熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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「出があるよー」

2013-07-26 05:09:45 | 歌舞伎
 一昨日は年に一度の熊谷歌舞伎見物でした。

演目は「義経千本桜 川連法眼館の場」「歌舞伎十八番の内 毛抜き」「四代目市川猿之助襲名披露口上」でした。

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会場は熊谷会館、夜の部は5時開演でした。

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今日の舞台は少し雰囲気が違います。何故かと思ったら、歌舞伎特有の定式幕ではなく、祝幕が掛けられていたからです。親友の福山雅治さんから襲名のお祝いに頂いたもので、澤瀉屋(おもだかや)ゆかり役者の隈(くま)取りを重ね合わせてデザインしたものだそうです。

最初の出し物が義経千本桜、次に口上、お開きが毛抜きです。これは昼の部の舞台が千本桜で終わっているので、設営を考えてのことなのでしょう。川連法眼館の場は佐藤忠信に化けた狐がその正体を暴かれ、静御前に切られそうになります。この狐忠信の出現にちょっとした仕掛けがあります。昨日は花道の揚幕の前で「出があるよー」と大きな掛け声がかかります。当然、視線は揚幕に注がれますが、狐忠信は舞台正面の階段から転がり出るように出てきます。一瞬のトリックですね。この「出があるよー」の掛け声は義経千本桜特有のものだそうです。

ここから狐忠信がその素性を明かします。

その昔、桓武天皇の御代のこと。天下が旱魃となって雨乞いをするため、大和の国の千年生きながらえているという雌狐と雄狐を狩り出し、その生皮を剥いで作った鼓を打つとたちまち雨が降りだした。その雌狐と雄狐の皮で作った鼓とは初音の鼓、自分はその鼓にされた狐の子だというのである。

猿之助の狐忠信は所作も狐言葉も最高でした。会場の都合で宙乗りは有りませんでしたが、源九郎狐は桜の木に登って幕となり、満員の観客は大喜びでした。

 口上と毛抜きは省略させていただきます。



孫の夏休み

2013-07-24 15:45:00 | 孫たち
 昨日はうちわ祭り見物で帰省した孫たちが茅ヶ崎に帰る日でした。お父さんは仕事なので、孫たちと嫁さんを連れて、長瀞の阿佐美冷蔵のかき氷りを食べに行きました。折角長瀞まで行くので、少し涼しいところを経由して行きました。とは言っても昨日は大暑、高原牧場もそんなに涼しいところではありませんでした。寄居町経由で高原牧場に10:30頃着きましたが、流石に平日で駐車場には車が1台もありません。紫陽花が満開の遊歩道を通って、最初にモーモーハウスに立ち寄りました。牛さんがお乳を出すまでを模型で説明してくれます。肉牛の模型では肉の部位が分かるような仕組みになっています。

孫たちは不思議そうに牛さんを見ていました。

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ここは標高580mだそうですが、その割には暑いですね。自販機で瓶入りの牛乳と昔懐かしいラムネを飲んで、ふれあい牧場へ歩いて行きます。ここではヤギさんに触れて遊べます。


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少しおっかなびっくりヤギさんに手を伸ばす諒太君。

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そろそろお昼が近くなったので山道を下って、長瀞の長生館でお昼を頂くことにしました。ここは孫たちのお父さんを連れて約30年前に泊まったことがある老舗旅館です。

レストラン岩ざくらはライン下りを見ながら、のんびりと食事が出来ます。岩ざくらのホームページはこちらをご覧ください。http://www.choseikan.com/restaurant/restaurant.html

孫たちはお子様ランチ、家内と嫁さんは「岩ざくら弁当」、小生は天重(少し辛目のタレです)。いつも出掛けるとお蕎麦かラーメンなので、今日は特別です。レストランの真下が船着き場になっているので、ライン下りの舟も良く見えます。


カヌーやラフティングに挑戦している組も見えました。

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車をここに置かせてもらい、いよいよかき氷りです。炎天下を歩いて15分店に着くと意外に空いています。店の外で待っているお客さんは二組だけで、10分待ちで入れました。超ラッキー、今まで2回来ましたが、いずれも1時間近く待たされての入店でした。

ひとり一品は食べきれないので、イチゴふたつと抹茶をひとつ頂きました。

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初めて体験する嫁さんや孫たちにも好評でした。体が冷え切ったところで、もう一度炎天下に出て、来るときにみつけたカブトムシを200円でゲット。二匹買ったらクワガタ一匹とカブトムシ一匹をプレゼントしてくれました。すごく得した気分。

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夜、茅ヶ崎の自宅に帰りましたが、今日は虫かごを買って楽しんでいることでしょう。



宮崎アニメ「風たちぬ」を観て

2013-07-21 04:47:10 | 映画
 宮崎アニメ「風立ちぬ」が今日から一般公開されましたね。

前評判の高い映画なので、早速ご覧になった方もいらっしゃると思います。

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 小生は一足早く先週金曜日(7/12)に試写会が当たって、雄ちゃんと観てきました。

あまりネタバレになってはいけませんので、小物をひとつだけ紹介させていただきます。

それは計算尺です。何のことかお分かりですか?

これが実物の写真です。

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 48年前のものを雄ちゃんと憲ちゃんからお借りしました。


 使い方にご興味のある方はインターネットで検索してみて下さい。


 このアニメは飛行機技師を目指す青年の物語だということはご存知だと思います。当時(1920年代)は今のようにパソコンは普及していませんでした。もっぱら工業系に用いる計算(乗除算および三角関数、対数、平方根、立方根など)には計算尺が使用されていました。小生も一応工業高校卒ですので、計算尺を勉強しました。当時は日本商工会議所主催の検定試験まであったのです。試験は1981年(昭和56年)頃まであったとのことですが、電卓の普及により今は化石になってしまいました。

この計算尺がいろいろな場面に登場します。最初の場面は骨折したときの副木用です。メインは飛行機の設計で大活躍します。この計算尺で飛行機の設計が出来たのです。

 デジタル人間がこんな事を云う資格はありませんが、このアニメはあまりにデジタル社会になったことへの警鐘もあるのではと思いました。これから映画をご覧になる方はこのアイテムにご注目です。

 工業高校卒の視点で見た「風たちぬ」の感想でした。文学青年(?)はまた違う感想がありますが、それは又の機会にします。



行田市のゆるキャラ

2013-07-18 17:34:00 | 日記
 昨日は猛暑が一服したので、久しぶりにさきたま緑道を歩いてきました。ついでに、古代蓮の里の無料駐車券を娘から貰っていたのでこちらにも立ち寄ってきました。

行田の古代蓮(行田蓮)は焼却場の建設工事の掘削作業で、永い眠りから覚めて開花したものだそうです。その後の調査で、1400年から3000年前のものと確認されました。


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素人が見たのではどこが違うのか分かりませんが、花弁が少ない原始的な形態を保っているそうです。


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 前置きが長くなりました。本題はこちらのゆるキャラです。

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 こちらが「フラベぇ」行田名物フライを揚げています。

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 こちらは「こぜにちゃん」ゼリーフライをモチーフしています。

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 ゼリーフライを初めて聞いた方は少ないと思いますが、お菓子のゼリーを揚げたものではありません。

じゃがいも、おからをベースにして小判型にして揚げたもので、衣の付いていないコロッケみたいなものです。ゼニーフライがゼリーフライになったんだとか。


 古代蓮だけでなく田んぼアートも見頃を迎えていますので、ご興味のある方はお出かけ下さい。駐車場は朝5時から開いています。



四阿山(あずまやさん)に登る

2013-07-15 19:39:21 | 登山
四阿山は長野県と群馬県の境に位置する山で、標高は2,354m日本百名山のひとつです。2,000m以上の山はそう簡単に登らせてくれません。

四阿山に登るきっかけは、菅平で所属する陸上部の若い衆が夏合宿をしていた事です。頑張っている皆さんに差し入れをしようと思い、ただ行って帰って来るのでは芸がないので、近くの山を検索したら手頃な山(?)がありました。本格的な登山は1年振りでしたので、コースタイムよりも1時間半もオーバー、超くたびれました。

 熊谷を6:00発、花園インターから関越道、上信越道の横川SAに7:00着、SAは満車で誘導員が大型エリアに誘導してくれました。朝定食を食べようとレストランに行くも、こちらも行列です。\980のバイキングは人気のようです。先を急ぐので、パンを買って車内で簡単に済ませました。車も3連休の中日なので、どんどん混んで来ます。上田菅平インターで高速から一般道、合宿先のロッジに8:40着。差し入れの西瓜をお渡しして、菅平牧場管理事務所へ到着したのが9:00。お一人様200円の入山料をお支払いして、登山開始。

今回は、根子岳からの縦走は体力的に自信が無いため、小四阿・中四阿を経由する中尾根コースを往復します。牧場の脇から登山道に入り、最初は楽なコースと思いきや、行けども行けども頂上が見えてきません。でも途中から眺める景 色は最高です。途中、高山植物も可愛い花を付けて楽しませてくれます。

クルマユリ、ヤマオダマキ、ミネウスユキソウなどなど。

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 根子岳に分岐する手前で12:30になってしまったため、昼食休憩、これ以上空腹状態が続いては、山頂まで行けそうもありません。分岐点から愈々頂上を目指します。途中、植生保護のたtめの歩きにくい木道を渡り切ると直ぐに頂上です。頂上の神社は、群馬県側と長野県側にあります。手前の神社のところが、標高2,354mの山頂だそうです。

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今回は根子岳への縦走を諦めて、上がって来たコースを下山します。下山も結構きつい傾斜なので足が笑ってしまいました。約3時間掛けて下山、駐車場着は16:00でした。

やっぱり2,500mを超える百名山は簡単に登らせてくれません。

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