朝のすがすがしいひと時、散歩に出かけた。 まだ暑いので、8時までに家に帰ってこようと思ったけれど、戻ってきたら8時半でした。
30分程度、家の周りを一回り 朝の慌ただしい時間なので、たくさんの通勤の人たちとすれ違う。 いつもはきっとちょっと怖い顔をして駅までまっしぐら。 朝出るときは、いつも時間がなくなるので早歩きになってしまう。 もう少し前までは駅まで全速力疾走(笑) その前は自転車の死にもの狂いこぎ(爆) 駅までの13分は出勤の最初の大切な時間なのに、何も考えずにひたすら駅に向かって歩いて(走って)いる。
今日は違う。 学校も今日から始まるのだろう。 集団登校のグループにいくつも出会った。 宿題はできたのかな? なんて、子供が小さかったころのばたばたが頭がよぎる。 駅までもう少し、それにしてもたくさんの車が後ろをすり抜ける。 危ない道だ。
そして… 今日は駅の横を横切って、向こう側に行った。 よく知っているはずの駅の周り。 向こう側に渡っただけで、景色がぐっと変わった。 そういえば、こちら側を歩くことはないな。 突然、知らない街を歩いている気になってきた。 すれ違う人たちの顔まで何だか少しよそよそしい気がする。 そして、道に沿ってある商店。 初めて見つけた店ばかり。 まだお店はもちろん閉まっている。 ショーウィンドウの中にはよそいきの澄ました顔で品物が並んでいる。 そうなんだ、こんなところにこんなお店があるなんて… やけに感激したりする。
あの道を右に曲がってみよう。 そうすると、また見たことがない住宅街が現れた。
そうなんです。 よく知っているようで、ほとんど知らない身の回り。 少し道を外れると全く違った場所に見える。 全く知らない世界がそこにはある。
朝の30分、まるで別世界へ旅行したみたいでした。