熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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リベンジの上高地

2012-06-28 22:09:11 | 登山
 昨日(6月26日)と一昨日上高地に行って、「厳選いいやど」の清水屋ホテルに泊まってきました。

普段の心掛けが良いせいか両日ともまずまずの天気でした。(実は最初の予約は20日の台風4号通過日でしたので、1週間延ばしてもらってこの結果です)

家を5時半に出て朝食は東部湯の丸のSAでとり、沢渡中の駐車場着が9:15着。シャトルバスに乗り帝国ホテル前で降りて、清水屋ホテルに荷物を預け、徳本峠を目指しました。

 河童橋から見た穂高連峰は全部は見えませんでしたがまずまずの天気です。

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 たまには下流側焼岳をバックにした河童橋です。

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 いつもは徳沢に行くのですが、先日NHKの山番組で国井アナが訪れていたので、よし俺もということで・・・

明神館を過ぎて徳本峠分岐に着いたのが11:15、ここから白沢沿いの九十九折の山道をひたすら登ります。途中台風の影響か倒木や橋の流された場所もあり、結構スリリングな登りでした。徳本峠着が13:50。

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 徳本峠越えは釜トンネルが出来るまで長野県側から上高地に入るメインルートだったのだそうです。清水屋ホテルの脇にあるレリーフのウェストンもここから上高地に降りて、穂高に登ったのだとか。高村光太郎・智恵子も芥川龍之介もこの峠を越えて上高地に入ったそうです。当時と山の姿は変わっていないのでしょう。

早速展望台から穂高連峰の雄姿を拝みましたが、残念ながら槍も穂高も雲の中でした。

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 徳本峠の歴史を詳しく知りたい方は下記の徳本峠小屋公式ホームページをご覧下さい。URLはこちらです。

 http://www.geocities.jp/tokugogoya/


 ホテルのチェックイン時間も迫っているので直ぐに下山開始。ところがこんなに急だったのと思える道で、下りになってもスピードが出せません。結局、徳本峠分岐に着いたのが16:10でした。それからさらに下って河童橋経由でホテル着が17:30.ヘロヘロでした。

夕食後、すぐ隣の上高地温泉ホテルとの間の小川に、蛍が飛ぶというので、見に行こうとしましたが諦めました。30匹観察出来たそうです。




 翌朝、5時に朝風呂、温まったところで河童橋から田代橋まで散策。

上高地も最近、猿が人里近く出てきて困っているようです。バス停からホテルまでに行く道にも糞がいっぱい落ちていました。観光客が与えた餌がその原因のようですが・・・

するといました橋の欄干の上に親子猿が毛づくろい中です。

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カメラを向けても平気でいます。そのうちに問題になるかもしれませんね。

それともうひとつ、これもひどいなぁと思ったのは小バエとブヨの大量発生です。晴れた日は特にひどいそうです。息が上がってハアハアすると吸い込んでしまう程です。これも観光客が多くなりすぎたせいでしょうかね。



さて今日も天気が良いので新穂高ロープウェイで西穂の独標まで行こうかという計画です。

ホテルを8:00にチェックアウト。8:20のシャトルバスで沢渡中着が8:40。車で安房トンネルを越えて、新穂高ロープウェイ着が9:50。そこからゴンドラに二回乗って西穂高口着が10:30。(往復で¥2800なり)ここから西穂山荘を目指します。ここは過去2度来ましたが2回ともガスでリタイアしたところです。今日は何とか天気も持ちそうです。

この登りは尾根筋なので左に穂高連峰が雲間に見えます。

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 急な上りを顎を出しながら登っていると、何故か案内標識が見上げるような高い位置に付いています。

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 最初は分かりませんでした。皆さんはお分りになりますか?そうです。西穂山荘が通年営業しているため、積雪期にも登山者が登ってくるのです。下のほうにある道案内は雪に埋もれてしまいます。納得です。


 西穂山荘到着が12:15。山小屋お奨めのラーメンライス付き¥1000をいただきました。

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独標は今回は諦めて下山。新穂高ロープウェイ西穂高口に14:40着。ロープウェイを乗り継ぎ、松本ICから上信越道経由で自宅到着20:30。かなりヘロヘロでした。


今回登山道の近くに咲いていた花です。


可憐なイワカガミ

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キヌガサソウ

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タカネザクラ

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シナノキンバイ

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他にもエンレイソウ、ショウジョウバカマなどなど


やっぱり上高地はいつ来ても感動を与えてくれる場所です。



HbA1c国際標準化

2012-06-14 16:12:11 | 日記
 昨日は(6月14日)術後5年経過の再診でした。体調は頗る好調なので心臓は問題無いと思っていましたが、気になるのはHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)です。昨年の6月の検査では6.2%で、糖尿病ですから運動と食事に気をつけて下さいと指摘されてしまいました。そこで食事は規則的に摂るように心掛け、運動は毎日10kmの速歩を課しました。3ヶ月後の9月は5.2%と正常範囲、今回も5.3%と正常範囲でした。中性脂肪も253→118→76mg/dlと激減しました。「継続は力なり」ですね。

 ところで今年の4月からHbA1cが国際標準化となり、昨日の検査では従来のJDSと国際標準のNGSPが併記されています。従来の数値に0.4%を加えたもの(条件が5,0~9.9までの場合)がNGSPで小生の場合もNGSPでは5.7%となります。基準値も変わるのでそんなに気にする事ではありませんが、糖尿病の治療をされている方は少し戸惑うかもしれません。
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 結果が良かったので気を良くして大宮盆栽美術館に立ち寄ってきました。6月20日まで豪華な皐月が展示されています。花物の展示は今回が初めてだそうですので、興味のある方はお出掛け下さい。

ロビーに展示されていた「翠扇」という皐月です。

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 この他にも素晴らしい皐月が多数展示されています。


 写真撮影可の盆栽も1枚

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 大宮盆栽美術館のHPはこちらです。

http://www.bonsai-art-museum.jp/index.php



34年ぶりに武甲山に登る

2012-06-13 06:21:45 | 登山
 関東地方も梅雨入りして雨模様の日が続いていますね。そんな中、6月11日(月)故郷の武甲山に登ってきました。34年前結婚して間もなく妻と登った以来です。登る気になったのは、「丁目石」の記事が5月2日付け読売新聞に紹介されていたことからです。この「丁目石」の整備は秩父山岳連盟が中心になって行ったそうです。小生の友人もその整備に関わっていたとのこと。34年前に登った時にも「丁目石」は当然あった訳ですが、夢中で登ったので有った事さえ覚えていません。


 一の鳥居の駐車場に着いたのが10:20頃。こちらも最近整備されて20~30台位は駐車出来そうです。

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 この鳥居が1丁目です。


 登山口には案内板と登山者カードの提出箱もありましたので、記載して登りました。

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 少し登ると鱒釣り場があり、ここは結婚前に仕事でお世話になった懐かしい場所です。

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 この辺りが八丁目です。

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 丁目の単位も分かりませんでしたが、約109m(60歩歩いた距離)なのだそうです。この「丁目石」が山頂の御嶽神社まで52丁あります。地域の有力者が江戸時代から寄進してきたものとのこと。ネットで「丁目石」のことを調べていたら、長瀞の長生館の女将さんのブログに遭遇しました。たまたまこの八丁目の「丁目石」が初代の方が寄進されたものだそうです。

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 秩父町角屋さんとありますから大正時代のものなのでしょうか。詳しくは女将さんのブログをご覧下さい。

 http://ameblo.jp/omugarden/theme-10001733857.html


 しばらくコンクリート舗装の道を登ると不動滝に出ます。ここが十八丁目です。

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 さらに植林された杉林を登ると「大杉の広場」です。
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 ここから頂上までは50分とあります。この辺りが三十三丁目。一休みして合羽を着ました。



 深山幽谷のような杉林を抜けるとやっと着きました。御嶽神社五十二丁目です。このルートは結構きつい単調な登りが続くので、「丁目石」は目標物になって大変有難いですね。秩父山岳連盟の関係者の皆さん有難うございました。

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 この神社の左奥に見晴台がありますが、このとおり一面のガスで視界ゼロ。

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 早々に一の鳥居まで下山。所要時間は登りが3時間、下りが2時間でした。余談ですが、妻は34年前に登った直後に長男を授かりましたので、そのあと暫くの間、子育てで山登りはご無沙汰になってしまいました。やっと子供たちも独立しましたので、これから無理をしない中高年山歩きをしたいと思います。



野菜寿司のお店

2012-06-06 13:59:00 | 日記
 小生はベジタリアンではありませんが、前からちょっと気になっていたお店に行ってきました。その店は六本木のテレビ朝日のビルのけやき坂に面してあります。お店の名前は「ポタジェ」

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何故気になっていたかというと、昨年の2月に「NHK公開放送 鎌田實いのちの対話」が蕨市民会館でありました。その時のテーマは「いのちをいただく」でした。

 主に日本人の忘れかけている大切なものを取り戻しましょうということがメインに語られました。耳が痛かったのは、子供に弁当を作る時間があったら勉強しなさいと言って、生きることに肝心な料理を教えなかった家庭が多いことが思いやりのない日本に変えてしまったということです。それで、結婚する頃になってパソコンでレシピを見ながら作るものだから、お母さんの味が継承されていないのだというご指摘。もっともですね。小生も最近はりんごの皮むきや食器洗い、などには手を出していますが・・・

番組の中で「人生最後に食べたいものは、なんですか」というアンケートがありました。りんごジュースやブイヤベースなど様々なご意見がありましたが、小生だったら「納豆卵掛けご飯」ですね。5年前に心臓の手術をしてからワーファリンを服用しているため、子供の頃から好きだった納豆が食べられません。人生最後だったら何を食べてもいいのでしょうから・・・


 そこにゲストコメンテーターとして柿沢安耶さん (野菜スイーツパティシエ)が出演されていました。番組の最後の方で<摂食障害を持つ子供が六本木の野菜寿司のお店に行ったら、美味しく食べてくれた>という親御さんからのお便りに、涙でしばし絶句、村上アナも放送が終わってから、感極まって涙声でした。小生もそこで初めて野菜寿司なるものを耳にして、一度機会があったらいただいてみようと思っていました。そこに大エルミタージュ美術館展が国立新美術館で開催されると聞き、ランチはそこでと決めました。普通美術館は月曜日が休みの所が多いのですが、こちらは火曜日が休館です。


 美術館もそこそこ空いていて、宗教画や裸のモナリザ、メイン展示のマティスの赤い部屋などを鑑賞。5/1日本テレビで放送された「奇跡の美術館エルミタージュ~2枚のダ・ヴィンチと巨匠が残した暗号」の中で赤い部屋は最初は緑の部屋だったという謎も実物を見るとよく分かりました。


 ポタジェには11時30頃入店。初めてなのでにぎり寿司ランチ(¥2100)を注文。


 初めに出されたのがこちらの5貫。

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 次の5貫。

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 デザートは別会計でこちら。

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 たまにはこういうヘルシーな料理もお奨めです。

食材等は皆さん推理して当てて下さい。ご興味のある方は足を運んでみては如何でしょう。

参考にポタジェさんのURLを貼っておきます。

http://www.sushi-potager.com/



帰りがけに明治神宮に寄って菖蒲の開花状況をチェックしてきましたが、早咲きが咲き始めたところで、見頃は今月中旬以降になるようです。

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 パワースポットの清正の井も一時期ほどの混雑ではありませんでした。

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 待ち受けに使用されたい方はご自由にどうぞ。



尾瀬日帰りハイク

2012-06-04 04:21:07 | 登山
 先日雷の痛ましい事故が起きる二日前に尾瀬に行って来ました。山開きになって二日目でしたが、木道の雪はほとんど解けて歩くのには支障がありませんでした。


 鳩待峠に9時30分着→山の鼻→牛首→ヨッピ橋まで行って折り返してきました。


 山の鼻に降りる途中の木道

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 山の鼻少し手前に咲き始めた生まれたての水芭蕉、この清楚な感じが良いですね。

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 川上川には岩魚も悠然と泳いでいました。


 山の鼻には1時間程で到着。振り返ると至仏山にはかなりの雪が残っています。

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 以前ネイチャーガイドの方に教えていただいた至仏山の標高語呂合わせ「ふうふうふうやっと登った至仏山」

お分かりですよね。2228mでした。


 では燧ケ岳は

「にいさんごろごろ燧で昼寝」 2356m こうして覚えると老人でもなかなか忘れません。

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 ヨッピ橋に到着したのが12:30頃、ここで龍宮小屋に廻って折り返すルートもありますが、今日はここで折り返し。


 この2日後雷の痛ましい事故が龍宮小屋付近でありました。尾瀬の木道を歩いている時に雷にあうと逃げ場がありません。「君子危うきに近寄らず」で気象情報には十分注意して行動しましょう。今まで尾瀬では雷による事故は無かったそうですが、最近は何があるか予測出来ない時代です。山の雷の事故といえば、西穂独標付近で松本深志高校の生徒11人が亡くなった事故ですよね。この事故があったのは今から45年前の1967年8月1日でした。小生が会社に入って2年目の年で、しょっちゅう山登りに出かけていた時なので鮮明に覚えています。そんな訳で穂高連峰には北穂・奥穂・前穂と登りましたが、西穂だけはまだ登ったことがありません。

 雷の次に山で怖いのが熊でしょうか。ヨッピ橋の手前にはこんな鐘が・・・

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 「鐘を鳴らして登山者が来たことを熊さんに教えてあげましょう」とありました。小生は陸上のラスト一周の鐘のつもりで連打してしまいました。


 牛首に戻る途中で見つけました。

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ショウジョウバカマでしょうか。


 山の鼻に戻ってくるとトイレの前で声を掛けられました。中学校の同級生のTさんです。同じくご夫妻で来たのだそうです。世間は狭いですね。たまたま戸倉の駐車場も車が隣り合わせでした。これもビックリ。


 鳩待峠到着は15時少し前。時間が少し早かったので帰りは一般道で大間々経由でのんびり帰ってきました。