熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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フレッツスクエア 「メディア」

2009-06-29 05:24:00 | 日記
 久しぶりにフレッツスクエアーを覗いてみたら、シアターコクーンで4年前に上演された「メディア」を配信していました。大竹しのぶが丸刈りになって挑んだ悲劇の舞台です。

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 DVDも発売されていますのでそのCMから引用させていただきました。

<演出家蜷川が『世界のニナガワ』と呼ばれるきっかけとなったギリシャ悲劇に、演技派女優・大竹しのぶを迎え、新たに挑んだ舞台「メディア」。夫の裏切りを知った烈女メディアの生き様を、舞台一面に広がる水面と蓮の花の中で演じる大竹の熱演が光る。激しくも思いを貫き生きる女性の強さと美しさを描いた愛の物語である。ドラマやバラエティでの活躍も多い生瀬勝久が、メディアを裏切り権力に走る夫イアソンをクールに演じているのも注目。
故郷を捨て、愛する夫イアソン(生瀬勝久)とともにコリントスへと逃れてきたコルキスの王女・メディア(大竹しのぶ)。しかしコリントスの王・クレオン(吉田鋼太郎)が、名高い英雄でもあるイアソンを娘婿にと望んだことから、夫の不義を知ったメディアは激しい嫉妬に駆られる。さらにクレオンが自分と子供たちを追放しようと画策していることを知ったメディアは、すべての者に復讐を決意する…。
 その復讐とは愛する我が子二人を・・・。
2005年5月21日 東京・Bunkamuraシアターコクーンにて収録>

 驚いたのは舞台の設定が蓮池の中、よく行く古代蓮の公園を思い出してしまいました。
以前彩の国さいたま芸術劇場で「卒塔婆小町」を観たとき、公園の椿の花がポタッポタッと落ちる演出がありましたが似たような幻想的な感覚です。
 
 普段バラエティ番組でのボケキャラのイメージしかなかった大竹しのぶのシリアスな演技に脱帽です。

 内容は観てのお楽しみということにしておきますが、気がついたことを一つだけ書いておきます。
 それはほとんどコマ落ちが無かったことです。以前みた「天保十二年のシェイクスピア」と比べたら大違いです。PCのスペックが変わっていないので、配信側の環境が変わったのかもしれません。6MBのハイビジョンクラス映像をHDMIケーブルでテレビ画面に映して視聴しましたが、それなりの臨場感があります。

 同じサイトでバイオハザードも配信していますのでご興味がおありの方はアクセスしてみて下さい。




蜷川幸雄×大竹しのぶ メディア [DVD]
ポニーキャニオン

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劔岳 点の記

2009-06-26 06:44:00 | 映画
 「60歳のラブレター」を観にいって、予告編を観た時からこの映画は是非観たいと思っていました。というのも37年前25歳の時に小生もこの山に登ったことがあるのです。昭和47年8月ですから、まだこの小説は世に出ていませんでした。名前のとおり険しい山で、危うく遭難しかけたこともありました。
 映画を観ていると37年前の青春の1ページが、昨日のことのように思い出されます。
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 一緒に登ったのは写真中央のKさん、左側のOさんは長期出張中の福井から合流して我々の山行に途中まで付き合ってくれました。この写真はOさんが仕事の都合で雷鳥沢(?)で分かれ、雄山に向かう時に劔岳をバックに撮ったものです。スキャナで読み取った画像なので雰囲気だけ味わって下さい。Kさんは会社の友人、Oさんは大学時代の友人です。
 どういうルートで劔岳に登ったかを記録した資料が見つからないため、一部記憶違いがあるかも知れませんがご容赦下さい。主に危うく事故になったかもしれないトラブルを書いておきます。
 最初のトラブル
 弥陀ヶ原から奥大日に向かって行くとブルーガイドではあるはずの「橋」がありません。どうやら大水で流されてしまったようです。水量は渡れない程の状況ではなかったので、登山靴を脱いで川越しで渡りました。足の指が切れるような水の冷たさでした。やっと渡って尾根筋まで出るのに今度は藪こぎです。散々な思いで山小屋に到着しました。
 第2のトラブル
 Oさんと分かれてから剣沢小屋に向かう途中、小生が落ちていたアイゼンを見つけ、何かの役に立つかもしれないと持ち歩いているうちにこけて、手を負傷してしまいました。
 頂上で撮った写真をみると左手に包帯を巻いています。軽症でしたがもう少しで同行のKさんにもご迷惑をお掛けするところでした。
 第3のトラブル
 剣沢小屋に一泊して翌朝、劔岳を目指し出発。またこの小屋に戻ることと、天気も良かったのでアタックザックにカメラと雨具だけで頂上を目指しました。頂上はすぐ近くに見えるしコースタイムも十分往復出来るタイムでしたので、ちょっと甘くみました。頂上の登りに差し掛かると鎖場、鉄ハシゴの連続です。まさに「カニのタテバイ」「カニのヨコバイ」です。何とか頂上(2,998m)に辿り着きました。
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 今度は下りですが、下りの方が事故が多いので特に慎重になります。会社の安全ルール「3点確保」が大いに役立ちました。
 もうそろそろ山小屋の近くというところで、小生が空腹と疲労で身動きが出来なくなってしまいました。アタックザックの中には食糧がありません。友人に励まされ何とか売店のある小屋に辿り着き、食べたうどんのうまかったこと。

 話を映画に戻します。
 今、上映中ですのであらすじや感想は書きませんが、劔岳に200日以上ロケしたというだけあって四季折々の美しい山々の映像が楽しめます。是非ご家族で観たい映画です。
 点の記の意味は「原作 劔岳 点の記」によると
 <点の記とは三角点設定の記録で明治21年以来の記録は、永久保存資料として国土地理院に保管されている>とのことです。





剱岳 点の記 オフィシャルガイドブック
扶桑社

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劒岳?点の記 (文春文庫 (に1-34))
文芸春秋
新田 次郎

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現代人が取り戻すべき ...
測量官の記録として平 ...
日本の技術力にびっく ...

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女の一生

2009-06-21 06:29:00 | 日記
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 家内が見たいという新派を観てきました。
本当は杉村春子の文学座公演を観たかったそうですが
機会が無かったので、新派が初めて挑戦したこの公演を
三越劇場で観てきました。
 早とちりで三越劇場は銀座の三越に併設されているもの
だと思い込み、行き方を調べていました。
ついでに日本橋高島屋のグラマシーニューヨークにも寄りたい
というので、銀座から日本橋に行くルートも調べました。
そうしたら日本橋にも三越があるではありませんか。
そして三越劇場も地図に載っています。フロアーガイドをみると
やっぱりこちらです。
事前に分かって事無きをえましたが、思い込みには注意しないと
いけませんね。

 


 さて無事三越に着いて、早目のお昼をいただきました。
レストランは11時からオープンなので地下の10時から開いている
お店に入りました。

鮨にしようか鰻にしようか迷ったのですがお値段をみて鰻の「いづもや」さんへ。
メニューを見ると、ランチ限定鰻が2匹のった大蒲焼うな重¥2,415が目に
とまりました。
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鰻が2匹お重からはみ出しています。食いしん坊にはたまりません。味も薄味で美味しかったですね。
うな重が出てくる前に大蒲焼メニューを下げていましたので、売り切れになったのでしょう。ラッキーでした。

さて、腹ごしらえが終わって観劇です。
席数は514席の比較的小さな劇場ですので、10列目でしたが舞台もよく見えます。
主演は波乃久里子、脇役は司葉子、中山仁、風間杜夫、安井昌二など豪華な顔ぶれです。
舞台はシンプルですが季節感や時の移ろいを小道具で感じさせます。

私は生れを貰うつもりはないのです。人がほしいのです。(しず)

誰が選んでくれたのでもない、自分で選んで歩きだした道ですもの。間違いと知ったら自分で間違いでないようにしなくちゃ。(けい)

他の人がやったら立派なおこないで通ることが、私がやるとみんな厭味で鼻持ならないことになってしまうんですね。出しゃばりでひとりよがりで冷たくて人間味がなくて……私にはそれがだんだんわかってくるのです。それでいてどうにもならないのですよ。皆が私から離れてゆくのが当り前だという気がするのです。私は、自分で自分がだんだん嫌になってくるのですよ。(けい)

時は明治から昭和にかけてのお話ですが今の世の中にも十分通じますね。


あじさい王子

2009-06-17 05:11:34 | 孫たち
 北鎌倉の明月院のあじさいが見頃を迎えているそうです。
茅ヶ崎に住む長男が写真を送ってくれました。爺が訪ねたのは30年前で、花よりも人の頭を見るような混雑だったのですが・・・

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 初孫も7ヶ月になり大分しっかりしたようです。
 身長68.5cm、体重7,700g離乳食が始まり、ずり這いであっちこっちと目が離せなくなったとのこと。

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 来月のうちわ祭りにやって来るのを楽しみにしています。


行田蓮(古代蓮)開花目前

2009-06-13 09:45:00 | 日記
関東地方も梅雨入り宣言があったと思ったら、昨日、今日と中休みですね。

              昨日(6月12日)の古代蓮です。
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   蕾も大分大きくなりましたので、気の早い花は2,3日で開花でしょうか。

近くに紫陽花も咲いています。
            額紫陽花になにかとまっています。
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ちょっと近寄ってよくみるとコガネムシの仲間のハナムグリでした。
           名前のように花に潜って花粉を食べています。
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 これから本格的な雨のシーズンですね。