熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

シーサーブログから引越したばかりでいいね、応援などをいただいてもリアクションが出来ませんので、悪しからずご了承願います。

gacco2インターネットweek2が終了

2014-06-06 13:54:00 | gacco
 gacco講座インターネットのweek2が終了しました。インターネットプラットホームの副題が示すように、ソフトウェアが動作するための土台(基盤) として機能する部分の講義でした。その内容は団塊の世代にとってはかなり難しい内容で、課題も2回まで間違っても3回目で正解ならばパス出来る課題が10問(配点10点)、その他に1回しか解答出来ない中間課題が8問(配点24点)出されました。
 課題は80点、中間課題は88点でパスはしましたが、若干消化不良という感じです。ディスカッションでもかなりの方が、講義を聴いただけではとても正解出来ないような中間課題は、相応しくないのではと発言されていますが、無料ではあっても大学と名のついた講座ですから、一概には言い切れないでしょうね。今日から気を取り直してweek3グローバルインターネットを受講しています。ちょうど外は大雨で晴耕雨読にピッタリです。
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 week3はグローバルインターネットで、主にインターネットが形成したグローバル空間の誕生と様々なグローバル社会へのインパクトについて学びを深めるという講義です。今日は一気に7回中5回まで進みました。課題も一回目の解答で8問全部正解でした。残りは2問です。week2があまりに難しかったので、少し手加減をしてくれたようですね。


gacco日本中世の自由と平等 最終課題レポート

2014-05-24 17:26:00 | gacco
最終レポートの成績が5/19に発表になりました。小生は早めに提出したので、採点も少し甘く早かったようです。
今後の参考に問題と小生の解答をアップしておきます。

<課題>
.「日本中世における自由・平等・平和」について800字を基準として述べよ。但し、この時に「所有権の未成熟」「熊谷直実」「人口の増加」という語句を用いること。

<小生の解答>
「日本中世における自由・平等・平和」
日本の中世(鎌倉・室町時代)における自由は、網野善彦先生が主張されるアジール(誰かに支配されない自由)無縁・公界・楽に象徴される考え方もあるが、本郷先生はどちらかと云えば、それは強者の自由であったと考える。それを実証する絵詩が男衾三郎絵詩である。それによれば、男衾三郎(武蔵の国の有力武士)の門の前を通りかかっただけで、鏑矢で射られたり、殺されて生首をさらされたりすることが半ば平然として行われていたことからも裏付けられる。
 またこの時代は所有権も未成熟の時代で、源頼朝は恩賞などを与える際、その荘園の地頭に任命するという形を取った。このことは所有権を与えるのでは無く、管理・支配の権限を与えたのである。従って中世は所有概念が浸透して行く過程であったと考えられ、自由も進展していく過程だったと結論づけられる。
 中世における平等は「仏の前の平等」という考え方が法然により広められた。その良い例が熊谷直実の逸話である。法然が熊谷を帯同し、九条兼実の屋敷で法談を行った際、熊谷はその身分の低さから法談を聴くことを許されなかった。法然上人絵伝によればその時熊谷は「ああ、この世ほど口惜しいものはない。極楽では、こんな差別はないであろうに!」と嘆いたとされる。法然の教えは親鸞や一向宗に引き継がれ「南無阿弥陀仏」と唱えれば、善人も悪人も等しく救われるという思想が広まって行ったが、この平等の思想は織田信長の主従関係を基本とする天下統一の野望と相容れなかった。そのため信長は一向宗を弾圧し、結果として天下は統一されたが、平等というリゾームの形態は一旦収束してしまった。
 これにより戦国時代は終わりを告げ、平和な時代となったが、そのことは人口の増加で裏付けられる。西暦600年(飛鳥時代)に600万人だった日本の人口は1600年(安土桃山時代)に1200万人と千年かけてやっと倍になったが、1700年(江戸時代)には2500万人と、たった100年で倍以上となった。このことは平和な時代が訪れたことの証左である。

 郷土の武将が二人も出たのはラッキーでしたね。

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gacco「日本中世の自由と平等」の講座受講終了

2014-05-10 08:33:42 | gacco
 無料のオンライン大学gaccoの講座「日本中世の自由と平等」が修了しました。最終課題レポート(配点24点)を提出する前に合格してしまいました。 でも、レポートも頑張って90点台を目指します。
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 夜間短大を卒業してから45年久しぶりに緊張感を持って勉強しました。

 昨晩から今朝にかけてレポートを一気に書き上げて、先ほど提出しました。採点は5/19~6/1の間にスタッフが行うそうです。5/19からは慶応大学教授の村井先生によるインターネットの講座を受講する予定です。時代が一気に飛びますが得意分野なのでまた楽しみです。


gaccoに入学しました

2014-04-21 20:23:03 | gacco
 この春開校したgaccoに入学しました。最初の講座は日本史で「日本中世の自由と平等」です。Week1が4月14日に配信されました。担当する講師は東京大学 本郷和人先生、一コマが大体10分程度で9コマの講義を受けました。YouTubeで配信されますので、ブロードバンドの環境が無いと少し厳しいかも知れませんね。小生は基本的にはPCで受講していますが、iPadでもWiFi環境であれば受講は可能です。この講座の紹介動画は以下をご覧下さい。


 第1回目の講義は「ウラを取ることの必要性」でした。一通の古文書から歴史の真実を読み解くという、講義は正に「ウラを取る」ことの必要性を物語っています。ウラに真実が隠されているともとれます。この古文書は「紙背文書」といい、Wikiを転載すると
古くは和紙が貴重品であったために、使用済みの面を反故として、白紙の状態である裏面を利用して別の筆記を行っており、漉返紙と並んで和紙の再利用法として活用されていた。また、奈良時代から具注暦の余白部分に日記を書く習慣が生まれたが、書ききれなかった部分を紙背に追記して記述した。他に、後日、補筆・清書作業を行うことを考慮し、そのための参考内容を調達の容易な紙背を利用して執筆した文書などがある。万葉仮名、仮名消息など、かなの発達史上、重要な紙背文書が多くある。また、長期保存する必要のない動産管理の文書も見受けられるため、庶民の財産状況を知る手がかりにもなり、史料価値が高い。

 お寺に奉納された経文などは大切に保存されていたので、そのウラに書かれていたことは当時の時代を知る大きな手ががりになるのですね。それから2倍史学この表現も初めて知りました。歴史は科学だというキャッチコピーに相応しい内容でした。
9コマの学習が終わると課題が出ます。今回は4問の択一方式で正誤を答えるもの。
gaccoの説明はこうなっています。
このシステムでは2回チャレンジ(2回目以降は変更できません)ができます。一度まちがっても、大丈夫なのです。そこで、あえて細かい史実にこだわる問題も取り入れてあります。
 課題を提出する方は、オンライン講義をよく視聴し、自分なりにネットや辞書を用いて調査し、さらには掲示板で議論しながら、正しい解答にいたるよう努めて下さい。
 問題は基本的に次のようなものです。各回のテーマに沿った文章を4つ書きます。それぞれの文章について「正しければ○」、「1ヶ所誤りがあれば1」、「2ヶ所誤りがあれば2」,「3ヶ所以上の誤りがあるか、もしくは文章自体が根本的に誤っているときは×」をつけて下さい。×をつけるべき、根本的に間違っている文章とは、次のようなものです。

例、日本人は神仏を敬う気持ちをもっていなかったので、仏教が伝えられれば仏教を、キリスト教がもたらされるとキリスト教を強く弾圧した。  

 こういう択一方式には慣れていなかったので、最初の解答では2問正解50点で落第でした。次回は少しあやふやだと思っていた点を調べなおして4問正解100点でした。
次回の配信は4月21日(月)です。学ぶ楽しみが増えましたね。