いわゆる安全食品の会に入って農薬を使用しない食品を買うようにしてから、もう20年以上も経つなあ。月日の経つのは早いと実感します。
きっかけはマンションの方に誘われたからですが、長男がひどいアトピーに悩まされ、その時私もかなりつらい育児をすることになったからか。
真っ赤な肌でかゆいのか泣き叫び、寝かしつけるのに毎日2時間も添い寝しましたよ。本当に大変な時期でした。自分の時間がどうの、というよりも何よりもいたいけな小さな身体がかゆさのために体をひねって泣く姿を見るのがつらく・・・
近所のママ友に教えてもらって、アトピー専門の小児科医を紹介してもらいなんとか切り抜けました。その長男も小学校4年の頃にすっかりアトピーが治り、きれいなお肌になり、その後アレルギー性鼻炎になったようですが、それまでに比べると天と地!!
中学からタッチフット、高校からアメフト、大学もアメフト、そしてすっかり丈夫になりました。ばんざ~い。
今、カーソンの沈黙の春を読んでいます。あまりに有名すぎて今まで読む機会がなかったのですが、やっとこのたび本を購入しました。アメリカでの除草剤など農薬使用の実態について、実に細かくリアルに描写されています。今ではきちんと法律ができていると思いますが、開発と保護はいつも矛盾をはらんだ問題です。
ところで、有機農法で作った野菜はとてもおいしい、と実感。フルーツなども全く味が違います。今はトマトを楽しんでいますが、その味は一度食べたらスーパーなどで売っているトマトが薬品臭くて食べられないほどです。生協のトマトもそう。それなのに、どうして農薬を使い続けるのでしょうか。農薬を使わずに栽培するのは手間とコストがかかるのでしょうか。
今回、ぶどうの生育が思わしくなく、不揃いのぶどうになってしまう、それでも買ってほしい、と生産者さんからのお手紙が入っていました。今年、私たちが買わなければ、来年からは薬品に浸して、一般市場に出せるよう粒をそろえる、とも。
毎年、ぶどうも購入していますが、そのおいしさと言ったら・・・・ ひと箱買って、ご近所や親に分けようと思っても、いつの間にか二人で全部食べちゃいます。それくらいおいしい。だから、来年もずっと薬品などを使わずにおいしいぶどうを作り続けてほしい・・・
沈黙の春 (新潮文庫) | |
レイチェル・カーソン | |
新潮社 |