数日前から滅法暑くなってきました。まるで熱帯地方みたい… 昼から夕方まではエアコンの効いた建物の中で過ごすのがベストですね。
節電は美徳ですが、停電はNG~ この頃気分がすっきりしないのは、節電をやかましく言われ(テレビや新聞で)、その上停電の恐怖まで煽られてまいっているせいでしょうか。エコ家電がいいのはわかっていても、すぐにエアコンや冷蔵庫を買い替えるわけにもいかず。人の好い所に付け込んで(ちょっと言葉悪いですが)節電を強いると、皆熱中症で倒れちゃいます。
高齢の80歳代の親や親類を何人も抱えている私としては、自分のことだけでなく、その人たちのことが本当に心配で、電話をかけたり、家を訪れたりして、決して節電してエアコンを止めたりしないようにと、口を酸っぱくして言っています。(疲れるわ)
電気は何とかしてくれるでしょう。専門家が何人もいて、あーでもない、こーでもない、と日夜喧々諤々の議論を続け、税金を支払っている見返りにちゃんと安心して使えるくらいの電気を作ってくれると信じています(しんじたーい)。
原発は止めろ、火力発電にしろ、とシュプレヒコールをする人たちは、心情的には察するものはあまりありますが、この熱帯地方のような地域に住んでいる人たちのことを本当に考えてるのでしょうか。昔学生運動していたおじさんたちが定年になって、昔を懐かしんでもう一度青春とばかりに集まって叫んでいるのでしょうか。皆年金が出て時間もあるし、将来の日本の事を真剣に考えた末に、東京まで新幹線で出て、懐かしい学生時代を思い出して集まり、心の底から息子や娘の将来を悲観して、若い人たちのために叫んでるのかなあ。
とにかく、節電をしたくてもできない現状にいらだち、鬱々としている。(ちょっと大げさかも)
ところで、火力発電について環境保護団体のシエラクラブは、主義として大反対しています。水力発電のためのダム建設も大反対です。きれいな空気、が全体のスローガンですので、火力発電は絶対にノー。かなり大掛かりな反対運動をいつも繰り広げ、市民に対し大きな力を持っています。直接選挙の米国はいつも、大統領に直接オンラインで反対の意思表明をする名前を個人で書く運動をしています。
水力発電に関しては、ヘッチーヘッチ―のダム建設反対で、団体創設者のジョンミュアが先導して反対しました。結局サンフランシスコの住民のためということで、ダムが作られたのですが、ミュアはその5年後に亡くなってしまいました。20世紀の初めの頃の話です。
今、ミュアが生きていたら、原発について何ていうでしょうか。ちょっと聞いてみたい気がします。開発と環境はいつも相容れない問題で、両方をうまくバランスをとりながらリードできる人が現れることを願います。