まやの部屋

過ぎていく一瞬 
心に浮かんだことや気になることを書きとめる日記

外国人が病院に行くこと

2023-09-10 12:13:12 | 英語(通訳/翻訳)
続けて投稿で心苦しいが、私のブログなので別に誰に遠慮することもないけど
医療機関でお世話になる仕事を始めてもうすぐ10年
あまたの外国人を沢山の病院やクリニックに連れて行って
医療通訳を続けているが
この頃は医療通訳の存在もある程度知れ渡ってきて、通訳しやすくなった
しかし、当たり前のことだけど、まだまだ医療通訳を聞いたことがあるだけの医療関係者も多いように思うときがある
英語が出来ることはお医者さんにとっての一大事なんだろうか
私を診察室から排除したいという切なる気持ちが伝わってきて、辛い思いをすることもある
私だけならいいけど、患者である外国人を排除したいというお医者さんもまだいらっしゃる
言葉が分からなければ、十分な問診も出来ないし、つまり処置だった上手く出来ない、とお考えなんだろうか
通訳なんて使わなくても十分に外国人とコミュニケーションが取れる、という自信のある方もいらっしゃる
もちろん、私が通訳するよりも直接ご自分の言葉でお話になった方がいいと思われる方もいらっしゃるだろう
これまで幾多の医療セミナーを受け、今日だってこれからzoomで不妊治療のセミナーを受ける予定だ
私は医療は専門外だったし、一から学ぶことが多かった
でも、もう10年もしているので、ある程度は分かるようになってきた
つまり、明日の仕事はこんな風に進んでいくだろうと数プランを予測してそれに沿った準備が出来るようになってきた
なかには予想外の展開になることもあるけど
大体は予測を大きく外れることはない

私と言えば、総合受付で患者さんと会ってから、会計を済ませて帰るまで一人の患者さんにべったりくっついて過ごすのだ
患者さんは大抵気持ちが沈んでいる
どうなるか心配している、もちろんだ
言葉が分からない病院で自分の不都合を曝して治してもらうのだ
だから、私だけが頼り
今までの通じない切なさをずっと語る患者さんも多い
そんな私をお医者さんは排除したいのだろうか
患者さんの心細い気持ちが少しはお分かりだろうか
自分の英語力なんかよりも、患者さんの心を少しでも感じて欲しい

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