旅行記では簡単にしか触れませんでしたが、箏の巨匠宮城道雄の命日が6月25日(1956年昭和31年62歳)だったんですね。昨日の読売新聞「昭和名人伝」でも取り上げられていました。宮城の生まれは神戸市ですが、代表作「春の海」は父親の故郷であり失明前に育てられた、鞆町から見える鞆の浦をイメージして作曲されたのだそうです。
鞆町は潮待ち・風待ちの港として遣唐使の時代から栄えた町です。そういう歴史風土があって箏の生産は福山市が70%を占めているのだそうです。
宮城は大阪への公演に向かう途中、東海道線の急行「銀河」から愛知県刈谷市付近で、転落死したのですが、事故死なのか自殺なのか真相は不明のままです。62歳ですから、存命ならもっと素晴らしい曲が出来ていたことでしょう。
さー坊が見たのは初夏の海ですが、春の海はもう少し感じが違ったのかも知れません。
去年はひとつも実を付けなかったムベですが、今年は小さい実が二つだけ付いています。
ご存知のようにムベはアケビの仲間ですが、冬になっても落葉はしません。またその実も口を開けることはありません。
「宜なるかな」という言葉もあります。
意味は 「 いかにもっともなことであるな」ですが、この由来はよく知られていません。
ネットの受け売りですが、
昔、天智天皇が滋賀県の近江八幡市の方へ行幸された時、8人の男子を持つ老夫婦に長寿の秘訣を尋ねたところ、この地で秋に採れるこの果実を食するからだと答えたそうです。それに対して天智天皇が「むべなるかな」と云われたのが始まりとされています。「斯くの如き霊果は例年貢進せよ」と命じたとか。
近江八幡市では、かなり最近まで、ムベを皇室に献上していたそうです。
さて、我家のムベも秋に色づくまで、落果せずに残ってくれるでしょうか?
日よけにしている木通にも実がついていましたので、こちらの写真もアップしておきます。
今日は新松戸で大学時代の友人と昼食会でした。13:00からでしたので、少し回り道をして、東京都美術館で今月末まで開催されている、レオナルド・ダ・ヴィンチ展を見てきました。10:20頃に会場到着、雨のため出足が鈍かったようで、それほどの混み具合ではありませんでした。展示品は絵画だけでなく、多彩な才能の展示品が有りました。中には愛読書として、マルコ・ポーロの東方見聞録まで展示されていました。
さー坊は画才が無いので、ただ見てきたというだけですが、ひとつだけ今までの美術展と違うものがありましたので、それを紹介します。
それは音声ガイドです。今までの音声ガイドは説明パネルに番号が振ってあり、その番号を音声ガイドで操作すると、説明が流れてくるという方式でした。今回の方式は音声ガイドシートにライトペンを当てると、説明が流れてくるのです。
これが音声ガイドシートです。
こういう方式だと番号順に展示品を見る必要も無く分かりやすいですね。使い終わったシートも持ち帰れますので、ちょっとした記念にもなります。技術は日進月歩ですね。
平家の落人の里を巡ってきたせいでしょうか。娑羅の花(夏椿)が気になります。朝に開花し夕べには散ってしまう儚い花です。平家物語の冒頭の一節にも出てきます。
>祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。
余談ですがテレビ朝日の「二十四の瞳」の放送日と時間帯が正式に告知されました。信頼できる筋からの情報fどおり8月4日(日)よる9時~11時10分です。特設サイトのリンクを貼っておきますので、ご興味のおありになる方はアクセスしてください。
http://www.tv-asahi.co.jp/hitomi/