まやの部屋

過ぎていく一瞬 
心に浮かんだことや気になることを書きとめる日記

嫌われる勇気

2017-09-26 21:24:08 | 読書

アドラー心理学の解説書

哲学者と青年の対話形式で進む。

フロイトやユングは知っていたが、アドラーは知らなかった。

しかし、内容を読むと、あちこちでいろんな人が言っている or 書いていることの種本だとわかった。

すべて世界の物事を自己中心に考えて、人から嫌われる勇気を持ちなさい、そうすれば、世界は全く違って見える。シンプルに生きることができる、という。

自己中心的な考えの内容が肝。つまり、物を見る目を自分中心に据えろ、ということ。

親や上司、友人の思いを忖度するあまり、自分の考え(視点)を忘れてしまい、他人の希望に沿うよう行動をおこしてしまうのがいけない。

あくまでも、視点を見失うな、しっかりと自分の見方、考え方の軸を作れという。

私が遥か昔に社会に初めて出た時、大変可愛い同期の女性は「何のために生きているかわからない」とかなりしんどい状況だった。彼女より2歳年上だったこともあり、私は何もよくわかっていないのに、「人生の目的はさまざまなえらい先人たちが考えてもいまだに答えは出てない。いかに生きるかが大切なんだよ」と偉そうにアドバイスした。

彼女はその後結婚して子供を産んで、幸せな人生を送っているはず。(少なくとも、おむつにまみれて過ごしている、と年賀状に記してあった)

アドラーと言う人がそれを言い始めた人だと、この度初めて知った。

全ては人間関係だと言う。

今まで自分ではかなり自由に自分の思うがままに生きてきたと思っていたが、母が亡くなってから、実は私は母の希望に沿って生きてきたんだ、と深く思い知った。ははあ、そうだったのか。あれまぁ。母は幸せだったかなあ。

確かに、人がどう思うかと思い悩まずに、自分の思い通りにすればいいと思うと、かなり気が楽になる。でも、嫌われるよなあ。

まあ、その方が幸せと言うことか

私はキンドル版を入れたので、リアル本よりも安いです。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社

英語の本

2017-09-24 23:36:46 | 英語(通訳/翻訳)

久しぶりにリアル書店に寄ったら、目についたので購入してしまいました。

よく知っているようで、そういう意味やったん!と驚く単語が散見されたのです。

しかも、覚えない、というところがミソ 本当に覚えないで使えるんかいな。

これらの単語を話す時に即座に言い換えられたら、スピーキングも次のステージに行くだろうなという予感がする。

まあ、暇な時にやってみます。

ジェイソン式英語トレーニング 覚えない英英単語400
クリエーター情報なし
主婦と生活社

何とかなりました

2017-09-24 23:31:44 | ITその他家電

iフォンマターは何とかなりました。

でも、上手くいくかどうかは使ってみないとわからない。

便利なようで不便だなあ。

IT機器に頼り過ぎ、とはいえ、ここまで深入りしてたら、今更どうしようったって変えられないわけで・・・

あとは、神様にお祈りするばかり

 


能を見てきた

2017-09-11 20:55:28 | 仕事

今回はガイドの研修に行ってきた。

能楽についての研修

座学の後に実際にすり足で舞台を回り、その後、能面をつけて舞台を一回りした。

能面は目ん玉のところに直径8ミリの穴が開いているだけ。

そこから見る風景はまあるくて、小さい世界

舞台の四隅に立っている柱を目印にすり足で歩くしかない!

結構危ない。

能面のような顔、という表現があるが、あれは正しくない、という。

能面の表情は変らなくても、身体の動きで『悲しみ』『嬉しさ』を表現できるという。

実際に見せてもらったが、確かにそのように見える。不思議だ。

驚いたことに、現代語で語る現代の設定の能がある。

とてもわかりやすくて、面白いと思った。

伝統芸能は廃れないように保護するだけでなく、落語や歌舞伎のように舞台を現代に設定した新しい能を作っていく努力が必要だ、とも。

確かに。

あるいは、オペラや歌舞伎、外国の舞台のように、舞台のそでに垂れ幕をして、訳をつける、あるいは横にスクリーンを設置して、そこに訳を映し出す、ということをしてもいいかも。