熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

シーサーブログから引越したばかりでいいね、応援などをいただいてもリアクションが出来ませんので、悪しからずご了承願います。

大清水ルートの尾瀬沼

2016-06-23 15:44:12 | 登山
 今年の尾瀬は雪が少なく、鳩待峠のマイカー規制も例年より早く始まったので、水芭蕉の時期に尾瀬に行きそびれました。そこでいままで2回途中リタイアしている至仏山に登ろうとしたら、植生保護のため6/30まで入山禁止になっていました。「どうしたもんじゃろのう」と思っていたら、暫く行っていなかった尾瀬沼が頭に浮かびました。
画像
 
 6/19父の日に数十年年振りに大清水ルートで尾瀬沼を散策して来ました。5:00に熊谷の自宅を出て8:00に大清水にマイカーを停めました。
 以前はここから歩いて三平峠に登ったのですが、立派な林道が出来て一ノ瀬休憩所まで片道700円でシャトルバスが運行されていました。
画像


この林道が三平峠まで建設される計画だったようですが、自然保護の運動により一之瀬休憩所で中止となりました。
画像


シャトルバスに乗れば一ノ瀬休憩所まで1時間かかるところが10分で行けてしまいます。迷った挙句往きは歩くことにしました。歩きながら大清水側からの入山者の少ないことに驚きました。尾瀬保護財団の資料によれば平成27年度の大清水ルート入山者は21,200人全体のたった6.5%です。林道を歩きながら観光と自然保護を両立させることが如何に難しいことか考えさせられました。環境庁長官に直訴して道路工事を中断させた長蔵小屋の平野長靖さんは、その年の12月36歳の若さで三平峠で亡くなっています。

画像



 一ノ瀬休憩所ら三平峠に登る途中に岩清水があります。ここできつい登りを一服。
画像

 ここから40分登ると標高1762mの三平峠です。腰を下ろすとベンチの脇にマイヅルソウが可憐な花を咲かせていました。
画像



画像

ここからは下りで20分も歩くと尾瀬沼の畔の三平下です。

尾瀬沼はもうワタスゲの季節で、他にもタテヤマリンドウ、キヌガサソウ、コバイケイソウ、ウラジロヨウラクなどが咲き乱れていました。
画像


画像


画像


画像


画像

このコースは登山者が少ない事も魅力ですが木道はかなり傷んでいるところがあります。
尾瀬沼一周は見合わせて長蔵小屋で折り返しました。
帰りも同じコースでしたが一ノ瀬休憩所の手前で雨が降ってきたので、それを口実に大清水まではシャトルバスに乗りました。
50年前はこちらがメインルートだったのですが、今ではアクセスの良い鳩待峠と沼山峠がメインになってしまいましたね。でも静かな尾瀬行きを楽しみたい方にはこちらがお奨めです。


高尾山ハイキング&温泉

2016-06-21 12:04:00 | 登山
 6月17日(金)札所巡りメンバー+1で高尾山に登って来ました。天気予報は曇りでしたが、梅雨の晴れ間の好天に恵まれいい汗を掻きました。下山後に去年の10月にオープンした「京王高尾山温泉 極楽湯」に入ってくる計画だったので、最初から車は極楽湯の駐車場を利用しました。熊谷を8:00に出発して極楽湯到着が9:05、圏央道の開通でアクセスが良くなりましたね。

画像


 極楽湯の駐車場で足ごしらえをしていると、毎回300枚のスナップ写真を撮ってくれる雄ちゃんが「今日は申し訳ないけど写真が撮れない」とのこと。張り切って前夜充電したのに、肝心の電池を入れ忘れてしまったとのこと。同じメーカーのカメラを持っているTさんの電池を試しにセットしてみたけどアウト。同じメーカー位は仕様を統一して貰いたいものですね。小生がよく失敗するのは記録メディアをPCにセットして写真を取り込み、そのまま忘れてカメラにセットしないで持ってきてしまうことです。いずれにしても古希が近くなると忘れ物が多くなります(笑)


 今回は初めて登るメンバーも参加するので、最も一般的な1号路を登り、薬王院を経由して山頂へ向かいました。
画像


 リフトの山上駅で一休み、ここから3分ほど歩いたところに「たこ杉」があります。樹齢450年の巨大杉でその脇には「開運ひっぱりだこ」頭を撫でると幸運がやってくるパワースポットだそうで、確かに頭はツルツルです。
画像


 薬王院の手前には、つい最近辞職した方に見てもらいたいような十善戒がありました。
画像


 薬王院に入るとほら貝が聞こえてきます。ここは山伏の修行の山でもあります。
画像


画像

 薬王院から20分も登ると標高599mの山頂です。
画像

 山頂には小学生も現地学習で登ってきています。

 山頂からは富士山も望めるのですが、こんなに天気が良いのに、生憎恥ずかしがってか姿を現しませんでした。
画像


画像

 小学生にお弁当を食べる場所を空けるため、下山することにしました。

画像


 下山路は6号路を選択、滝修行の琵琶滝を経由します。

 この道は結構きつい下りなので、登りのルートには選択しない方がよさそうです。但し、紅葉やゴールデンウィークには登りの一方通行になるので注意が必要です。
 
 このしめ縄の先が滝行の場所で、関係者以外は立ち入ることが出来ません。
画像


画像


 登山口まで降りてくるとちょうど13時でした。お昼は参道の食堂か極楽湯か迷いましたが、大汗を流すのが先とお風呂を優先しました。

 極楽湯はまだ出来たばかりの温泉なので気分が良いですね。

お昼も移動するのが面倒なので、こちらでとろろ蕎麦(¥750)をいただくことにしました。
お腹もすいていたので大変美味しかったです。
画像


 昼休みは「うたた寝処」で休憩。15時少し前に引き上げました。
駐車料金の超過分は¥1,000でした。登山口のこんな近くに駐車出来てこの値段なら満足ですね。
今回の山登り(?)にキャラバンやストックを新調した方もいらっしゃいますので、さて次は何処に登りましょうか。
今回のハイキングに特別参加してくれた23歳の若い衆、爺さん達にお付き合い有難う。機会がありましたらまたご一緒しましょう。