皆で行く時に行けなかったので、一人で行って来ました。会期が終わりに近かった為か、正門の特別展のチケット売り場は行列が出来ていました。特別展のチケットは購入してあったので、「ミュージアムシアター」のチケットのみ購入しました。先に東洋館の「ミュージアムシアター」で【DOGU 美のはじまり】を鑑賞しました。バーチャルリアリティによる5体の土偶の映像をナビゲーターと共に鑑賞する新しいスタイルでした。「中空土偶」の一番薄い部分は3mmしかないそうです。凄い技術力です。
平成館の特別展に行くと20分待ちでした。縄文時代は今から約1万3000年前(紀元前1万1000年)から、およそ1万年続きました。まず、1万年も続いていた事に驚きました。発見された土偶は約2万点に上りますが、国宝に指定されているのは5点だけです。
土偶は国宝の5体や教科書で御馴染みの「遮光器土偶」など出土地域や時期によって多種多様な物がありました。初期の土偶は素朴な物が多かったです。「遮光器土偶」はゴーグルを付けている様に見える為にそう呼ばれているそうです。女性像が多いので、多産や安産、豊作などを祈る為の物と言われています。しかし、男性像やイノシシ等もあって、用途は諸説あり。想像していたより小さく、フィギャーみたいで可愛かったです。形もそれぞれ独創的で、縄文人の美的センスの高さに目を見張りました。
土器も出土地域や時期によって多種多様です。御馴染みの縄目文様の土器や「火焔型土器」、「人形装飾付土器 」や「漆で彩色した土器」等いろいろとありました。「火焔型土器」は国宝に指定の物もあり、大小様々、火焔の形もバリエーション豊富で、正に匠の技!。 技術力とデザイン力にウットリしてしまいました。「木製編籠・縄文ポシェット」の細かい手仕事には感心してしまいました。縄文人すごい!
縄文のビーナス / 縄文の女神 / 仮面の女神 / 合掌土偶 / 中空土偶
火焔型土器 / ◆遮光器土偶(中央) ◆木製編籠・縄文ポシェット(右上) ◆人形装飾付土器(右下)
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