」は説得のための枕詞であって、さしたる意味はないのだとは思います。
逆に「女性は嫉妬深いから」といった表現もありますし。
「プライド」と「嫉妬」は厳密には違うものの、こういった話題の際には実質的に同じ局面で使われます。
要は男女の差はないんですよね、これ。
「~~はこうだから」という説明は、説得する際には便利です。
特に相談者が自身に非を感じていない場合は。
(例:「子供だから仕方がない」や「あの親父は頑固だから気にするな」等々)
ただ、枕詞であることが意識から抜け落ちてしまうと、かえって問題をややこしくすると思うのです。
上記の質問でいえば「どうして女性が男性を立てないといけないのか。性差別だ」みたいな、変な方向に行きかねない。
実際には性差が発端の問題ではなく、相談者が男性だろうと女性だろうと、「それは確かに離婚もありえる」な状況なのに。
うちの会社でも「女性の働き方」論みたいなのが流行ってるけど、「それ男女の違い関係ない」と思う事が多々あって落ち着きません。例えば育休とか。
「女性の多様な働き方への理解が云々」とか妙なことを言わず、「男女の区別なく、また理由の如何を問わず、年単位の休暇をとれるような制度を整える」でいいと思うんだけどな。
年単位の休暇が欲しい事情なんて、男女の違いなく、また子供がいるいないに関わらず、いろんな人にあるのだから。
育児でも介護でも自分探しの旅でも趣味でも休養でもなんでもいいから、年単位で休んで、その後復帰できる環境を作れば、育休後の復帰の問題は消滅するはず。
逆に「そんなこと無理だよ」というなら、育休制度も破綻してる。
(男女に能力の違いがないとすれば、職場の半数は女性。
そして理屈の上では全員が同時期に育休を取得することがありうる。
職場の半数が、年単位で休暇を取ることを想定していないのなら、そもそも制度として破綻してます。
更に付け加えるなら、趣味の休暇と違い、時期の調整が困難ですし)
と、まぁそんな感じで、気になったので書いてみた。