西安の袁毅が仕事で大阪に来たので会って食事をした時、おみやげと言って彼女は回族の落花生と羅布麻茶をくれた。私は中国の茶には興味があり好きでもあるので、これまでにも中国に行くたびにいろいろな茶を買い、友人達からも貰うことが多かったが、羅布麻茶というのは知らなかった。包装の袋を見ると「新疆特産」と書いてある。茶は中国南西部の温・熱帯原産のものだから、中国では北の方では栽培されていない。まして新疆のような乾燥したところではできないはずだ。中国ではツバキ科の茶樹から採る普通に言う茶以外にも苦丁茶、一葉茶、甜茶など、違う植物の葉を使って茶という名をつけているものが多くあり、みな薬用としての効果を謳うものだ。中には蚕の糞茶と言うものまである。羅布麻茶は知らないな、茶ではないのだろうと袁毅に尋ねたら、有名よ、健康にいいと言うだけだった。
家に帰って袋の裏面を見ると、新疆の塔里木(タリム)河、孔雀河流域の天然野生の羅布麻(ルオプマ)の葉を主要原料にしているとあった。インタネットで調べてみると、
「それはかつて探検家スウェン・ヘディンが「さまよえる湖」と呼んだ、中国・タクラマカン砂漠のロプノール湖(羅布泊)にちなんで名付けられた植物、羅布麻を原料とするお茶です。
荒涼とした大地にたくましく息づきながら、春に柔らかな若葉を芽吹き、初夏には薄紅色の可憐な花を咲かせます。その葉から作られるお茶は、昔から土地の人たちの間では、健康を維持する飲み物として親しまれてきました。」
とあった。日本でもいわゆる健康茶として「らふま茶」の名で売られているようだ。別名「燕龍茶(yanloncha)」と言うらしい。
ティーバッグになっているので破って中を取り出してみると、乾燥した植物を細かく切り刻んだ状態で、やはり茶葉ではない。淹れてみると薄い緑色をしていて普通の茶に似ているが茶特有の香りはない。味は少し青臭いが、知らないで飲めば「ちょっと変わった茶だな」と思うくらいのものだ。せっかくのみやげだから、薬のつもりで飲んでみよう。インタネット販売の店のHPには「中国の数あるお茶の中で唯一お茶の名で漢方薬に認定された」とあるが、どういう効き目があるのかよくわからない。
家に帰って袋の裏面を見ると、新疆の塔里木(タリム)河、孔雀河流域の天然野生の羅布麻(ルオプマ)の葉を主要原料にしているとあった。インタネットで調べてみると、
「それはかつて探検家スウェン・ヘディンが「さまよえる湖」と呼んだ、中国・タクラマカン砂漠のロプノール湖(羅布泊)にちなんで名付けられた植物、羅布麻を原料とするお茶です。
荒涼とした大地にたくましく息づきながら、春に柔らかな若葉を芽吹き、初夏には薄紅色の可憐な花を咲かせます。その葉から作られるお茶は、昔から土地の人たちの間では、健康を維持する飲み物として親しまれてきました。」
とあった。日本でもいわゆる健康茶として「らふま茶」の名で売られているようだ。別名「燕龍茶(yanloncha)」と言うらしい。
ティーバッグになっているので破って中を取り出してみると、乾燥した植物を細かく切り刻んだ状態で、やはり茶葉ではない。淹れてみると薄い緑色をしていて普通の茶に似ているが茶特有の香りはない。味は少し青臭いが、知らないで飲めば「ちょっと変わった茶だな」と思うくらいのものだ。せっかくのみやげだから、薬のつもりで飲んでみよう。インタネット販売の店のHPには「中国の数あるお茶の中で唯一お茶の名で漢方薬に認定された」とあるが、どういう効き目があるのかよくわからない。
12月に台湾に行きます。台湾のお茶も調べてきますね。
色々有りそう。日記は少しずつ読ませていただきます。
台湾にはご主人も一緒に行かれますか。台湾の茶は烏龍茶ですが、中でも高山烏龍茶は有名で、とても香りが良くて美味しいですよ。