Hr君やHg君の1年上級だった I さんの誘いで、彼女の畑に干し柿用の柿を採りにいった。彼女は毎年干し柿を作るのだが、おととし彼女の家に行って柿の皮を剥く様子などを見せてもらい、話をしながらも手際よく作業をしていく様子に感心した。1000個近くはあるかと思われる大量の干し柿を作るらしいが、ほとんどは身内や知人、近所に分けてしまうと言っていた。その時も出来上がっていた干し柿をもらったが、これをHr君が勤め先で分けてやったら、こんな美味しいのは初めてだと言われたそうだ。
柿には生り年と不生り年とがあるが、おととしは生り年で、どこに行っても枝が折れるのではないかと思われるほどに実がついていた。
おととしの近所の柿
昨年は一転して不生り年で、I さんも干し柿は作れなかったようだ。今年はまずまずらしく、誘いを受けて、Hg君夫妻。Hr君と出かけた。現地では I さんの高校時代の同級生のMさん夫妻も参加した。それに I さんの息子も加わり、総勢8人で出かけた。
目的の柿の木は2本で、よく実がついていたが、今年のものはおととしよりも少し小さいようだ。
高枝用の剪定鋏で、下からの指示で大きそうな実の着いた枝を落とす。
落とした実は、縄に通しやすいように、へたについている小枝を短くT字形に剪定する。
午前中のかなり収穫したが、まだ残っていて I さんは来週また来ると言った。1週間でまた大きくなるのだそうだ。
柿木の側でビニールシートを敷いて昼食。私以外の皆が持ち寄った手作りの料理はなかなか美味しく、ピクニック気分で楽しかった。
小さな丸い実をつけている木が1本あり、これはリンゴと一緒に袋に入れておくと軟らかく甘くなると I さんが教えてくれたので持ち帰った。
帰途 I さんの家に寄って、コーヒーや干し柿、手作りの栗の渋皮煮などをご馳走になり、談笑して過ごした。I さんは40代で中学校教師だった夫君を失くしたが、以来ずっと1人で3人の子を育ててきた。とても前向きで活力が溢れ、今もゴルフをしたり、日曜日には神戸の移住ミュージアム(元、海外移民収容所)で案内のボランティアをしている。
久しぶりに秋の野外の空気を満喫できた良い一日だった。